旅行記   

ハワイ(ハワイ島&オアフ島)


マウナケア(標高4207M)に沈む夕日 右側の影はすばる展望台


旅行へのプロローグ
 昨年秋の北海道以来、大きな旅行をしていないだけに、今年の夏は、事前にスケジュールを調整し、7月20日から27日までを何とか確保し海外旅行を計画することにしました。しかし不景気の折、ボーナスもそう多くはありません。少ない予算の中、夫婦共々旅行関係に従事しているメリットを最大限活かしてハワイ島&オアフ島に行くことにしたのでした。



行程
 今回はハワイなので、拠点型の旅行となります。ハワイ島は、西海岸にあるコハラコースト地区で3泊。オアフ島は、ワイキキで3泊の6泊8日となりました。簡単な行程は下記の通りです。
7月20日(土)  関西空港〜ホノルルAP〜コナAP〜ホテル
7月21日(日)  ホテル滞在〜マウナケア登頂日没&星空鑑賞ツアー参加〜ホテル
7月22日(月)  ホテル〜ワイメア〜ボルケーノ(溶岩鑑賞)〜ヒロ〜ホテル
7月23日(火)  ホテル〜コナAP〜ホノルルAP〜ホテル
7月24日(水)  ホテル〜オアフ島1周ドライブ〜ホテル
7月25日(木)  ホテル〜ダイアモンドヘッド登山〜ホテル滞在
7月26日(金)  ホテル〜ホノルルAP〜
7月27日(土)  関西空港着


ハワイに向けて出発だ!(1日目)
 学校で言えば夏休み初日に当たる7月20日、出発の日であります。本当は、もう少し前に行きたかったのですが、妻の仕事がピークのため断念、この日となったのであります。さて私達の搭乗する飛行機は、関空20時40分発JAL88便。関西空港からは、1日2便飛んでいますが、早い出発の分です。どちらでもよかったのですが、22時台のJAL78便に比べ格安運賃が安いのと、離島に行くのであれば、88便の方が島に早く着くことができます。私達は期待に胸ふくらみ搭乗し、一路ホノルルへと出発しました。


ホノルルからコナへでも・・・(2日目)
 現地時間の午前9時20分過ぎ、飛行機は無事ホノルルへ着陸。飛行時間7時間40分の航路でした。ハワイと日本の時差は19時間。日本時間では、午前4時過ぎですから眠たい眠たい。ただ19時間も時差があるため、既に過ぎた土曜日の朝にもう一度当たることになります。何か不思議な感じ。ホノルル到着時は、関空ANA便と成田JAL便の3便が重なったせいか、入国審査は大混雑。ようやく出てすぐに乗り継ぎ用荷物カウンターで預けて、外に出ましたがこれが失敗のもとでした。手ぶらでチェックインして、予定通りの飛行機は乗れたものの、ハワイ島コナ空港に到着すると荷物がありません。ロストバゲージの申告をすると、手続き終えて一言「次の便で恐らくくると思います。」どうやらホノルル〜コナ間は頻繁に便が飛んでいるので、無理して積み込まず、次の便に回すことがよくあるそうです。私達の搭乗した飛行機でも、数組が同じ目にあっていました。荷物は面倒でも、ホノルルで持ち出してチェックイン時に預けるのがよいみたいですね。
 少し脱線しましたが、ホノルルから空路コナに着き、レンタカーの手続きをして、いざ宿泊ホテルの「マウナラニベイホテル」へ向かいました。「マウナラニベイホテル」は、ハワイ島でも屈指の高級ホテルで、特に別館ともいうべき「バンガロー」は、超高級の部類に入ります。最近もアメリカの有名俳優ニコラスケイジとプレスリーの娘が結婚したことでも話題になりました(すぐ離婚しましたが・・・)。当然ながら私たちはホテルの方でしたが、庭に直結する1階のお部屋が充てられ大満足です。結局この日は、あまり無理をせず、ホテルとコナのダウンタウンで食事をするだけでおとなしく過ごしました。


