LIVE REPORT


11/3(日)東京:東京スタジアム 17:30〜


FROM: Mymie
2年ぶりに、元気な5人の姿が見られた今年のツアーも、11/3の東京スタジアムで幕を閉じました。
事故もハプニングも記者会見もなく(!?)、無事終了したことがうれしくもあり、これであと1年、彼らに会えないことが、淋しくもあり…。
そんな最終公演のレポ、ライブ開始前には、とにかく一言一句聞き逃すまいと相当な決意で臨んだにも関わらず、彼らのFINAL MESSAGEとトリプルアンコールで、私の頭の中は真っ白になってしまい、どれだけのレポが作れるか、はなはだ心もとない状態になってしまったことを、初めにお詫びしておきます。

小ツボ・1
ライブのオープニングの映像、この日は最初に大きく全面に「FINAL!」の文字が出ました。

MC・Part1
中「スマップライブ、イン……東京スタジアム〜〜〜〜!! ファイナル! ささ、皆さんお座りください」
これも今年はもう聞き納めね(^^;)
中「7月の28日、名古屋から始まったツアーも、無事今日ここ東京スタジアムで、ファイナルを迎えることが出来ました。……そうだ、俺さあ、昨日車で出かけようとしてやめたの!みんなもけっこう気をつけてなかった?何事もないようにって。俺さあ、昨日家に帰ったら、ゴミが7袋あって、それをこうやって、もういい加減捨てなきゃなあって思って、必死になって持ちながら、俺、さっき5万人を沸かせてたんだよなあって…。まあ、それはいいとして、ゴミ袋がなくなったから、普通 にドンキホーテに行こうと思ったの」
ドンキホーテだぁ??とあきれているところに、なぜだか吾郎ちゃんが食い付きます。
吾「ドンキホーテ?どこの?新宿だよね、ね」
中「どこでもいいんだよ!」
そんなぁ、つれないこと言わないで答えてあげてよぉ(^o^)
中「で、普通に車乗ろうとして、やめたの。あした、ファイナルだって。ねえ、俺ってえらくない?」
「そうだよ、気をつないとね、いろいろ」
……吾郎ちゃん……。
慎「いろいろって?」
吾「ほら、シートベルトとかさ…」
慎「何いってんだよ、駐禁だろ!」
吾郎ちゃん、撃沈。
拓「ったくよぉ、100円パーキングの場所ぐらい覚えとけよ」
中「ほんと、みんな気をつけただろ」
拓「…いや、別に普通だった」
中「ダメだよ! 木村に何かあったら、俺カバーしきれねぇよ!」
吾「中居くん、去年歌ってくれたじゃん」
中「だめだよ、木村はできないよ。だって、たとえば歌は木村と吾郎同じぐらいだとするだろ。でも、お前がいなくなったら、これが不思議と踊りが揃うんだよ」
慎「そう! びっくりした!」
吾「だめだよ、踊りが揃ったらスマップじゃない!」
中「何だよそれ。でもさあ、もし俺がいなかったらどうなんだろ。全然平気だったりしたらいやだなあ」
縁起でもない! 何言ってんの(怒)
慎「だめだよ。今だよ、今、だれやるの。“スマップラ〜イブ…イン………東京スタジアム〜〜〜〜! さあ、お座りください”って誰やるの」
中「何だよ、そんなのだれだってできるじゃねえ。今お前やったじゃ。剛やってみ!」
剛が挑戦。しかし自分でダメ出し。
剛「だめだよ。ぼくじゃ普通になっちゃう」
っておい! 悪かったね、中居くんは普通じゃなくて!
そんな他愛もない話が続くのですが、私の記憶に残っているのは、かろうじてこれだけ…。みんなで正面ステージに戻って、生着替えに。
吾「そういうわけでね、そろそろ同じ衣装も皆さん飽きてこられると思いますので。階段を上げてください」
慎「何? 何するの?」
あまりにもわざとらしい相づちに、メンバーみな呆れ顔。
中「もう23回目だよ!」
吾「さあ、着替えの時間です」
影絵のなかでお着替え。

