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旅行記
南アフリカ共和国



南アフリカは、1997年9月14日(日)〜9月21日(日)までの6泊8日で行ってきました。
すでに4年余りが経過しており、道東の旅行記のように詳細なリポートはできませんが、世界中旅行する日本人でも極めて訪問した人が少ない珍しい国ですので、よさを知ってもらえればと思い、ページを作成しました。日本では、アフリカというと砂漠のイメージが非常に強いですが、南アフリカは、ヨーロッパ的な雰囲気をもっています。そのためヨーロッパからは、多くの人が観光で訪れており、日本でいえば、ニュージーランドへ行くような感じではないかと思われます。
きっかけ
関西空港へ※南アフリカ航空が乗り入れ(関西〜バンコク〜ヨハネスブルグ)、就航後、旅行会社・航空会社関係従事者を対象にした、比較的安価なツアーが実施されることになりました。もともと世界3大瀑布の見学が夢だった私は、ジンバブエにあるビクトリアの滝を見たいがために申し込みを決心。ところが、当時独身だった私は社内の友人を誘うものの、誰一人首を縦に振らず、結局1人部屋追加料金を払って、単独参加することに・・・。申し込み後、ツアーかエアオンで迷いましたが、治安が今ひとつということもあり、ツアーでの申し込みを行いました。しかし残念なことにビクトリアの滝地区のホテル手配が満室でできず、結局滝を見ることのできない南アフリカツアーになりました。
※・・南アフリカ航空は、1997年4月から日本乗り入れを開始しましたが、翌年3月低搭乗率のため日本乗り入れを停止しました。
行 程
当時の行程表を紛失したため、正確には記載できませんが、おそらく下記の通りです。
9月14日(日) 関西空港〜(バンコク)〜ヨハネスブルグ (機中泊)
9月15日(月) ヨハネスブルグ〜サン・シティー 到着後、サファリドライブ
9月16日(火) サン・シティー〜プレトリア〜ヨハネスブルグ(サントンシティー)
9月17日(水) ヨハネスブルグ(サントンシティー)〜AP〜ケープタウン 市内観光と夜景鑑賞
9月18日(木) ケープタウン〜喜望峰等ケープ半島観光〜ケープタウン
9月19日(金) ケープタウン〜ワインランド〜ケープタウン
9月20日(土) ケープタウン〜ヨハネスブルグ〜(バンコク)〜 (機中泊)
9月21日(日) 〜関西空港
ツアー構成
ツアーで参加することになったものの、今回は10名のツアーとしか聞いていませんでした。ところが当日空港へ行ってびっくり。
何と私以外の9名は全員女性。しかも年齢層も業界関係従事者のせいか、20代と30代ばかりでうれしいやら緊張するやらで戸惑いました。幸いなことに地域は違うものの、同じ会社の参加者が3名いたので少し落ち着きましたが、現地へ着くなりガイドから「ツアーリーダーを作れ」の指示。有無を言わさず私がなることとなりました。ちなみに参加者は旅行会社勤務の方が8名、航空会社勤務の方が2名の構成でした。
航空機
航空機は、前述のとおり南アフリカ航空。私達が搭乗した機材はB747型でありました。関西空港からバンコクを経由して、ヨハネスブルグへ向かう経路となっており、所要時間は、往路が17時間、復路が16時間だったと記憶しています。当時はバンコクまではデイリー(毎日)運航、そのうち週2便が関空、週3便が香港へ足を延ばしていたようです。往復とも、バンコク〜ヨハネスブルグは、満席でしたが、関空〜バンコクは非常に空いていたのが印象的でした。半年後に日本乗り入れから撤退したのですが、普段からあの搭乗率であればやむを得なかったと思います。また再開してほしいと願っています。
それでは、訪問した都市・観光地の紹介です。