感動のマウナケアと星空鑑賞(3日目)
 今日は3日目ですが、実質的に2日目。ハワイ島の朝は快適です。今回は移動をあまりせずに少しはのんびりしようと、午前中はホテルで過ごしました。プライベートビーチの日陰で横になる、本当に快適でありました。
 15時過ぎ、今回唯一のオプショナルツアーである「マウナケアの夕陽と星空鑑賞」に出発します。各ホテルへ参加者のピックアップがあり、全員でちょうど10名の参加者を乗せ、流暢な日本語をしゃべるミクロネシア人ガイドさんの運転でマウナロアを目指します。走ること約1時間30分余り、17時頃くらいでしょうか、マウナロア麓の「オニヅカビジターセンター」に到着しました。マウナロアは標高が4200メートルもあるため、一気に登ると高山病にかかる危険性があります。そのため、標高2800メートルにあるこのビジターセンターで体調を整えるため、約1時間休憩をとらなければなりません。ここで、弁当の夕食をとりながら、ハワイでは、ハワイ島とマウイ島でしか見れない、4年に1度花が咲く銀剣草の花を見たりして過ごしました。
 さあいよいよ出発です。ワゴンは転落防止柵のない砂利道をドンドン登り始めました。道幅は広いものの、柵がないのはやはり怖い印象です。ガイドさんに聞けばレンタカー等で頂上まで行くことは可能なものの、柵がないこととガソリン車は、標高3000メートルを超えるとパワーが極端に落ちるためあまりお勧めはしないとの事でした。勧めないのは商売上のこともあるでしょうが、確かにほとんど一般車を見かけることはありませんでした。そのようなことを会話したり考えたりしているうちに頂上に到着、陸地で初めての標高4000メートルに立つことができました。ここは、標高がありすぎるのと気候帯の関係で雨が降ることはほとんどありません。したがって宇宙へ向けて世界各国の望遠鏡が、この地に設置されています。日本のすばる望遠鏡もありました。周りを見渡すと雲海ばかりなのですが、唯一北西の方角に山が見えました。マウイ島のハレアカラ山です。それほど遠くないようですが、船で行くと約9時間もかかるそうです。さて、まもなく夕陽が沈もうとしています。休憩時に貸与されたダウンジャケットを着ますが、それでも寒くガイドさんが持っている温度計を見るとなんと2℃。常夏ハワイとは思えない寒さです。素晴らしい落陽を見たところで、天体観測の邪魔にならぬよう頂上をあとにし、星空鑑賞をするため、オニヅカビジターセンター付近まで下山しました。
 さてここでツアー会社が用意したさまざまな天体望遠鏡をワゴンから取り出し、組み立てられました。それにしてもなんと素晴らしい星空でしょう。満天の星とは、このような星空を指すと言っても過言ではありません。私も妻も天体には詳しくありませんが、星空を見てこれほど星座がわかる天体観測は初めての経験でした。
 約1時間余りの星空鑑賞をして、帰路の途に着きました。帰りの車中でこのツアーにお一人で参加した初老のご婦人と会話をしていたのですが、3ヶ月かけて現在世界各国を旅行中とか。ハワイ島はその中でもお気に入りで、既に20回も訪問をしているそうです。なぜそんなに時間とお金があるのでしょう。羨ましい限りです。ワゴンはもとの道をたどり、22時過ぎ私達のホテルに戻ってきました。非常に感動的な1日でした。
   
