Top 浮世絵文献資料館浮世絵師総覧 ☆ うすずみえ 薄墨絵浮世絵事典 ◯『此花』第十一号(朝倉亀三著 此花社 大正二年(1913)八月刊)(国立国会図書館デジタルコレクション) ◇「浮世絵類簒八 薄墨絵考」 〝薄墨絵 とは、墨一遍摺の絵に、薄墨を以て彩色したるものをいふので、明和安永年代から絵本には応用 せられたが、一枚絵としては、化政度を以て其始めとする、思ふに当時の錦絵は、極彩色の度が過ぎて、 寧ろ其毒々しさに厭かれたる反動して、かゝる淡泊なものが現るゝに至つたのであらう、この薄墨絵に 筆を執つた画工は多くあるが、就中細田栄之を初め歌川豊広、菊川英山等が、其主なるものでらう〟