サン・シティー
ヨハネスブルグ空港からマイクロバスに揺られること3時間弱。何もないところに突如として現れる娯楽ゾーンです。
ラスベガスを意識するかのように大きなカジノとちょっとした遊園地があります。このゾーンには4つのホテルがありますが、中でもパレスホテル(写真)は、南アフリカでは屈指の高級ホテルとして知られています。また隣接して南アフリカでは5番目に大きいピランスバーグ動物保護区(写真)があり、サファリドライブ(写真)が楽しめます。
行った印象は、正直今はないレオマワールドを豪華にしてカジノを入れた感じでした。サファリは標高が高いせいか、一般にイメージしているサファリとは少し異なる印象をもちました。サファリドライブでは、サイやウマを見ることができましたが、本格的に楽しむのであれば、クルーガー国立公園など別の保護区に行くべきでしょう。



プレトリア
行政の首都がおかれている街で、南アフリカ有数の大きな都市です。ジャカランダの花が咲き乱れることで有名な街でもあります。ここでは、大統領府(写真)と動物園を見学しました。当時はアパルトヘイト撤廃を成し遂げたマンデラ氏がまだ大統領でした。大統領府は、小高い丘にありプレトリアの街を一望することができます(写真)。動物園は、当初のコースに入っていませんでしたが、「アフリカに来てライオン等の猛獣を見ないのは、アフリカに行った気がしない。」との声が多く挙がったため、急遽コースを変更したものです。しかし、南アフリカ最大級の動物園という触れ込みでしたが、実際見学すると天王寺や上野の動物園とあまり変わりありませんでした。日本から行ってわざわざ見る必要はないですね。
ヨハネスブルグ
人口400万人を超える南アフリカ最大の都市ですが、このツアーでは中心部に行くことができませんでした。なぜなら大変治安が悪く、地元の人間でも相当用心しないと、強盗・強姦・殺人などに巻き込まれる可能性が高いと言われているためです。観光客の場合は、信号待ちしている車から引きずり下ろし、強盗するケースもあるとのことですから相当危険です。したがって、宿泊は治安悪化で郊外にできた副都心サントンシティーのホテルを利用しています。
現在は、外務省の治安情報でも危険度1が出されており、当時よりさらに悪化しているようで残念です。南アフリカへの観光のネックといえるかもしれません。

ケープタウン
南アフリカ第2の都市であり、アフリカ大陸最南端の都市です。観光面では、ヨハネスブルグとは比較にならないくらい資源が充実しており、ヨーロッパからの観光客は、サファリ目的以外では、ほとんどここを目指しているといっても過言ではありません。HPのトップページでも掲載しているとおり、テーブルマウンテンの奇抜さや、夜景鑑賞ポイント、シグナルヒルからみるケープタウンの夜景は、すばらしいの一言に尽きます。テーブルマウンテンは、行った当時は、ゴンドラの改修工事が行われていたため、徒歩以外登ることができず、時間の都合上断念しました。そのショッピングゾーンとして栄える、ビクトリアアルフレッドウオーターフロントは、日本からも視察に訪れるほど、お手本になったと言われる商業施設です。治安については、私達が訪れたときは、南アフリカで比較的良いと言われていましたが、残念ながら現在急速に悪化しているようです。左の写真は、ケープタウンの電車内の様子です。
ケープ半島
ケープタウンから喜望峰にかけて海に突き出ている半島です。一般的に喜望峰が最南端と思われていますが、実はさらに南にあたる陸地の存在が確認されたため、最南端は灯台がある方になります。ケープ半島は、喜望峰以外にも楽しいところがいっぱい。
観光船で見学に行くハウトベイ沖合いのアザラシ島や、ペンギンと戯れることのできるボルダーズビーチなどはお勧めポイントです。天気がよければ海の青さに感動します。私達が行った日は、信じられないくらい晴れ上がり最高の1日だったと記憶しています。

