Confirmation 1946 Parker

ご本尊 Charlie Parker さまの名曲。白熱したブローイング・セッションが多くて、バップの雰囲気が好きな人にはたまらないですよね。ためしに白熱度(超主観的)をつけてみたら、アルト入りの編成の方が点数が高くなってしまいました。

Boss Tenor

Gene Ammons

Boss Tenor

Gene Ammons (ts), Tommy Flanagan (p), Doug Watkins (b), Art Taylor (ds), Ray Barretto (conga)

私、コンガが嫌いなんです。さらに Ammons のテナーの響きが嫌い。幸い(?)これらは左トラックに入っているので、左スピーカをオフにして、Flanagan のソロだけ聴くという荒業を使う。こうするとFlanagan のバッキングがよく聞こえるという効果もある。Flanagan のソロがよい。
白熱度○

1960.6.16録音

Cliff Craft

Cliff Jordan

Cliff Craft

Art Farmer (tp), Cliff Jordan (ts), Sonny Clark (p), George Tucker (b), Louis Hayes (ds)

Farmer, Clark がよい。でも、この演奏はいつも漫然と聞き流してしまう。このアルバムのほかの曲は好きなんだけど(タイトル曲とか)。
白熱度△

1957.11.10録音

A Night At Birdland Vol.2

Art Blakey

A Night At Birdland Vol.2

Clifford Brown (tp), Lou Donaldson (as), Horace Silver (p), Curly Russell (b), Art Blakey (ds)

超主観的白熱度◎+の熱い演奏。テーマ部がばらばらなのも燃えているせいなのか? 最初から最後までいきおいで突っ走る。エンディングのテーマもぐちゃぐちゃで、もうちょっとテーマで聴かせてくれたらなあ、という感じを受ける。Brownie とか、汗だくになりながら吹いていそうな気がする。"Lullaby Of Birdland" がトラックの最後で聴ける。
白熱度◎+

1954.2.21録音

The Great Jazz Trio At The Village Vanguard

The Great Jazz Trio

The Great Jazz Trio At The Village Vanguard

Hank Jones (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)

10分近い録音で、たっぷり楽しめる。最初大人しく控え目に始まるのが、演奏が進むにつれてヒート・アップ。ドラムスとベースのおかげか? そして三位一体となっていく。ホーン向きの曲だと思うが、ピアノトリオでも十分イケることがわかる。ベースソロやドラムスとのバースチェンジなど、内容も盛りだくさん。
白熱度◎

1977.2.14録音

Daddy Plays The Horn

Dexter Gordon

Daddy Plays The Horn

Dexter Gordon (ts), Kenny Drew (p), Leroy Vinnegar (b), Lawrence Marable (ds)

独特のリズムのずれた Dex とノリノリベースで、ハッピーな感じ。Drew のソロが楽しい。
白熱度○

1955.9録音

Coop!

Bob Cooper

Coop!

Bob Cooper (ts), Franck Rosolino (tb), Victor Feldman (vib), Lou Levy (p), Max Bennett (b), Mel Lewis (ds)

ヴァイヴとピアノがテーマを弾いて、もうひとつのメロディをホーン群がからめるという、エンディングのテーマの処理が秀逸。ところで、私の持っているこの輸入CDはとてもクリアにそれぞれの楽器の音が聞こえる。Rudy Van Gelder ばかりがもてはやされるけど、Roy DuNann ももっと評価されて良いのでは。
白熱度△

1957.8.26-27録音

4,5 And 6

Jackie McLean

4, 5 And 6

Jackie McLean (as), Donald Byrd (tp), Hank Mobley (ts), Mal Waldron (p), Doug Watkins (b), Art Taylor (ds)

以前毎日聴いていたおかげで、各人のソロのフレーズもほとんど覚えてしまった。アルバム中唯一のセクステット演奏で、McLean のソロと、ホーン3人による4小節交換がよい。このアルバムの名演といえば"Sentimental Journey"を推す人が多いと思うが、私はこの曲を挙げたい。
白熱度◎

1956.7.20録音

Bird At Carnegie Hall

Charlie Parker

Bird At Carnegie Hall

Dizzy Gillespie (tp), Charlie Parker (as), John Lewis (p), Al McKibbon (b), Joe Harris (ds)

有名な "Now's The Time" のアルバムよりも、Parker の演奏としてはこちらのほうが好き。しかも全体で5分39秒という長尺演奏で、Parker の魅力が十分満喫できる。Gillespie もハイ・ノート連発でカッコいい。でも、リズムの3人がいまいちか。
白熱度◎

1947.9.29録音

Now's The Time

Charlie Parker

Now's The Time

Charlie Parker (as), Al Haig (p), Percy Heath (b), Max Roach (ds)

ご本尊さまの有名盤。Parker は時代のせいもあって音のひどい録音が多いけれど、これは音もまあまあよい。テーマの出だしの滑らかな吹き方がいい。『とぅ、てーれっててーれとぅるるとぅーとぅれりろりろ、とぅっとぅー』のてーれのところ。なんともいえない。カイカンです。
白熱度○

1953.8.4録音

Budism

Bud Powell

Budism

Bud Powell (p), Torbjörn Hultcranz (b), Sune Spångberg (ds)

よれよれのへろへろ。ばらばらのぐちゃぐちゃ。Powell マニア以外は聴かないほうが・・・
白熱度×

1962.4-9録音

The Sermon

Jimmy Smith

The Sermon

Jimmy Smith (org), Lee Morgan (tp), Curtis Fuller (tb), Lou Donaldson (as), Tina Brooks (ts), Eddie McFadden, Kenny Burrell (g), Donald Bailey, Art Blakey (ds)

私は、ベースがないのが嫌であまりオルガンは聴かない。が、これはギター・ホーンの熱い演奏で盛りあがっている。悪くない。
白熱度◎

1958.2.25録音

Stitt Plays Bird

Sonny Stitt

Stitt Plays Bird

Sonny Stitt (as), John Lewis (p), Jim Hall (g), Richard Davis (b), Connie Kay (ds)

Stitt のソロがとても心地よい。流れるようなアドリブ。ギターがきっちりフォー・ビートを刻んでいるのが古くさいような新しいようなおもしろい雰囲気。ピアノはご本尊 Bird さまのバックをよくつとめた John Lewis だが、ソロをとらせてもらえずにずーっとアルト吹きっぱなし。
白熱度◎

1966年録音

I'm Old Fashioned

Sadao Watanabe With The Great Jazz Trio

I'm Old Fashioned

Sadao Watanabe (as), Hank Jones (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)

ナベサダだけでなく、リズムの3人にも魅かれて買ってしまった。ナベサダのソロもよいが、ピアノソロが聴きどころだと思う。この曲は、翌年、リズムの3人が再会する "Great Jazz Trio At The Village Vanguard" でも聴けるが、この3人に関してはそっちの方がいいかも。
白熱度◎

1976.5.21録音