小ツボ・2
思い出し小ツボですが…。2日の着替えのとき、慎吾と中居くんに、パンツまで脱がされた剛くん。着替えが一番最後になって、吾郎ちゃんに「遅かったね」と言われて一言、「ポジションが悪いの、この人たちの間だよ!普通 する?本番中にパンツ脱がせんだよ!」と必死の抗議。そこで拓哉くんが一言。
「パンツはまずいだろ、いくら影でも、出るときは出るぞ」…何だか妙に受けてしまいました(^o^)見たいかも!
さて、この日の着替えはスムーズ。吾郎ちゃんがそそくさと拓哉くんにギターを持ってきました。そしてその際、一人はちみつのお湯を飲んでいたことが判明し…。
中「お前だけずるいよ!」
吾「いや、木村くんも飲んだよ」
中「何で俺らにはないの?」
吾「だって、あれはこれから歌う人用だから」
中「!!!俺だって歌うよ! いいよ、じゃあ、俺が音はずしたら、はちみつのせいだからな!それでいいのかよ、最終日なのに。おい、誰かはちみつ持ってきて!もうこうなったら、はちみつ待ちだよ!」
慎「すぐ逆ギレするよね。30になると、そんなに違うもの?前はもうちょっと、いろいろあって、それからだったよ。この頃、本当にすぐキレルよね」
中居くん、思わぬところから責められ、苦笑。慎吾、相変わらず、ナイス!
そしてスタッフが本当に、はちみつのお湯を持って登場。中居くん、一口飲んで、おもむろに剛に近寄り、
「剛、お前も飲んどけ!」って、飲ませます。
そして次に、慎吾のところに歩み寄り、
「慎吾、お前も、意外と、だぞ。意外と飲んどけ!」変な日本語なんだけど、何だか納得。
そして最後に一言。「これで全員飲んだから、いつもと同じになった。だから、いつもと同じぐらいヘタかもしれない」ってさ。
そしてさらに拓哉くんに向かって、「木村、音くれ!」って。
そう、2日にもやった、「音くれ!」コントの始まり。
拓哉くん、Fコードを弾くと、中居くん、「ん???」
中「それは何?」
拓「音くれっていっただろ」
と再びFコード。
中「だら、そのビロロ〜ン、はなに? “あれかビロロ〜ン”のビロロ〜ン、だろ」
いやあ、文字にするのは至難の業! “あれから〜”の“ら〜”で拓哉のギターが入る、そのタイミングを言っているようです(^^;;)
中「その、ビロロ〜ンで、何をすればいいわけ? 俺は何をくれって言ってるってこと?」
ついには、自分の質問していることの質問をしはじめる中居くん。拓哉はあきれて、天を仰ぎ…。
慎吾は、「やべ〜! 木村くんが面倒くさくなってるぅ!!」と茶化し…、なかなか始まらない「夜空丿ムコウ」なのでした…。

