Top 『浮世絵師便覧』浮世絵文献資料館
浮世絵師便覧 か行
『浮世絵師便覧』飯島半十郎(虚心)著 蓬枢閣・小林文七蔵版・明治二十六年(1893)刊 (国立国会図書館・電子図書館「近代デジタルライブラリー」所収) ☆ かあん きた 喜多 可庵(喜多武清参照) ◯『浮世絵師便覧』p214 〝可庵(カアン) 喜多氏、武清、五清堂、一柳斎等の号あり、安政三年死〟☆ かいげつどう 懐月堂 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝懐月堂(クワイゲツドウ) 一説に名は安慶、俗称岡沢源七、宝永正徳頃の人、又花街浸(ママ漫)録に、元和中浅草に住ける人、御府 浮世画師の祖とあり、又古画備考には元禄より、少し古しといへり、何れか是なるを知らず、日本戯画、 懐月堂安度図之、又日本戯画、懐月堂末流度繁図など、落款せる美人画あり〟☆ かいらいし 傀儡子 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝傀儡子(クワイライシ) 双紙 ◯寛政〟〈傀儡子とは、黄表紙作品において、曲亭馬琴が寛政九年から享和二年にかけて使用した戯作名〉 ☆ がきょうじん 画狂人 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝画狂人(グワキヤウジン) 北斎の一名〟☆ かげとら 景虎 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝景虎(トラ) ◯明治〟☆ かげひさ 景久 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝景久(ヒサ) 芳景門人、◯明治〟☆ かげまつ 景松 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝景松(カゲマツ) 湖春亭と号す、貞景門人、草双紙、◯慶応〟☆ かこう 可候 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝可候(コウ) 北斎の戯作名、又画名〟☆ かざん よこやま 横山 華山 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝華山(クワザン) 横山氏、京師の人、花洛一覧図あり、◯文化〟☆ かつきち いむら 井村 勝吉 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝吉(キチ) 井村氏、染物師にして絵本稽古本あり、京師の人、◯宝永〟☆ かつしげ 勝重 ◯『浮世絵師便覧』p212 〝勝重(カツシゲ) 岩佐又兵衛の名〟〈勝重は岩佐又兵衛の長男の源兵衛勝重。福井藩御用絵師で延宝元年(1673没)〉 ☆ かつしげ うたがわ 歌川 勝重 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝重(シゲ) 歌川、◯国勝門人、◯天保〟☆ かつのう 括嚢 ◯『浮世絵師便覧』p212 〝括嚢(クワツノウ) 大坂の人、錦画あり、◯寛政〟☆ かつのすけ 勝之助 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝之助(ノスケ) ◯天保〟☆ かつひで 勝秀 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝秀(ヒデ) ◯天保〟☆ かつまさ 勝政 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝政(マサ) ◯天保〟☆ かつもち 勝以 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝以(ルビなし) 一説に又兵衛の弟、一説に又兵衛、◯寛永〟☆ かつよし 勝芳 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勝芳(ヨシ) ◯天保〟☆ かねなり あかつきの 暁 鐘成 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝鐘成(カネナリ) 大坂の人、暁鐘成と称す、画工にあらず、されどよく、画き、自画作の読本あり、◯文化〟☆ かねひこ 兼彦 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝兼彦(カネヒコ) 新聞挿画、◯明治〟☆ かぶきどう 歌舞伎堂 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝歌舞伎堂(カブキドウ) 艶鏡の号〟☆ かんぎゅう しとみ 蔀 関牛 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝関牛(ギウ) 蔀氏、関月の子か、◯寛政〟☆ かんげつ しとみ 蔀 関月 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝関月(クワンゲツ) 大坂の人、蔀氏、名は徳基、字は子温、俗称原二、月岡雪鼎の門人、寛政九年、死五十一〟☆ かんざえもん 勘左衛門 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勘左衛門(ザエモン) 鳥居清信作、本朝二十四孝に、此名あり、◯貞享か〟☆ かんすけ もちづ 望月 勘助 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勘助(スケ) 望月氏、祇園の都良香の額を画く、大坂の人、◯享保〟☆ かんせつ かわい 河合 翰雪 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝翰雪(カンセツ) 河合氏、京師祇園の占出山の額を画く、扁額軌範に出つ、◯寛文〟☆ かんべい いのうえ 井上 勘兵衛 ◯『浮世絵師便覧』p213 〝勘兵衛(カンベイ) 井上氏、京師祇園の額雪山童子を画く、扁額軌範に出つ、◯寛文〟☆ きぎょく ふるかわ 古川 鬼玉 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝鬼玉(キギヨク) 古川氏、絵本多し、◯明和〟☆ きくまる きたがわ 喜多川 菊麿 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝菊麿(キクマロ) 喜多川氏、名は潤、字は士達、墨亭、又観雲斎と号す、後に月麿と改む、歌麿門人、俗称千助、◯享和〟☆ きもう 亀毛 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝亀毛(キモウ) 政演門人、一説に政演の戯名ならんといふ。