旅行記
北海道旅行(道東方面)
2001年10月上旬、北海道へ夫婦で旅してきました。
コースは、下記のとおりです。
1日目   関西空港⇒釧路空港⇒釧路市内
2日目   釧路市内⇒釧路湿原⇒尾岱沼(おだいとう)⇔野付半島⇒根室市内
3日目   根室市内⇒納沙布岬⇒霧多布岬⇒厚岸⇒帯広市内
4日目   帯広市内⇒富良野⇒札幌市内
5日目   札幌市内⇒支笏湖⇒新千歳空港⇒伊丹空港
道内の移動は、すべてレンタカーを利用しました。


旅へのプロローグ
私達夫婦は結婚してもうすぐ2年。夫婦生活を満喫しています。当然2人の楽しみは旅行。
これまで、淡路島を皮切りに、北海道(道北)、アメリカ・メキシコ、信州、ハワイ、伊勢、沖縄などの旅行を体験してきました。
今年は、共稼ぎ夫婦で、休みの調整がつかず、夏休みの長期休暇を断念し、国内で楽しむこととしました。
そこで、JASのバースデイ割引を利用して、「旅行をしよう」と提案。行き先の選定が始まりました。結局、最も割得感のある北海道の
しかも釧路へ飛ぶことになり、日本最東端への旅をすることになったのでした。


初めての釧路とお誕生日 1日目(大阪〜釧路)
JASの関西〜釧路便は、1日1往復。しかも午後便。時間的にもったいないとは思ったものの、前日2人とも仕事が遅かったため、結果的には体調万全、気持ちよく出発することができました。
今日は、私のちょうど誕生日。バースデイ割引は、客室乗務員にもきちんと伝えられるのですね。機内でバースデイカードに搭乗証明を書いていただきました。なかなかうれしい心遣い。
釧路空港で、レンタカーの手続き(写真)。一番小さいクラスを申し込んでいたのに、2つ上のグレードのカローラがあてがわれました。なんでも特別だとか。う〜んこの旅行はついてるかな?
今日のお泊りは「釧路全日空ホテル」。夕食は、歴史のある「八千代本店」で、新鮮なネタのスシをおいしくいただきました。戻ってからは、ショートケーキで私の誕生日祝い。なかなかよい1日目でありました。


名物食べ物づくし 2日目(釧路〜根室)
北海道旅行は今日からが本番。朝8時に釧路全日空ホテルを後にして、一路釧路湿原へと向かいました。しかし、この広い湿原、どこから見るのがいいのか悩み、結局、西側の湿原展望台と温根内木道を選択しました。湿原展望台は期待していたほどの景色ではなく、温根内木道散策で湿原を少しは感じることができました(写真右)。私達は、時間がなかったので、2つあわせて90分程度の時間しか取りませんでしたが、本当に釧路湿原を知ろうと思えば、丸1日は必要かもしれません。カヌーなどで下るのは面白そうです。
ここからは途中、タンチョウ鶴を見つけて写真を撮りながら、一路野付半島の対岸にあたる尾岱沼を目指し、
車を走らせました。尾岱沼では「食事処 白帆」で、妻が楽しみにしていた野付名物北海シマ海老天丼をいただきました。よく紹介されているだけに、有名人のサインが壁にところ狭しと並べられていました。
ここからは、観光船に乗船し、オットセイを眺めながら湾内めぐりをして、野付半島で有名なトドワラを見学しました。1954年の洞爺丸台風時にできたとのことですが、何かよくわからないところです(写真左)。
観光船で、再び尾岱沼に戻り、標津町の「北方領土館」を見学しました。目の前に見える国後島、こんなに近いのにいくことができない複雑な気持ちにさせられます。
ここからは一路根室へ。今日のお泊りは、根室駅すぐそばの民宿「えびすや」さん。根室観光協会のHPを見て、いくつか電話した民宿で最も愛想のよい点が気に入って申し込みましたが、選択は間違いありませんでした。根室名物花咲ガニが1人1匹の上に、これも名物の秋刀魚、地元でとれたお刺身と申し分ないメニューです。これだけの内容で、1泊2食6000円。う〜んこれはすごい。グルマーの妻も大満足の2日目でした。