MC・Part2
「FIVE RESPECT」「OVERFLOW」のあとのMCは、見ているだけで寒い、タンクトップの5人。
この日はいきなり、吾郎ちゃんの抗議から。
吾「中居くんがさっき、ふざけてまいた水! ぼくここですべったんだよ!」
中「どこ? アハハ…。どうなったの? やって!」
吾郎ちゃん、すべったところを再現すると、
中「そのほうがうまいじゃん」
そんなやりとりのなか、拓哉くんが持っていたバスタオルで床を拭きはじめます。すると、その隣りにしゃがみこんだ中居くん、
中「木村、いつもありがとう。いつも本当にありがとう」
などと、気色の悪いことを言い始めます。
中「木村、入試のとき、見せてくれて、ありがとう…。卒業文集、写 させてくれてありがとう。それから、…お弁当の春巻き、分けてくれてありがとう…」
そこまでせっせと床を拭いていた拓哉くん、不意に顔をあげ、
拓「どうでもいいけど、俺が弁当の春巻き食ってる隣りにきて、“おめえ、何喰ってんだよ!”とかいうのやめてくれ」
中「あの時、拓哉のおかげで俺は、春巻きと出会ったんだ…」
懲りもせず、まだドラマタッチの中居くんを気味悪がり、拓哉くんが立ち去ると、
慎「はい、以上木村、中居のショートコントでしたぁ! ほんと、コント好きだね」
中「何だよ、コントじゃないよ、ただ話ししてただけだろ!」
いや、コントだと思うよ(^o^)
中「いやあ、でもほんと、寒いね。あのさあ、これからもうちょっと季節考えて衣装決めませんか?ツアー始まったころは、コレでも暑かったよね、このズボンなんて、暑くて…。でもちょっと、タンクトップだよ!しかも、4人はタンクトップだけど、一人だけランニングがいるよ」
そこですかさず慎吾、タンクトップ(ランニング!?)の肩をずり下ろし…。
中「どうしてお前、そういうことするの」
慎「…コント好きだから…」
そしてこの日は、今後のお仕事についての告知がありました。
中「何か告知がある人……、剛は?」
剛「あの、映画がありまして。黄泉がえりという。共演に、竹内結子さんがいます」
中「ああ、竹内ね」
慎「なんだよ、その言い方」
中「だって、竹内だろ、結子だろ。おれ、いっしょにやったもん。みんな観てただろ」
みんな、わざと分からないふり。
中「ほら、白衣着てさあ…」
吾「ああ、あれね。……味いちもんめ!」
中「ちげーよ! 白衣違いだよ!。剛!」
剛「分かった! 闇医者ジャック!」
中「そりゃコントだよ。俺とお前の」
慎「でも、あれもコントだろ?」
中「コントじゃねえよ! さて、吾郎ちゃん」
吾「いや、特にはないんですが…、舞台を…。それと映画の予定も…」
吾郎ちゃんの舞台! 行く行く〜!! うれしいなあ。それに映画も? それだけあって、「特にない」なんて…。
中「吾郎くんは舞台ですか。舞台は、一人ですからね、いなくなるわけにはいきませんからね。気をつけてください。慎吾くんは?」
慎「HRやってます。2クール」
中「2クール、ということは、渡る世間みたいなものですか。あれ、いつもやってない?もうそろそろ終わっていいんじゃないかと思うんですけどね」
慎「あれとは違いますが…。水曜11時からです」
中「木村君は」
拓「ドラマがあります。あと、映画と」
中「映画っていうのは…2046ですか?もういい加減にしてくださいよ、あれはいつ出来るんですか」
拓「いや、いい加減にしてほしいというのは、僕が一番思ってます。それじゃなくて、ちょっとあるようです」
中「ドラマは何チャン?」
拓「何チャンって…。友達の会話じゃないんだから」
中「ねえ、何チャン?」
拓「…6チャンですけど…。」
中「ちゃんと教えておいてね」
拓「ねえ、俺らのスケジュールって、全部中居を通すの?」
慎「一応そういうことになってるみたい…」
もう、慎吾ったら、すぐ乗る!
拓「CMとかも?俺、CMとかって見ていきなりびっくりするんだよ。慎吾が穴落っこちてたり(フランね)、吾郎がねずみになってチューとか言ってたり(はいはい、私もびっくりしたよ)」
中「おれが一番びっくりしたのは、トライだよ。慎吾、お前家庭教師って、何教えんだよ」
慎「全種族だよ」
…種族…??
中「何だよ、種族って。科目だろ。お前、科目言ってみろよ」
慎「算数、国語、理科、図工」
慎吾に図工教えてもらったら、芸術家になれそうカモ!
中「そういうわけで、これからもいろいろとみんなあるようですが…」
拓「中居は? 中居のトラ?」
ありがとう、拓哉!
