LIVE REPORT


森 且行デビュー戦
1997.7.6 川口オート reported by Katsumi

今日の関東地方はまるでサウナのような猛暑となりました。そんな中、日曜日だというのに早起きをして行って来ました川口オート。

そう、この日は森君の新しいスタートの日、随分待たされたけど、やっとやってきたデビュー戦です。
この1年ちょっと色々なことがあったけど、森君のがんばってる姿を見たくて、‘何を?’だかわからないけど、‘何か’を確かめたくて始めてレース場に足を運んでみました。

森君は11:40発走予定の第3レースに3番をつけての出走です。ハンデは0。(今までのデータを元に、理論上、全員が同着になるようにハンデがつけられてます。ハンデ30だったら、30メートル下がった位置からの出走となります。)

今日の川口オートは異様な雰囲気で、万全に対応準備したつもりの川口オートさんもまだまだ甘かったようですね。
普段なら、単勝車券窓口は一つだけでガラガラなんだそうですが(単勝ってほとんど買わないようですね)、今日ばかりは、みんな森君の単勝車券を買うだろうから、ということで、急遽窓口を4つに増やしてあったんですが、そんなので足りるハズもなく(^^;; 、行列はディズニーランド状態…。
オート常連のおやじな方々もレース場に来るやいなやこの行列を見て「何?何?何並んでるの???えぇっ、これ単勝!?」とびっくり!
でも、概ねおじさま方も好意的で、今までと違う、突然増幅したお客様?にも車券の買い方や、レースの見方などを嬉しそうに教えてる光景があちこちで見られました。(^^)
単勝に並んでると「3レースの3番でしょ」(←この日の森君ね)と嬉しそうに話しかけてきます。
「連勝はどうするの?ついでに1番も買っときな」などとほのぼのと会話しながらも、しっかりおじさま方もつられて、記念に…と3レース3番を買ってました(笑)

「本当ならオレは今ごろまだウチに居る時間なんだけどさぁ、今日は駐車場なくなるとやだと思って9時に来たのに、9時でもう満車なんだよー」(9時会場、車券は10時から発売です。私は10時過ぎに到着しました。)
「これ、レース始まっちゃうよ、間に合わないんじゃないの?」
なんて話しながら並んでたんですが、なかなか列は進まずに、なおも増えてくる行列におじさま方も興奮気味で、なんだかはしゃいでるのが微笑ましくもありました。
「これ、オート始まって以来だよ、SGよりすごいよ!」(SGっていうのは一番グレードの高いレースらしい(^^;;;)
でも、普段のオートレースを知らない私たちはのんきに「へぇ〜、そうなんですか?いつもはこの単勝はガラガラなんですねぇ〜」なんて言いながら、並んでたんですが…。いっこうに進まない(^^;;;
どうやら、みんな、一人で何口も細かく買うためらしい。友達に頼まれてとか…。(そして、それは当たっても返金しないのだ)。おじさま方は森君にあやかって連勝で3番から流してる人が多かったですね。実際、レース表見ても、このハンデだと逃げ切れれば森君有利とみる方が多く、皆さん3番はおさえてましたね。

しかし、ほんとに進まないのよ。ついに第1レースが始まってしまいました。(第1レースの単勝を買いたかった方には申し訳ないですね)
響きわたるエンジン音に心がそわそわ、だんだん血が騒いできて(キライじゃないんで…、むしろ好き:笑)、早くレースが見たいよぉ〜。
レースの前に‘試走’というのをやるんですね(競馬でいうパドックですね)、この‘試走’を見て今日の各車の調子をチェックしてから車券を買うのが通常なんですが、今日はそんなことしてたら買えない〜。
第3レースは11:40からの予定なので、試走が15分前くらいだから、11:25にはレース場にいかなくては、とそわそわしてると、「発券用の紙が足りない」とか言い出して…。おいおいおい〜、頼むよぉ(^^;;;
「初のウチ止めになったりして」なんておじさまは笑ってるけど(^^;;;
なんでも、単勝はいつもはせいぜい120枚くらいしか発券しないのが、今日は、私が並び始めた時点で、すでに2000枚以上発券してたとか…(^^;;;
やっと車券を手にしたのは11:20くらいでした。実に1時間半近く並んでたわけです。ふぅ〜。
最初は、せっかくだから連勝も買っておこう、で、こっちは返金してもいいやって思って‘1-3’を¥1,000買おう!と決めてたのに、そんなヒマもなく、レース場へ…。

レース場もびっしり入ってましたね。横断幕も登場してました。(私はサッカーでの横断幕に慣れてて、サッカーの横断幕ってみんなコピーに凝ってるんですよ。一つ一つに思い入れがあって、いっちばん好きなのが‘左サイドは都並にまかせろ’ってやつで、あれを見ると泣けてきます。この話をするとながぁくなるんで、いつか別の機会にでも…)

私はスタンド席の前で見てました。ちょうど、スタートラインとゴールラインの間のなかなかいいポジションです(^^)。ここでも、おじさまやあんちゃんとレース話に花が咲きます。みんな、森君がどんな走りをするのか非常に興味をもってて、みんなが「森が…」、「森は…」と呼び捨てにして語ってるのがちょっと嬉しかったです。(^^)

