Top 『浮世絵師伝』浮世絵文献資料館
さ浮世絵師伝 ☆ さけい 莎鶏 ◯『浮世絵師伝』p72(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝莎鶏 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】明和 明和二年の摺物に「莎鶏工」の下に水光洞の印をしたるものあり、或は裏面に莎鶏組と押印したるあり、 巨川と肩を並べし版画革新の功労者なり〟☆ さじゅつ 左術 ◯『浮世絵師伝』p72(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝左術 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】天保~嘉永 通称「民さん」、江戸堀江町二丁目の団扇問屋伊勢屋惣右衝門方に寄食して、種々の団扇絵を描く、生 來左筆なりしかば自から左術と号せしなり、当時壮年の彼は未だ妻を迎へず、ある日無断にて飄然外出 せし侭、遂に行方不明となる(広瀬菊雄氏の説に拠る)。天保十三年版『江戸現在 広益諸家人名録』 二編に「画賢斎名左術神田於玉ヶ池西沢民治郎」とあり〟☆ さゆう 佐祐 ◯『浮世絵師伝』p72(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝佐祐 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】宝暦 大阪の人、桂氏、宝暦十二年版『【武勇】絵本名高山』を描き、浪華画工、柱佐祐(印文に信名とあり) とす、或は月岡雪鼎の門人桂宗信と同族の者にはあらざる歟〟☆ さだあき 貞章 ◯『浮世絵師伝』p72(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞章 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称し、五丁亭と号す〟☆ さだおか 貞岡 ◯『浮世絵師伝』p72(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞岡 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだかげ 貞景 ◯『浮世絵師伝』p72(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞景 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】文政~天保 歌川を称す、小島氏、俗称庄五郎、五湖亭と号す、目白台但馬屋敷に住せり〟☆ さだかげ 貞景 二代 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞景 二代 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】嘉永~明治 歌川を称し、五湖亭と号す、役者絵あり〟☆ さだかつ 貞勝 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞勝 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだかね 貞兼 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞兼 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】文政 歌川を称す〟☆ さだかめ 貞歌女 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞歌女(カメ) 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】文政 歌川を称す〟☆ さだくに 貞国 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞国 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだくま 貞熊 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞熊 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人(初め雪旦に学ぶ)【作画期】天保 歌川を称す、俗称熊次郎〟☆ さだしげ 貞重 (歌川国輝参照) ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞重 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】文政~天保 歌川を称す、五蝶亭・新貞亭・独酔舎等の号あり、後ち国輝と改む。(国輝の項参照)〟☆ さだしげ 貞繁 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞繁 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~嘉永 歌川を称す、早世〟☆ さだたか 貞孝 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞孝 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだたけ たかぎ 高木 貞武 (幸助参照) ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞武 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】享保~宝暦 大阪の人、高木氏、俗称幸助、画風西川流。(幸助の項参照)〟☆ さだちか 貞周 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞周 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだつぐ ごちょうてい 五蝶亭 貞次 ◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞次 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 大阪の人、五蝶亭と号す、役者絵あり〟☆ さだつな 貞綱 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞綱 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称し、五鳳亭と号す〟☆ さだとし 貞年 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞年 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~慶応 歌川を称す、大竹氏、俗称長次郎、牛込山伏町に住す、役者絵あり〟☆ さだとし 貞利 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞利 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す、遊女の錦絵あり〟☆ さだとも 貞知 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞知 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~嘉永 歌川を称す、役者絵あり〟☆ さだとら 貞虎 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞虎 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】文政~天保 歌川を称す、俗称与之助、五風亭と号す、花卉の錦絵、美人画及び草双紙等あり。