中「えっと、毎週いいとも出てます。それと、つるべさんと水曜9時からビデオ観てます。金貸してます。それと、何か、さっき言ってた医者のドラマのスペシャルがあるみたいです」
会場騒然!! 私もびっくり! でもすぐには彼の言ってることを信じられなくなってる自分が悲しい(^^;;)
慎「白いはげ?」
中「はげじゃねえよ!」
拓「それってさあ、さっき剛の映画の話しがあったけど、それこそ一番よみがえりなんじゃないの?」
中「いや、その亡くなる前の話しになるらしいですけど…年末になるのか正月になるのかはわかりませんが、やるみたいです。ささ、じゃあ今日はここまでってことで」
ええええ! アカペラは〜〜〜?
もちろん会場もブーイングの嵐。
中「はいはい、分かりました。ファイナルですからね、もういつまででもやってましょう」
会場、大拍手!
中「SMAPもデビューして11年、曲も300曲以上あると言われていますが、今日はここで、それぞれの ナンバー1ソングを、アカペラで歌っていただこうと思います。いいですか?ナンバー1ですよ。じゃあまずは吾郎ちゃん」
吾郎ちゃんが歌うのは、FLY…と思いきや、今日は違いました。なのに、何を歌ったのか、思い出せません。とっても昔の歌だったような気が…(たぶん、“Don't Cry Baby”。ゴロ担さま、フォローよろしくです!)
剛が歌った歌も思い出せない。「がんばりましょう」じゃなかったことは覚えてるのですが。
拓「剛のがんばりましょう、聞きたいなあ」
拓哉くんのリクエストに答えて、剛のがんばりましょう。GIRLの巻き舌が変なのに加え、“どんなときも”の“も”の音程がとれない…。聞いてるうちに、みんな正確な音程が分からなくなっちゃって、拓哉まで自分で歌ってみたり(ちゃんと歌えてた、ホッ)。中居くんもみんなに気づかれないようにそぉっと歌ってたんですが(耳をふさぎながら)、しっかり気づかれてました。
次は慎吾。この企画が始まってからずっと「セロリ」の慎吾。中居くんからマイクはずして「違うの歌え!」ってプレッシャーを受けてますが、やっぱり歌ったのは「セロリ」。
慎「だって、一番っていうから一番を歌ってるんだよ。それなのに、ツヨポンとか吾郎ちゃんとかが毎回変わるほうがおかしいんだよ!」
言ってることは、確かに慎吾が正しい…。そしたら中居くん。
中「じゃあ、二番は?」
いきなりそうふられた慎吾ですが、そこは慎吾ですから、0.1秒で最高の選択!
慎「…4時まで2分〜、朝まで5分〜」
今度はあわてたのが中居くん。あわてて慎吾の歌を止めに走ります。慎吾、よくやった!
拓哉くんのNo.1ソングは、やはり「世界に一つだけの花」情緒たっぷりに歌い上げます。
吾郎ちゃん、拓哉くんに足早に近寄り、感動を伝えようとしますが、拓哉くんは後ずさり。
中「本気で歌いすぎ! 最後のとこ、“もともと特別な、オンリー1”のとこ、ちょっと変えたベ、ああいうとこがずるいんだよなあ」
慎「しかもあれ、木村くんの本気じゃないからね」
拓「俺もNo.2歌おうかな。…4時まで2分〜」
中「やめろよぉ、後で歌えなくなるだろ!」
拓哉くんは、脇花まで走って逃げながら、それでもまだうれしそうに歌ってます。
慎「そうだよ、この歌さいしょから木村くんのソロにすればよかったんだよ!」
…とかやってるとき、ふと気づくと4人しかいない! 吾郎ちゃんが、拓哉くんに駆け寄ってしまったため、剛が一人だけ、左サイドに残ってしまっていたのです。
…ていうか、それならそれで、間をつめればいい話しだと思うんだけどねえ(^^;;)
中「あれ、大変!一般の人が紛れこんでる!ぼく、どこから来たの?どこに入りたいの?Kinki?V6?」
剛「…スマップ…」
だからあんたはスマップなんだってば!
最後は中居くんの番。
中「あの…ぼく、皆さんに協力してほしいんですよ。セロリの木村んとこやりたいんですよ。“う〜、がんばってみるよ〜少しだけ〜なんだかんだ言っても!”ってとこ」
イヤイヤつきあってくれる4人。
中「それとあの、もう一つあるんです。どんないいことの、フ〜ってとこ。みんな来て、集まって!木村が俺ね!」
さっそく中居ダンスを披露して中居くんになりきる拓哉くん。うれしそう(^o^)
とんでもないフェイクをいれ、会場を大混乱に陥れる中居クン。
中「実はもう一つあるんです。らいおんハートの…」
最後だからって、次々要求。そしてどれも、半端じゃなくひどい…。わざとだろうけど(?)
やっと長〜いMCが終わり、例によって、中居くんと剛が、
「これからも、SMAPにしがみついていこうな!」
なんていいながら、はけていきました。