   マウナケアから望むマウイ島ハレアカラ火山                     奇妙なUFO雲


キラウエア火山はすごいね(4日目)
 旅行も4日目。ハワイ島での宿泊はあと1泊となりました。今日は、ハワイ島の南東部にあるボルケーノに行く計画を立てています。しかしホテルのビーチがあまりにもきれいなので、午前中は、ビーチでシュノーケリング。そこになんとウミガメが現れました。ウミガメは、そのままビーチへ上がり砂浜で休憩。普通なら砂浜にいたら子供達にいたずらでもされそうですが、このビーチにいる人達は、決して触ったりしません。
 さてお昼直前、レンタカーに乗り込み出発。ハワイ島は四国の約半分もある大きな島です。まず反対側にあるハワイ島最大の都市ヒロを目指して、車を進めます。当初近道で島の真中を突っ切るルート200を経由しようと思いましたが、かなりハードな道のため、島の北を半周するルート19を通っていくことにしました。途中ワイメアで昼食を摂り、ひたすらヒロを目指して走ります。ところでハワイ島はさまざまな気候帯を持っている島で、ほとんど雨の降らない西海岸に対して、ヒロのある東海岸は、雨が多いことで有名な町です。事前に理解はしていましたが、東海岸近くに行くとその通り雨が降ってきました。沿道の木々を見れば、雨の多さを物語る育ち方です。そして120kmの距離を走り、ヒロの町に到着しました。しかし目的地のボルケーノは、ここから先にまだ50kmもあります。少しダウンタウンを車中見学をしながら、ボルケーノへ向かい、少し迷いながら約1時間で到着しました。出発から昼食休憩を含んで4時間余り、やはりかかりました。         
 ボルケーノは、キラウエア火山見学公園の入り口に当たる村の名称です。入り口で10ドルを支払い、レンタカーでそのままビジターセンターへ向かいました。
ここで情報を仕入れるのですが、ちょうど10年ぶりで溶岩流が地上からでも見れるというラッキーな時期に遭いました。しかし驚いたのはこの公園の広さ、このセンターから溶岩流まで車で45分もかかるとのこと。日本では考えられません。レンタカーを再び走らせますが、途中の雄大な火口や景色に圧倒されるばかり、アメリカ本土ならまだしも、島であるハワイでこのような気持ちを持つとは思いませんでした。標高1200mから一気に下り、道路が途切れ溶岩が流れているところへ到着しました。やはり考えるのは皆同じで駐車場のない道路脇に車がぎっしり。駐車に少し苦労しました。そこから溶岩流までは、徒歩10分程度です。現場近くになると急に暑くなります。溶岩流を目の前で見ると何か生き物のようで少し気持ち悪い印象でした。日没になると山の方を見れば溶岩流が流れているのがはっきりとわかりました(写真下)。
 19時過ぎ、名残惜しみながら出発。ヒロまで戻り、イタリア料理の「カフェ・ペスト」(写真右)でお食事を堪能して、23時頃車を走らせてホテルに戻ってきました。
   
 溶岩流で行き止まりの道路                  溶岩流の拡大写真          本格的な溶岩流は10年ぶり


ハワイ島からオアフ島へ(5日目)
 今日はオアフ島への移動日。マウナラニベイホテルともお別れになります。周辺にコンビニ等お店もないため、毎朝ホテルの朝食を食べていましたが、これが結構高い。ここのレストラン朝食はバイキングオンリーで、前日、前々日は@17ドルのメニューを食べましたが、今日は最終日なので、すべてのメニューが選べる@25ドルのメニューで食事を選びました。いくら一流とは言え、少し高すぎる料金です。ホテルを出発後、カイルア・コナで少し寄り道をして、空港に到着。13時過ぎの飛行機でハワイ島を発ちました。
 オアフ島に着くと早速レンタカーの手続き。空港内を循環しているレンタカー各社のバスがあり、それに乗り込み手続きに向かいます。手続き場は、各社合同でずらりとカウンターが並び、レンタカー駐車場も空港ターミナル敷地内のかなりを割いているようです。手続きを済ませ、いざ出発です。空港をでればすぐ高速の入り口、伊丹空港のような感じです。ハワイ島で、かなり慣れたとはいえ、高速道路はこの旅行初めて、慎重に運転します。途中落ち着いてきたところで、ラジオをつけると日本語放送が聞こえてきました。移住した方や観光客など多くいるのできっとリスナーがいるのでしょう。ホッとしますが、日本にいるような気分に陥ります。
 オアフ島での宿泊先は、ホノルルでは定番のシェラトンワイキキホテルです。3日間駐車料金30ドルを支払い、ホテルにチェックイン。15階に用意された部屋に入ると、テレビやガイドブックで見るワイキキビーチが眼前に広がります。しばらく休憩した後、本日は仕事でお知り合いの方とアポイントをとっており、夕方からは4人で食事をとるため、その方の車でアロハタワーに移動しました。今日の夕食はハワイアンフードのお店でライブも行われる「ドン・ホーズ・アイランドグリル」にて食事をしました。この日は、ハワイアン歌手としては大変有名なブラザーズカズィメロ氏のソロライブでした。一緒に食事をした方でやたらハワイアンに詳しい方の話によれば、この方の日本ライブでは、チケットを取るのが大変難しいそうです。せっかくなので、記念写真を撮りました。