文化十四年版の団扇 絵(役者絵)に「歌川貞虎左筆」と落款せり〟☆ さだなお 貞猶 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞猶 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだのぶ 貞延 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞延 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだのぶ 貞宣 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞宣 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだのぶ たむら 田村 貞信 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞信 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】享保~天文 田村氏、細判の漆絵美人画あり〟☆ さだのぶ 貞信 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞信 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】文政 歌川を称し、五香亭と号す、錦絵美人画あり〟☆ さだのぶ はせがわ 長谷川 貞信 ◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞信 【生】文化六年 【歿】明治十二年三月廿八日-七十一 【画系】上田公長門人、後貞升(國升)に学ぶ 【作画期】天保~明治 大阪の人、長谷川氏、俗称文吉後に徳兵衛と改む、初号有長、別に緑一斎・信天翁・南窓楼・雪花園等 の数号あり、美人画・役者絵・名所絵等種々作画せり、彼が風景画中には広重を模倣せる「東海道五十 三次」・「近江八景」等あり、いづれも原版画を縮模せるものなり。安堂寺町難波橋筋に住す、墓所は 大阪谷町口縄坂上、天鷲寺、法名壽徳院潤生諦忍善士〟☆ さだのぶ はせがわ 長谷川 貞信 二代 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞信 二代 【生】嘉永元年(1848)十月 【歿】 【画系】初代貞信の長男 【作画期】明治 大阪の人、長谷川氏、俗称徳太郎、画を父に学び初め小信といひしが、明治九年父の隠居後貞信(二代) と改む、役者似顔絵をよくし、大阪にて江戸風の芝居絵番附を興せり、明治四十三年春、長男(二代小 信)に家督を譲りて隠居す、住所、大阪天下茶屋〟☆ さだのぶ 貞延 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞延 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称し、一遊斎と号す、俗称直次郎〟☆ さだはる 貞春 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞春 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】延享 秋本氏、重長風の墨摺一枚絵あり〟☆ さだはる 貞春 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞春 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】天保 大阪の人、長谷川を称し、五蕉亭・五柳亭と号す、役者絵あり〟☆ さだはる 貞晴 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞晴 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】文政 歌川を称す〟☆ さだひさ 貞久 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞久 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す〟☆ さだひで 貞秀 ◯『浮世絵師伝』p75(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞秀 【生】文化四年(1807) 【歿】明治六年?-六十七? 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~明治六 歌川を称す、橋本氏、名は謙、俗称兼次郎、玉蘭斎・五雲亭などの号あり。曾て師の国貞が二代(実は 三代)豊国を襲名せし時、其門人等の多くは師の顰に倣ひて、従来「貞」字を名頭にせしを「国」字に 改めしが、彼は超然として画名を改めず、ひそかに斯かる俗輩の心事を憫みしと云ふ、以て其が性格の 一面を察するに足るべし。其画く所の錦絵には、美人画・武者絵・一覧図及び其他のものあれど、彼が 最も得意とせし所は武者絵と一覧図にあり、即ち、描写の精密なること、一描一線と雖もゆるがせにせ ず、殊に一覧図に至りては、概ね鳥瞰式にして、自己の実地踏査を基礎とせるもの多し。 彼が作品は天保初期には既に多くの例を示せり、就中自画自作の草双紙などもあり。降つて嘉永年間に は諸種の挿画本に見るべきものあり、次で安政末より万延・文久年間にかけて、横浜の絵図及び横浜関 係の錦絵の作頗る多し。此の期間に彼は暫く横浜に移住せりとの説あり、それ以前には本所亀戸村(亀 戸天満宮門前)に住み、元治・慶応年間には深川御蔵前に居りしこと確証あり。時に慶応二年、幕府よ り仏国博覧会へ出品の爲め、浮世絵師十一人に命じて画帖を揮毫せしむ、其うち芳宗と彼とは、仲間の 総代を勤めたりき。これ彼が比較的年長者なりしにも因るべけれど、其技倆を認められしことは勿論な るべし。斯くて、明治元年より同四五年頃に於ける、彼が錦絵(多く三枚続)には、依然として彼の特 長たる細密なる描写を施し、明治六年には団扇絵の一図を存すれば、其頃まで生存せしことは言を俟た ず、而して、明治四年春出版の『横浜一覧之真景』と題する極大形の地図に「六十五老夫、橋本王蘭斎 先生図画」と明記されたるに拠りて、彼が生年を逆算し得ると同時に、歿年をも略ぼ推定し得らるゝが 如し。因みに、明治五年版の『西洋新書』初編乃至三編の挿画者「橋本玉翁」とあるは、恐らく彼が一 時的画号なるべし。