さぁ、試走です。森君が出てきたらやっぱり歓声はすごかったです(^^;;。
上は赤い勝負服(っていうのかな?多分車番で色が決まってるんですね。3番の森君は赤でした)に下は白いつなぎ…そうエンジェルだから…。足の長さはひときわで、長い足の部分に何か文字が書いてあるんだけど、読めませんでした。走ってる森君はすっごくかっこよかったです。(でも、顔は見えないよ、フルフェイスのヘルメットかぶってるからね)
試走を走り終わってから、あんちゃん達の感想は「位置が悪かったよなぁ、あれじゃ森のいいところがわかんないよ、はさまれてたからなぁ。森のほんとの走り見てみたいよなぁ」と…。
なんでも、森君の前後を走ってた人の走法だと、そこに挟まれて走る形になってしまった森君は、本来の走りができないんだそうな…(ん〜、奥が深いゾ。フムフム)
が、しかし、それでも試走タイムが出ると意外とよく、「おぉ、いいじゃん、いけるんじゃないの?」
あんちゃん曰く「このレース、もう一人‘0ハン’(ハンデ0ってことね)で若井と並べて見たかったなぁ。どのくらい差があるのか…」(なんでも若井選手は森君と同期の新人の中でもトップクラスらしい)
さぁ、試走も終わったし、そろそろスタートかなぁ…と思えどなかなか始まらない。きっと車券の締め切りがなかなかできないんだろうなぁ、あれだけたくさんの人がまだまだ並んでて、きっとみんな買えなくってもめてるんじゃないだろうか…とちょっと心配。しかし、車券締め切り〜となり、いよいよです。(買えなかった人達…残念ですね)

森君がスタートラインに並びます。もうドキドキです。歓声もすごいです!エンジンの音もすごいです!異様な興奮状態の中、スタート!!
スタートしてすぐに、あんちゃん達が「いいんじゃないの!いいんじゃないの!行くよ、コレ!!お、行ったよ!!」と森君のスタートを見て興奮してました。
意外なほどいいスタートだったらしいです(私はよくわからないんでスミマセン;;;)、びっくりしてましたよ。
レース中もしきりに「やるじゃん!あ、はじけた…、あ、でもいい、いい。行ける行ける!大したもんだよ!」と感心されてました。
私はそういうことはわけがわからないんでただ、「行けぇ〜〜っ!つっこめぇ〜〜!」と叫ぶだけですが(^^;;;、あれは結構燃えますゼって感じで…。
コーナーとかほぉんとすごい角度でつっこんでくるんですね、もうハラハラです。
結局、スタートから逃げ切った森君がぶっちぎりで1着!!
レースが終わってから、あんちゃん達は「これ、若井よりいいかも…」。
実際タイムも良かったようですよ。(森君のデビュー戦については色々言うところもあると思うけど、順位だけでなく、ちゃんとタイムが出て、実際にそのタイムを残してるんだから、外野の声は気にしないでおきましょーね)
タイムを見ても「全然いいじゃん。」と感心されてました(^^)。そして、「森にはがんばってほしいよなぁ。」と期待も大きいようです。男の人から見てもきっと、かっこいいんだろうなぁ。

で、でですよ!結果、単勝は3番だったんですが…。(もちろん払い戻しはしないで帰ってきました(^^)。まぁ、もっとも¥100しかつかなかったけど;;つまり1倍。)
ところが、連勝ですよ!結局2着に入ったのは1番で、‘1-3’がきたんですぅ〜!!
配当は¥1,040…。てことは¥1,000買ったら、¥10,400だったのにぃ〜。夏コンのチケット代稼げたのにぃ〜(;_;)。SMAPでかかる分、森君で儲けさせてもらおうという私の計画は惜しくも夢に終わってしまった(^^;;;

おじさま方は、今日は森君がはずれたら配当は大きいと期待してたようですが、一緒に並んでたおやじはちゃっかり連勝‘1-3’買ってたから、森君に感謝しろよー。

今日のレースを見て思ったのは、森君は確実にこの世界の人になっちゃったんだなぁというのと、表情は見えないけど、とても凛々しくて、硬い決意が伝わってきました。真剣そのものです。
レース場のおじさまやあんちゃん達にも「森が…」って呼ばれてるのを聞いて、ちょっと森君をとられちゃった感じで嫉妬もありますが(笑)、これからもかわいがってほしいなぁ、レーサーとして応援してほしいし、ファンになってほしいなぁと思いました。今日のレースでとりあえず「結構やるじゃん」と思ってもらえて嬉しいです。
また、今日のレース場でもすっかりレース通?になったお姉さま方が、新聞片手に元気に走り回ってる姿を見て、ファンのたくましさを改めて感じて、また来よう!って思いました。(レース自体、面白いしね)
これから、いろんな試練があると思うけど、子供の頃からの夢の世界に今、現実に森君はいるんだなぁと、ここでがんばっていくんだなぁって…、もっと寂しい気がするのかなぁと思ったけど、意外と嬉しさの方が大きくて…。レースファンの方々の、迎え入れようという雰囲気をすごく感じることができただけでも行ってよかったなと思いました。
中居君が、SMAPとしての森君最後のTV出演「TKMC」で最後に言ってた、「どこに行っても、‘なんかあいついいヤツだよな’って言われるようでいてほしい」って感じ、そんな空気を感じたので、なんだか嬉しかったです。

SMAPのメンバーではなくなってしまったけど、SMAP SPIRITは持ち続けてるヤツだと思うんですよね。前向きで、何よりも自分らしく…。それはSMAPとして過ごした彼に身についたものであったり、もともと彼がもってた資質でもあったり、自分で努力して手にしたものであったり…。
多分、それはずっと6人に共通してあるものじゃないかなぁ…と。

さんざん心配させて、さんざん中居君を泣かして…でも、なんかいいヤツなんですよねー。
やっぱ‘天使’なのかしら?
そうそう、レース場で配ってた新聞のコピー「今日、川口に天使が舞い降りる」ってのはちょっと恥ずかしかったゾ(^^;;;

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