オアフ島1周(6日目)
 宿泊している「シェラトンワイキキ」は、「マウナラニベイホテル」とは異なり、ワイキキの中心部に位置しています。したがって、ショッピング、レストランには、全く事欠かないところであります。今朝の朝食は、近くにあるモスバーガーで済ませました。モスバーガーでもメニューが多少違うのには、少し驚きました。
 さて、今日はオアフ島をレンタカーで1周します。しかし、オアフ島は、道路地図でみると完全な1周はできませんが、とりあえず東海岸から逆時計回りで回ることにしました。まず、ホテルから20分程走り、ハナウマベイに到着しました。非常にきれいな場所で、この日も海水浴の人で入り口には行列ができていました。このビーチには、環境保全の目的もあってか、入場料がとられます。私達は、上から眺めただけでこの場をあとにしました。その後、昼食休憩などをビーチでとりながら、車を走らせていると途中で見慣れた看板に出くわしました。「DOLE」です。パイナップルやジュースで有名なこの会社は、ここがホームのようです。中に入るとショッピングコーナーがほとんどで、いわゆる試飲コーナーなどはありませんでした。パイナップルソフトを購入して食べましたが、結構金額も高く($6程度)お勧めとは残念ながら言えませんでした。(写真右はハナウマベイ)


ダイアモンドヘッドに登ったぞ(7日目)
 旅行もいよいよ明日が帰国日。今日は、遠出をせずに過ごすこととなりました。私は、以前から登りたかったダイアモンドヘッドに渋る妻を連れて行くことにしました。ワイキキから車で10分。すぐに登山道の入り口です。ここから頂上までは、約30分程度の登山です。途中までは、特に普通の登山道ですが、もう少しのところで長い階段がありこの通路の幅の狭いこと、さらに真っ暗なトンネル。長野の善光寺を思い出させる真っ暗さでした。そこをくぐるとワイキキビーチが一望できるところへ飛び出しました。非常に素晴らしい眺望ですが妻はプリプリ。登山前に水を買うつもりが忘れてしまい、登山をしたためのどがカラカラだったのです。確かに喉は渇きます。事前に準備が必要でしょう。
 この日は、最終日ということもあり、ホテルのプライベートビーチで過ごしたり、お土産購入などおとなしく過ごしました



さよならハワイ(8日目)
 長いようで短かったハワイ旅行も今日で終わり。午前10時過ぎ、3日間お世話になったシェラトンワイキキを後にし、一路空港へ向かいました。ホノルル空港では、最後のお買い物。それにしても今回の旅行は、やっと帰れるよりももう終わりの寂しさの方が強い、そんな8日間の旅でした。


