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Lata Rajnikant Presents ゲスト出演 : Meena,Ramya Krishnan 他 |
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インドで Lata といえば Lata Mangeshkar のことですが、ここタミルナード州で今 Lata といえばこの人 Lata Rajnikant(職業 Super Star Rajnikant の妻)なのはもはや常識。その通称 Mrs.Rajnikant の芸能界復帰を記念して行われたイベント・・・ではなくて、Rajnikant の芸能生活25周年を祝うタミル映画界あげての大イベントその名も「Rajni 25」の模様を納めた映像。 登場時間の長さでいっても司会のお姉さんの次に多いのがそうこの人「Mrs.Rajnikant」・・・Lata の名誉の為に言うならば元女優の彼女は Rajniとの結婚後芸能界を引退し Rajni を影で支えながらもボランティア活動に積極的に参加し恵まれない子供達のために学校を設立したり慈善事業団体の運営などにも尽力を尽くしてきた立派な人。 しかしこの「Rajni 25」で彼女の中のナニカがはじけ飛んでしまったことは明らか。 そこはまるで Lata の為に設えられたステージ。インカムをつけ「Rajni 25」のテーマ曲を歌う Lata の視線の先にあるのは「芸能界歌手デビュー」であることはまず間違いないでしょう。 しかし舞台の下からそんな彼女を見つめる Rajnikant の言葉にしがたい思いを読みとるのであればそれはそれでサディスティックな楽しみもあり、そういった意味での見どころは満載。 Lata をフューチャリングした歌と踊り、Rajni からの皆さんへのご挨拶等の合間に出演作からのアクションシーンやミュージカルシーンの再現を軸に Rajni の25年を振り返るといった舞台構成。 ミュージカルシーンではなぜか殆どの曲が AR.Rahman の楽曲からの抜粋で、「Thillana Thillana」(from MUTHU)を本物 Meenaさんが踊り、「Minsara Poovea」(from PADAYAPPA)では本物 Ramya 姉さんが登場するなど一見豪華に見える演出がなされていながらも、このダンスが彼女たちの実力だとするならば、タミル映画のダンスシーンに特殊効果が多いのも頷ける気がします。 バックダンサーのレベルの低さはともかくとして主役であるあなたたちがこれでは・・・プロならばどんな時でも手を抜かずに頑張って欲しいものです。幼稚園のお遊戯レベルといっても過言ではないでしょう。(「Minsara Poovea」では本物の play back singerである Nithya Shreeさんが歌ってましたがこちらはさすがに上手い!)。 アクションシーンに至っては「日光江戸村」の JAC の方々を見習って欲しいというか彼等はお仕事で生活かかってる分真剣なのは当たり前としてもはっきり言って見るに堪えません。 チェンナイを中心に行われた20世紀最後のタミル映画界一大イベントとなるハズだったこの企画ですが、その他の企画(5夜連続上映会等)はともかくとして、この舞台、Lata さん自身のインカムや照明への気配りは申し分なかったようですがその他の舞台構成の甘さにまではチェックが及ばなかったようです。 Lata Rajnikant が歌う「Rajni 25のテーマ(ふぅふぅ♪)」その他の日本CD発売プロジェクトが彼女の手によって秘かに進行中とのうわさあり・・・ VCD |