信じられない出来事 3日目(根室〜帯広)
今日は残念ながら雨。でもネボスケの2人は珍しく6時には起床しました。それもそのはず前日の大満足の夕食後、何と21時には床についたため、さすがの私達も起きることができました。出発前に、やはりここでは、花咲ガニをキープしなければなりません。民宿で尋ねるとすぐそばの「木嶋商店」を勧められ、買いに行くとありました、花咲ガニが。非常に小さな店で、人が3人も入ればスペースがありません。私達が品定めをしている間に、地元の人が、入れ替わり立ち代り買いにこられます。話す内容を聞いていると、「釧路の親戚に買っていく」だの、「家で食べる」だの、明らかに地元の店です。しかし驚いたのは、価格でした。大が1パイ3000円、中が2000円。単純な値付けで、地元の方が買いに来られるのも理解できました。そういえば、1日目釧路の「フィッシャーマンズワーフ」で、大クラスが5000円前後、中クラスが3000円前後で売られていました。釧路へお土産で購入するのもうなずけます。結局、私と妻の実家宛と本日帯広で会う知人のために、計5ハイを購入しました。実家へはもちろんクール宅急便利用ですが、2箇所で5000円近くかかります。距離もありますが、やはり高いですよね。
根室駅を見学して、8時日本最東端の納沙布岬を目指して、民宿を後にしました。根室市内から納沙布岬へは北回りと南回りの2ルートがあり、どちらもほぼ同じ距離ですが、標識通り車を走らせると、南回り道路に誘導されます。あいにくの天気のため、視界は広くありませんが、車を走らせると日本最東端のすし屋だの、小学校だの、郵便局など、納沙布岬が近づいていることを感じさせます。
ほどなく出発から30分足らずで納沙布岬に到着しました。ここも昨日の「北方領土館」と同様の施設があり、あちらこちらに北方領土返還を求める記述がされています。確かに灯台からわずか4km弱の向こうには、貝殻島を望むことができます(写真右)。昨日同様、行くことのできない不思議さが頭をよぎります。
1時間余りの滞在の後、再び車を走らせることになりましたが、妻が地元のガイドブックに「近くに漁協があるから寄ってほしい」と一言。そこへ行くとまた南回りなので、私は渋りましたが、結局そこへ行くことになりました。しかしこれは大正解でした。「歯舞漁協販売所」はお勧めです。カニなど生ものの取り扱いはありませんが、昆布関係を中心にたくさん販売しています。これが本当に安い。昆布関係の土産は、すべてここで買っても良いくらいです。会社や友人など大量に購入しました(あげた方からは大好評いただきました)。さらにサンプルで昆布しょうゆのミニボトルをいただいたのですが、これがまた良いんです。購入すればよかったと後悔しています。
大満足のショッピングの後、ここから一気に根室を抜け、霧多布岬を目指します。途中から国道を外れ、海側の道道を走りますが、北海道は国道でなくても本当に快適な道であります。途中でTVで有名な「ムツゴロウ王国」(観光不可)の近くを通り、納沙布から2時間余りで、霧多布岬に到着しました。海面から50メートルくらいの高さにあり、断崖絶壁の眺めは最高であります(写真左)。
約20分ほどの見学の後、灯台の駐車場から展望台の駐車場に移動して、ここで悲劇が発覚します。トイレをすませ、たまたま荷物の整理のためトランクを開けると、何と2人のボストンバックがありません。お土産はあるのですが、バックだけがないのです。
慌ててそばの売店で、近くの派出所に連絡をとっていただき、派出所へ行くこととなりました。納沙布岬でもトランクを開けて中を確認し、漁協でもすぐそばに止めているため、灯台駐車場でやられたとしか考えられません。灯台駐車場は、観光客の車が数台あったものの、売店などないため、常駐の方が誰もいません。さらによく車を見ると助手席のキーボックスが壊されているではありませんか。幸い、貴重品はすべて携帯しましたが、着替えや妻の化粧品類がすべてありません。動揺する妻を励ましながら、派出所へと向かいました。
派出所は、何か事故があったらしく無人でした。内線電話を使い、しばらく待っていると、先ほど灯台で、2人の写真を撮ってくれた観光客の方も現れました。聞けば私達と同様の被害に遭われたようで、気の毒なことに、最近購入した30万円相当のカメラを盗まれたそうです。20分ほどしてようやく、派出所の方と本署から一人来られ、現場検証へ立ち会うことになりました。すると検証中にカバンが落ちているとの通報があったらしく、終了してすぐ派出所で、カバンを確認しました。するとありがたいことに私達のバッグです。中身を確認するとすべて開けられていましたが、盗品はなくホッと胸をなでおろしました。しかしここからが大変です。警察に届けるとあろうとなかろうと調書をとるため、これに時間がかかりました。特にバッグのため、中身をすべて申告して時価なども計算しなければなりません。慣れぬ作業に時間もかかり、出発できるようになったのは、派出所へ着いてから約2時間30分後の16時となっていました。予定を3時間近く過ぎている上に、これから約200kmも先にある帯広を目指さねばなりません。しかも帯広で知人との待ち合わせもあり、当然予定していた観光はすべてカットです。グルマーの妻は、今日から始まった「厚岸牡蠣祭り」を楽しみにしていましたが、パスして泣く泣く帯広へと向かったのでありました。
帯広には、20時過ぎに到着。すぐに連絡していたレンタカーの営業所に駆け込み、代車と交換しました。しかし、キーボックスが壊されているため、最終日の千歳で休車補償の2万円を支払ってほしい旨、説明されました。故意ではないため釈然とはしなかったものの、了解をして、3日間運転したカローラからサニーへと乗り換えました。
それにしても、ショックだったのは、車上荒らしでした。車上荒らしの多い大阪にいながら、幸い今まで遭った事ないのに、この北海道のしかも霧多布岬で被害を受けた事が信じられませんでした。日本のどこにいても安心してはいけない事を今回実感しました。
市内の居酒屋で知人と食事をして、23時過ぎ本日の宿泊場所である「ノースランド帯広」に戻り、眠りにつきました。