旅行メモ
このツアーの情報をまとめてみました。みなさんが行かれる際の参考になれば幸いです。

航空機
 今回の旅行は、往復ともJALを利用しました。関西空港からは、1日2往復(ピーク時には3往復)運航されています。JALが最も力を入れている方面ですので、全国から相当数の便が運航されています。関空の場合、20時台に出発するJAL88便と22時台に出発するJAL78便がありますが、離島に行くのであれば、88便をお勧めします。88便利用であれば、昼過ぎには、離島へ到着することができます。ちなみに78便77便は、JALの乗務員ですが、88便87便は系列会社のJALウエイズの乗務員で運航されます。違いは外国人客室乗務員が、JALウエイズには半分乗務していますが、利用していて不都合を感じることはほとんどありません。
 ツアーリポートにも記載しましたが、離島乗り継ぎの際には、できれば入国カウンターに隣接する手荷物受付カウンターを利用せずに、そのまま荷物を持って、乗り継ぎをする航空会社のカウンターにて荷物を預けるほうがお勧めです。実際に乗る飛行機の後の便で荷物が運ばれることがよくあるようです。
 それから離島とホノルルを結ぶ飛行機ですが、アロハ、ハワイアンの両航空会社とも差異はありません(会社統合が予定されているようです)。ただし、日本の飛行機と異なり、一般席は自由席のため、間際に乗ると真ん中の席にバラバラに座らせる可能性大です。また多客時には、オーバーブッキングすることもあり、予約していても搭乗させてくれないことがありますので、予定便出発時刻より早めに並ぶなど注意が必要です。

レンタカー
 今回は、ハワイ島、オアフ島ともハーツレンタカーを利用しました。海外でレンタカーを手配する場合は、日本で事前にドライビングクーポンを購入するのが、手続きも簡単で便利です。しかし、それでも現地の窓口で保険やガソリンノー満タン返しサービスなどの確認を求められます。保険はハーツの場合、クーポンだと基本の分しか付いていません。したがって賠償無制限等の条件に変更する場合は、1日当たり1000円〜3000円程度の追加支払いが必要になります。この手続きが面倒の場合は、日系のレンタカー会社でオール込みのドライビングクーポンを販売されているところもありますので確認をお勧めします。ノー満タン返しサービスは、レンタカーの返却は、満タン返しが基本ですが、一定料金を払ってそれを免除するものです。使用度合によっては、得する場合もありますが、ハワイ島のような広い島では、途中で給油が必ず必要になりますので、通常の満タン返しがよいと思います。あと窓口では、日本語が話せる人が必ずしもいるとは限りません。
 免許証は、ハワイ州の場合、日本の免許証だけでも可能ですが、事故等が起きた場合、国際免許証があった方が手続きが面倒ではないので、できれば取得をお勧めします。

ドライビングプラン
 ハワイ島については、四国の半分の大きさもあり、島だからといってなめているととんでもないことになります。ハイウエイは、ありませんが、郊外の国道は、かなり高速の流れとなっており、制限速度で走っていても追い立てられることもしばしばです。コハラコーストのリゾートホテル地区からボルケーノ地区までいく場合は、丸1日みないと時間的に厳しいものがあります。ヒロまでは、リゾートホテル地区からは、約2時間(夜間は1時間30分強)。ヒロからボルケーノまでは、1時間程度は確実にかかります。またボルケーノもビジターセンターから溶岩流の流れているところまでは、車で45分もかかります。途中の景色も雄大なので、見学をすれば確実に片道1時間はかかります。基本的には島を1周する南側の11号線と北側の19号線がベースになりますが、距離的にはカイルアコナ以南のコナコースト地区に滞在すれば南回り。以北のコハラコーストでは、北回りが早いと思います。東西間の道路は、マウナケアとマウナロアの間をを走る200号線が、最短ルートですが、この道はカーブが多く、高い標高を通るため、気候変化が激しく、ビギナーにはお勧めできないとのことです。
また今回行ったマウナケアですが、標高4000mまで、車で上がることもできます。しかし、オニズカビジターセンターより上の区間は、砂利道で、ガードレールもなく、大変危険な上、ガソリン車では標高が高すぎて、パワーが出ません。危険な200号線を通らないといけないことを考えるとツアー参加するのが賢明です。
 オアフ島については、ハワイ島と異なり、外周を完全に1周することはできません。丸1日もあれば、ゆっくりと1周することができます。オアフ島は、ハイウエイもありますが、その分車も多く、朝夕はホノルル市内は渋滞も多く発生しています。市内を通過する場合は、時間に余裕を持つ必要があります。