(『新旧時代』第二年の三・七参照)〟☆ さだひろ 貞広 初代 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞廣 初代 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~弘化 大阪の人、歌川を称す、南々川氏、五輝亭・五粽亭・五蝶亭・五楽亭などの号あり、彼者絵を画き、又、 読本に挿画す、居所大阪畳屋町三津寺筋〟☆ さだひろ 貞広 二代 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞広 二代 【生】天保十一年(1840)【歿】明治四十三年(1901)三月十五日-七十一 【画系】広貞門人 【作画期】文久~明治 大阪の人、三谷氏、俗称又三郎、初名広兼、師広貞の遺言によりて貞広と改む。初めは円山派の画師藪 長水に学ぶ所ありき。久しく大阪朝日新聞の挿絵を画けり〟☆ さだふさ 貞房 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞房 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~嘉永 歌川を称す、大沢氏、五亀亭・五飄亭・桶蝶楼・震斎等の号あり、美人画を主とす、江戸京橋桶町に住 せしが、後ち大阪に移れり〟☆ さだまさ はせがわ 長谷川 貞政 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞政 【生】 【歿】 【画系】貞信門人 【作画期】天保 長谷川を称す、役者絵あり〟☆ さだます ごちょうてい 五蝶亭 貞升 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞升 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称す、五蝶(或は蝠)亭と号す、春画名東都行升〟☆ さだます 貞升 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞升 国升の前名〟☆ さだまる うたがわ 歌川 貞丸 〔生没年未詳〕 ◯『浮世絵師伝』p76(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞丸 【生】 【歿】 【画系】貞升門人か 【作画期】天保 大阪の人、歌川を称す、一に貞麿とも落款せり、役者絵あり〟☆ さだみち 貞道 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞道 梅雪堂の名〟☆ さだもと 貞雅 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞雅(モト) 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保 歌川を称し、褄窓と号す〟☆ さだもり 貞盛 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞盛 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人か 【作画期】天保 画風歌川派なり〟☆ さだまさ 定雅 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝定雅 【生】 【歿】 【画系】馬円門人 【作画期】文化 大阪の人、一朗斎と号す。文化十年版『機応冥顕』の挿画を描き、「十二才一朗斎定雅」と款せり〟☆ さだゆき 貞之 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞之 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】享和 享和年間の黄表紙に此名あり、画は栄之風〟☆ さだゆき 貞幸 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞幸 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保~嘉永 歌川を称す、五丁亭・一雲斎の号あり、草双紙を画く〟☆ さだゆき 貞雪 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞雪 【生】 【歿】 【画系】貞升門人 【作画期】天保 大阪の人、役者絵あり〟☆ さだよし 貞芳 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞芳 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人、後貞升(国升)に学ぶ 【作画期】天保~明治 大阪の人、歌川を称す、魁春亭・五飄亭・梅窓園等の号あり、又戯作に梅窓園琴金の号を用う、役者絵 あり〟☆ さだよし 貞美 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝貞美 【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】嘉永 大阪の人、歌川を称す、役者絵あり〟☆ さだよし 定好 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝定好 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】明和 大阪の人か、吉川氏、一枚絵、フキ絵あり〟☆ さん ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝さん 【生】 【歿】 【画系】菱川師房の女か 【作画期】元禄 絹本横幅、桜下二美人(遊女芝生の上に、鉢植の花を見る、傍らに少女坐せり)の図に「日本絵菱川師 宣孫さん筆十二才書之」と落款し、下に瓢形の中に白字にて「菱河」としたる印あり〟☆ さんし 三絲 ◯『浮世絵師伝』p77(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝三絲 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】延享 延享三年版『俳諧時津風』に挿画あり、画風豊信に似たり〟☆ さんしゅん 三春 ◯『浮世絵師伝』p78(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝三春 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】明和~安永 長唄本の表紙画を描く〟☆ さんしょう 三笑 ◯『浮世絵師伝』p78(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝三笑 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】文化 大阪の人、桃田氏、文化十年版『狂歌一人十首』に挿画あり〟☆ さんちょう 三蝶 ◯『浮世絵師伝』p78(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝三蝶 【生】 【歿】 【画系】 【作画期】安永~天明 古川氏、自画作の黄表紙あり、安永二年版『投扇興』に「東都、泉花庵三蝶画」とあるは恐らく同人な らむ。又、天明半ば頃清長風の中判美人画あり〟☆ さんとうん 山吐雲 ◯『浮世絵師伝』p78(井上和雄著・昭和六年(1931)刊) 〝山吐雲 吐雲の項にあり〟