ケープ半島 喜望峰全景 ボルダーズビーチ

ワインランド
ワインランドは、地名ではなく一帯の総称であります。南アフリカは、世界でも有数のワイン生産国で、ケープタウン郊外にステレンボッシュ等のワインで有名な都市がいくつかあります。私は、ワインをあまり飲まない人ですが、試飲で結構楽しむことができました。特に目玉になるようなポイントはないですが、景色はアフリカでなくヨーロッパそのものです。
以上が紹介でした。
食事について
今回はツアーで、しかもほとんど食事付のため、あまりアフリカ料理なるものを口にすることはありませんでした。8日間でもっともおいしかったのが、ケープ半島のカークベイにある「ブラスベル」というレストランのロブスターは最高でした。料金は含まれていましたので支払っていませんが、おそらく日本円で2000円程度だったと記憶しています。ケープタウンは、漁港ということもあって、魚介類が非常においしくいただくことができます。また遠洋の日本漁船が立ち寄ったりするので、すし店もいくつかあり、マグロのにぎりなどはなかなかのものでした。全般的に世界中の料理が普通に食べられるようです。
気候について
南半球ですので、日本とは季節が逆です。四季はあるようですが、日本ほどの寒暖の差はありません。標高の高い地域を除き、気温が氷点下になることはまずないようです。訪問した9月中旬は、ちょうど春になりかけの頃でしたので、トレーナーを上から着用してちょうどでした。
通貨と言語
通貨はランドです。この通貨は、日本では両替できず、空港で両替しました。為替は当時で1ランド14円程度でした(現在は11円前後)。この国は、VAT(付加価値税)があり、商品購入時には支払いますが、レシートを保管してVAT領収書を発行してもらえれば、出国時に還付されます。この税は購入価格の10%以上あるので、結構大きな額になります。
言語は英語とアフリカーンスーの2言語が一般的です。基本的には英語で問題ありません。
情報関係
日本の情報は、インターネットができないと恐らく現在でも厳しいと思われます。当時はCNNニュースで大きなニュースが辛うじて知ることができるだけで、新聞の衛星版もエリアにはなっていませんでした。現地の人も日本とは縁が薄いようで、日本製品は、自動車や電化製品などたくさんありますが、日本製と意識している方はほとんどいないとのことでした。日本人が南アフリカを知らないのと同じようです。
治安と貧富の差について
観光で訪れるにあたって、ネックはこれだと思います。前述のとおり、行った当時でも怖い地域がありましたが、現在は全国的に悪くなっているとのことで、エアオンでレンタカーの旅などは、絶対やめたほうがいいと思われます。信号待ちしていると物を売りにきますが、一部はそれを装って強盗するというのもあるそうです。
貧富の差については、アパルトヘイトが廃止され、表向きはなくなっています。しかし所得格差等は歴然で、移動中に本当に貧しさを感じさせる家々を何度も見かけました。
旅の感想
社内に添乗等の経験者がたくさんいますが、ほとんどの人が未踏の地となっている国のため、多くの方からいろいろ質問を受けました。
一言で言えば、アフリカっぽくないアフリカの国というのが、一番ピッタリではないかあと思います。16時間の移動はきつくないと言えばうそになりますが、ニューヨークよりもちょっと遠いくらいの認識であれば、それほど苦になりません。もっとたくさんの人が訪れてもいいのではないかと感じます。そのためにもぜひ治安の問題を解決してほしいと願わずにはいられません。
旅行中少しではありますが、日本人のグループを見かけることがありました。何人かに聞いてみると、ほとんどが世界主要国を訪れて、アフリカだけが残った、そのような方が多いようです。事実、私が参加したツアーの女性は、ほとんどが主要国を私事・仕事で訪れており、今回未踏の地に安価で行ける事で申し込んだ方がほとんどでした。個人的には、ビクトリアの滝を見ることができませんでしたが、同世代の女性9人に囲まれてのプライベートな旅行は、後にも先にもこのときだけです。旅行後も、それぞれ交流をしており、交流の輪が広がったことは収穫でした。ビクトリアの滝は年をとってからの楽しみに取っておきたいと思います。
参考リンク
南アフリカに関する情報は、インターネットでもあまりありませんが、下記のHPは参考になります。
南ア・ツアーズ
南アフリカの現地旅行代理店のホームページ。概要から観光地紹介、モデルコース等内容が充実しています。
アフリカサファリ日記
南アフリカやケニアのサファリの旅行記。動物やビクトリアの滝の写真もグッドです。

シグナルヒルから見たケープタウンの夜景(Photo by kattsun)