ホテル&食事
 私たちは、ハワイ島では、「マウナラニベイホテル」。オアフ島では、「シェラトンワイキキ」を利用しました。ハワイ島のホテルは、北西海岸にあるのがリゾートホテルエリアとなっており、どのホテルもランクは極めて高いホテルです。しかし、その分料金も高級なので、食事なしの宿泊プランで利用する場合は、現地での出費もかさむ恐れがあります。利用した「マウナラニベイホテル」は、近辺にファーストフード店もなく、朝食などは、我慢して車を走らすか、ホテルレストランを利用するしかありません。ホテルで朝食をとる場合は、最低でも2000円は必要になります。夕食の場合、それなりに食事する場合は最低でも7000円は必要になります。少し車を走らせれば、レストランはありますので、特にこだわりがなければ外での食事がお勧めでしょう。なお同じハワイ島でも反対の北東部にあるヒロ地区に行けば、ホテル料金やレストランもリーズナブル料金設定が多く、ハワイ島最大の都市でもあるので、物資も揃いやすいようですが、気候的に雨が多いのと、ビーチリゾートは体験できません。観光主体であれば、一考の余地はあると思います。いずれにしてもハワイ島では公共交通機関もそれほどあてにならないので、食料確保の点からもレンタカーは必需品です。
 オアフ島のワイキキのホテルについては、徒歩の範囲に数え切れないお店があり、ホテルで食事をしなくても全く問題ないというか、ほとんど日本の都会観光地感覚で十分です。詳細は割愛します。(右写真はシェラトンワイキキホテルのお部屋)

治安について
 治安については、アメリカでも極めて治安のよい州ではありますが、ホノルルについては、ダウンダウンを中心に注意をしたほうがよいと思います。滞在中も日本人観光客が銀行ATM前で襲われる事件が発生しました。ハワイ島については、ハワイの中でも特に治安のよい地域とされています。油断は禁物ですが、日本と同じ感覚でも問題はないと思います。

物価について
 正直日本と比べて安いと感じることはありません。ブランド品を中心とした免税品の割安感はありますが、通常の商品は一緒です。オアフ島では、アウトレットのお店も行ってみましたが、品揃えや価格でのメリットを感じることはありませんでした。ハワイ島では、大きなショッピングセンターも少なく、民芸品やコーヒー以外であれば、オアフ島のがよいでしょう。またハワイ島で商品を購入する場合は、ヒロ地区の方が間違いなく物価は安いようです。

情報について
 ハワイ島では、空港かホテルで各種情報を集めるのがベターです。大きな町では、オプショナルツアーを受けつける旅行会社なども利用できると思います。日本からの情報は、日本人が多く泊まるホテルであれば、ロビーなどに日経や朝日等の新聞を見ることができます。
 オアフ島は、至る所に情報が溢れています。またツアーも現地の旅行社でなく、日本の旅行会社もお店を構えているところが多く、まず問題ありません。日本の情報は、新聞はもちろんですが、テレビはNHKニュースなど放映する日本チャンネルがあります。また有料ですが、日本の番組をリアルタイムでみることの可能なペイチャンネルもあります。ラジオも2局日本語の放送局があり、時間によっては日本の番組を生でそのまま流しています。周波数は1210kHzと945kHz?だったでしょうか。とにかく情報のタイムラグは極めて少ないと思います。


参考リンク
 今回のツアーにあたっては、下記のHPを参考にさせていただきました。
 A very wonderful paradise Big Island 
  ご夫婦で行かれたハワイ島の旅行記。この旅行記は、ハワイ島観光には大変参考となりました。