ああ「北の国から」 4日目(帯広〜札幌)
ジェットコースターのような昨日から1日明けて、少しゆっくりめの朝9時に出発しました。
帯広はご存知の方も多いとは思いますが、お菓子の町です。全国にも名をとどろかす「六花亭」や「柳月」の本店をはじめたくさんの、和洋菓子店があります。妻は出発前から念入りに調べていたようで、まず「六花亭本店」へ行くこととしました。朝9時過ぎにもかかわらず大変な賑わいです。六花亭と言えば、マルセイバターサンドが有名ですが、ここ本店は、ケーキも販売されています。見るとこれがまた安い。ほとんどの種類が200円以内で販売されています。大きさは少し小さいものの、大阪では100円ケーキを除いてまずお目にかかれる金額ではありません。併設の喫茶は、朝早いためクローズでしたが、面白いことにここでは、無料のコーヒーを置いてあるスタンド用テーブルがあり、ケーキの立ち食いができます。朝食後間もなかったものの、おいしく1個ずついただきました。店を出てからはすぐ「柳月」へ行きましたが、妻はお気に入りの品がなかったのか、結局購入しませんでした。まだ市内にはスイートポテトで有名な「クランベリー」などもありますが、時間が早くクローズで、また行程的にも時間がないため、結局2軒覗いただけで、帯広をあとにすることにしました。
帯広から富良野まではちょうど120kmあります。余談ですが、道東地区はなぜか120km前後の間隔で都市があります。根室〜釧路・釧路〜帯広・帯広〜富良野、たまたまなのでしょうが覚えやすい目安ではありました。
突然ですが私はさだまさしの大ファンであります。そうです、富良野は「北の国から」の舞台であります。自分でもアホと思いながらも、この旅行のため、北の国からのサウンドトラックをテープにダビングして持って来ました。ここからは、このテープをかけながらのドライブです。妻はあまり好きではないので、助手席でつまらなそうにしていたのですが、ニヤついて運転している私がおもしろいと思ったのか、途中からは私の写真などを撮ってはしゃいでおりました。麓郷の森やジャム園奥のラベンダー畑(写真右)、五郎の石の家(写真左)などを見学しました。来年7月放映の撮影がすでに始まっているそうですが、今回をもって終わりになるそうで、少しさびしい気もします。
今日も江別で知人宅におじゃまするため、富良野から滝川経由で札幌へ向かいますが、これも距離は約120kmでした。
夜は、知り合いの方との夕食会。JR札幌駅東側のガード下にある「魚屋八丁」という居酒屋ですが、すごい賑わいです。以前出張で、会社の方に連れてこられたこともありましたが、地元でも味で評判の良い店だそうです。
今日の泊りは中島公園駅近くの「さっぽろ花ホテル」。隣がファッションホテルなので、ロケーションとしてはいまいちですが、部屋は広く、女性好みのつくりなので、料金を考えるとお勧めです。