FINAL MESSAGE
階段の中段に並んだ5人。そう、5人。去年は4人だったっけ。今年は5人。
向かって左から、吾郎ちゃん、慎吾、中居くん、剛、拓哉くん。

拓「SMAPも、このツアーで、11年目を迎えることができたわけだけど…。いつまでも、ニュートラル(な気持ち)で、いつもスタートラインに立っていたいと思っています。これからもどんどん、新しいことに挑戦していきたいし、進んでいきたいと思うから、みんなも、遅れずについてきてください」
力強い拓哉。こういうときの拓哉くんの目の光の強さはだれにも負けない。

吾「真夏に始まったこのツアーも、今はもう秋、そろそろ冬を迎えようとしています。去年の冬は、たった一人、皆さんからも、メンバーからも離れ、寒い季節を過ごしていました…。今年はこうやって、この場にたつことができ、本当にうれしかったし、楽しかった。すてきな思い出を、ありがとうございました」
相変わらず詩人の吾郎ちゃん。穏やかな声で語り、最後に、とても素敵な笑顔を見せてくれました。もう二度と、どこにも行かないでね、そこは吾郎ちゃんの場所だよ。

慎「去年は、突然あんなことになって、いきなり4人になっちゃって、(吾郎ちゃんのことを)もう冗談じゃない!ふざけるな!って、いっぱいいっぱい思いました。でも、ライブやっても、淋しくて。やっぱ5人じゃないとダメだなって…。でもほんと、ライブは楽しいです!もうみんな、最高です!みんな大好き!愛してます!!」
いつでもストレートな慎吾。このライブ中、いつも慎吾は言ってくれた、愛してるよって。ファン冥利につきます。頼もしい慎吾、いつの間にか、SMAPをしっかり支える存在になった慎吾。大好き!慎吾の明るい笑顔に、かえって泣きそうな私です。

剛「ぼくは、歌も歌えないし、トークもできません。ぼくはSMAPじゃなかったら、今ごろ、ふつうの人として、すごくふつうに生きていたと思います。ぼくが今ここにいられるのは、応援してくれる皆さん、支えてくれるスタッフ、そして何より、メンバーのおかげだと思います。これからもっともっと勉強して、進化していきたいと思います。これからも見守っていてください」
あまりにも剛らしくて、思わず笑っちゃったあとで、じーんと来ちゃったよ。目のふちを真っ赤にして、一言一言話す剛。何だか変だぞ、私、感動してる…。