あっという間の最終日 5日目(札幌〜大阪)
早いもので、今日は最終日。予約の飛行機は、17時過ぎの出発のため、今日も時間は結構あります。札幌は何度か来ているものの、レンタカーを利用して、羊が丘と藻岩山へ行くこととしました。しかし、昨日までとは違い、人口170万人の大都市だけあって、結構道路も混んでいます。普段大阪の渋滞に慣れていますが、あまりに車の少ない地域にいたため、札幌の混み方がすごいように感じます。
今日の楽しみは、お昼のラーメン。実は、出発前に私の勤務先の北海道地区担当の方から、情報を仕入れて、ラーメン横丁ではない、おいしいところ紹介してもらっているのです。藻岩山観光(写真右)の後、車をそのラーメン屋のある北1条西23丁目へと走らせました。電話番号がわからなかったので、見つかるか心配でしたが、それほど迷わずに見つけることができました。店の名前は「養源済」、私は「ピリ辛ラーメン」、妻は「チャーシュー麺」を頼みましたが、期待通りの味。とてもおいしくいただくことができました。当然ながら地元でも人気があるようで、20席くらいあるカウンターはすべて埋まり、外にも並ぶ盛況ぶりでした。こんなラーメンが身近で食べれる札幌市民は羨ましいなと思いながら、今回最後の立ち寄り場所支笏湖畔の丸駒温泉へ向かいました。ここを選んだのは、今回の旅行で、希望していた温泉が予約がとれないなどで入ることができなかったため、せめて立ち寄りだけでもと選んだのであります。あまり考えずに選んだのですが、ここも正解でした。立って入浴する湖畔の露天風呂など十分満喫することができました。
16時にレンタカーを返車して新千歳空港に到着。さすが北海道の玄関だけあり、さらに3連休の最終日とあって、すごい人です。テロの関係で海外のお客さんも流れているのでしょうか? 出発する便は、道内を除き全便満席でした。
こうして4泊5日のグルメと波乱の北海道旅行は幕を閉じたのであります。


資料
今回私達が、旅行にかけた費用です。お土産、宿泊飲料等は含んでいません。もしよければ参考に。金額は2名合わせたものです。
航空運賃         40,000円(JASバースデイ割引利用)
レンタカー         18,500円(日本旅行赤い風船レンタカープラン、オリックス利用、グレードは一番下です。今回利用の車を指定した場合は3万近くになると思います。)
ガソリン代        約9,000円(代車がなければもう少し安かったと思います。トータル約1100km、カローラでリッター15km、サニーで13km走りました。)
観光船代          4,960円
宿泊
釧路全日空ホテル   14,600円(日本旅行赤い風船旅の便利帳宿泊プラン利用)
えびすや         12,600円(インターネットで調べて直接手配)
ノースランド帯広     13,000円(知人通じての特別料金。実際は16000円以上します。)
さっぽろ花ホテル    13,000円(日本旅行北海道フリー宿泊プラン利用)

合計金額     約125,660円(お土産や外食等を含めると、二人で約16万円くらいになりました。)



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