中「今日でライブも終わりですが…。昨年、ライブの途中で、ああいうことになって、僕もそうですし、残された4人は、これでSMAPを終わりにしなければならなくなるんじゃないかと、考えたこともありました。でも今年、こうやって5人でライブをすることができて、もっともっとこうやって、5人で一緒に活動する機会を増やしていってもいいんじゃないかなと、思えるようになりました。これからまた1年、いろいろなことがあると思います。つらいことも、いやなことも、たくさんあると思います。でも5人がそれぞれ頑張って、来年またこうやって、5人で、皆さんにお会いしたいと思います。…それでは、ライブでは歌ったことのない、この歌を聴いてください…」

静かに流れる前奏は、「ベストフレンド」

「けんか、なんかしても、僕は本気じゃ…」
声がつまる中居くん、うつむき、マイクを握り締めたまま、肩にかけたタオルで、顔をおおい、涙をぬぐう中居くん…。

まさか、中居くんが泣くなんて、思っていませんでした。去年、たった一人だけ、最後まで笑顔を貫いた中居くんが、声を詰まらせ、涙を流してる…。
あの日から、中居くんが、SMAPが、背負ってきた十字架の重さは、分かってるつもりでした。でもこの1年、本当に凡人には計りしれないほどの思いで、ここまでたどり着いたんだと、つくづく感じ、その緊張の弦が切れたかのような中居くんの涙に、私も涙が止まりませんでした。
やっと、泣けたんだね。やっと、ホッとできたんだね。
ほんの一瞬、弱さを見せてくれた中居くん、ファンを信頼してみせてくれた涙。
吾郎ちゃんの目にも、剛の目にも、涙が光り、そして慎吾は、去年号泣していた慎吾は、今年は目をうるませながらも笑顔で歌いつぎ、中居くんも、何度もタオルで涙をふきながらも、次の自分のソロのときには笑顔に戻り、そして拓哉は、やっぱり声がつまり、それでもそんな自分を振りきるように歌い…。
SMAPは、また強くなった。さらに、誰も追いつけない、最強のグループになった。FIVE RESPECT、そして、世界でたった一つの、ナンバーワンです!

中「もう一曲行くぞぉ〜!!!」

今年のツアー最後の曲は、「がんばりましょう」。
ステージ左右に散ることなく、5人でかわるがわる顔を見合わせながら歌う姿が、いとおしくて、うれしくて、泣き笑いの私。
中央の花道でシャンパンかけがはじまると、この寒さなのに上半身裸になるSMAPくんたち。ただ一人、吾郎ちゃんを除いてってところが、もう何もかもお約束通り!
思わず見せてしまった涙の照れ隠しなのか、涙を帳消しにしたいのか、ズボンまで脱いでしまう中居くん。
なんと下にはいていたのは、ソロで使用した、う○こつきパンツ!
ヤツはあの感動のあいさつ&うたの間じゅう、このパンツをはいていやがったのです!
やっぱり、ヤツを見ていて感動は続かない、あっという間にいつものオバカな中居くん!
う○こパンツで、靴にひっかかって脱ぎきれないズボンをひきずって、ずるずるとみんなの周りをうろつきまわり、メンバーにつかまっては水をかけられ、拓哉に抱きつき、最後は吾郎ちゃんと剛と抱きあって倒れ、床の上でもまだ抱きあってもつれあい…。
歌が終わってからも、しばらくは水をかけあっていましたが、拓哉くんのかけ声で、もう一度5人で手をとりあい、客席にあいさつ。
拓「中居がこんなパンツ姿だけど…、みんな、どうもありがとう!!」
剛が中居くんをつかまえて、客席に向かって、
剛「この人、本当に、ただのバカです」
中「じゃあ、このかっこで、もう一度ベストフレンド…」
慎「ほらほら、行くよ」
と中居くんをしまいながら(!?)
慎「楽しかったよ〜! バイバ〜イ!」
そして、みんなが消えていき、今年のツアーがすべて終わりました。

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