◯寛政〟☆ きよあき とりい 鳥居 清朗 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清朗(ルビ無し) 清信門人、◯享保〟〈ルビがないので「清朗」の読みは不明、取り敢えず「きよあき」としてみた〉 ☆ きょううん 暁斎 ◯『浮世絵師便覧』p233 〝暁雲(ウン) 暁斎の男、◯明治〟☆ きょうさい かわなべ 河鍋 暁斎 ◯『浮世絵師便覧』p233 〝暁斎(キヨウサイ) 河鍋氏、名は洞郁、惺々狂斎と号せしが、後に狂字を改めて、暁とす、後に剃髪して、是空入道といふ、 下総古河の人、明治廿二年死〟☆ きょうしゅん 暁春 ◯『浮世絵師便覧』p233 〝暁春(シユン) 暁斎門人、◯明治〟☆ きよかつ 清勝 鳥居 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清勝(カツ) 清長門人、◯寛政〟☆ ぎょくえい 玉英 ◯『浮世絵師便覧』p233 〝玉英(エイ) 周延門人、鍋田氏、◯天保〟☆ ぎょくき 玉亀 ◯『浮世絵師便覧』p233 〝玉亀(キ) 玉英門人、◯天保〟☆ きょくこう 旭光 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝旭光(キヨクコウ) 草双紙あり、◯天明〟☆ ぎょくざん いしだ 石田 玉山 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝玉山(ギョクザン) 石田氏、名は尚友、字は子徳、法橋に叙せらる、月岡雪鼎門人、又蔀関月の門人といふ、詳ならず、絵 本類多し、板刻密画の祖、大坂の人、文化九年死、七十六〟☆ ぎょくざん おかだ 岡田 玉山 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝玉山 岡田氏、名は修徳、石田五山の門人、師の名を継ぎ、二世玉山となる、大坂の人、江戸に来り、神田紺 屋町に住せしが、一日出て、行く所を知らず、◯文政〟☆ ぎょくすい 玉水 ◯『浮世絵師便覧』p233 〝玉水(スイ) 京師の人、一世玉山門人、京師の人、一世玉山門人、◯弘化〟☆ ぎょくそう みずはら 水原 玉藻 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝玉藻(ソウ) 水原氏、一世玉山門人、画風歌川に近し、大坂の人、◯天保〟☆ きよくに とりい 鳥居 清国 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清国(クニ) 五世清峯の男、早世、◯弘化〟☆ ぎょくほう いしだ 石田 玉峯 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝玉峯(ホウ) 大坂の人、一世玉山の子か、石田氏、読本多し、◯享和〟☆ きよさだ とりい 鳥居 清定 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清定(サダ) 清長門人、◯寛政〟☆ きよさだ とりい 鳥居 清貞 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清貞(サダ) 清峯門人、俗称斎藤長八、◯文政〟☆ きよさと とりい 鳥居 清里 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清里(キヨサト) 清長門人、◯寛政〟〟☆ きよしげ とりい 鳥居 清重 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清重(シゲ) 清信門人、役者似顔画、◯享保〟☆ ぎょせん よしだ 吉田 魚川 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝魚川(ギヨセン) 吉田氏、春興の摺物、青黄赤の三遍摺を工夫し、又打出し画を工夫せり、◯元文〟☆ きよただ とりい 鳥居 清忠 初代 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清忠(タダ) 清信門人、彩色の上手、◯享保〟☆ きよただ とりい 鳥居 清忠 二代 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清忠(タダ) 清峯門人、二世清忠、◯文政〟☆ きよたね とりい 鳥居 清種 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清種(タネ) 六代、清満門人、◯明治〟☆ きよちか 清親 ◯『浮世絵師便覧』p230 〝清親(キヨチカ) 月直氏、祇園社に村山座狂言の額あり、◯天保〟☆ きよちか こばやし 小林 清親 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清親(チカ) 小林氏、方円舎、真生楼と称す、師なし、錦画、狂画多し、現存〟☆ きよつぐ とりい 鳥居 清次 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清次(ツグ) 清長門人、◯寛政〟☆ きよつね とりい 鳥居 清経 ◯『浮世絵師便覧』p230 〝清経(ツネ) 清信門人、◯享保〟☆ きよつね とりい 鳥居 清経 二代 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清経(ツネ) 鳥居、◯二世清経、清満門人、◯宝暦〟☆ きよとき とりい 鳥居 清時 初代 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清時(トキ) 清長門人、◯寛政、一世〟☆ きよとき とりい 鳥居 清時 二代 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清時(トキ) 清長門人、◯寛政、二世〟☆ きよとし とりい 鳥居 清俊 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清俊(トシ) 清長門人、◯寛政〟☆ きよなが とりい 鳥居 清長 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清長(ナカ) 鳥居三世、清満門人、鳥居四代となる、関氏、俗称市兵衛、武者絵上手、彩色摺画本、浮世美人画等多 し、一説に元禄、宝永以来この人の右に出つるものなしと、文化十年死〟☆ きよのぶ とりい 清信 鳥居 ◯『浮世絵師便覧』p230 〝清信(ノブ) 清元の男、鳥居流の祖、劇場画看板を画く、錦画あり、享保十四年死、六十六〟☆ きよはる こんどう 近藤 清春 ◯『浮世絵師便覧』p230 〝清春(ハル) 近藤氏、俗称助五郎、金平本および読本あり、◯正徳〟☆ きよはる ひしかわ 菱川 清春 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清春(ハル) 菱川氏、京師の人、始め清房、現存〟☆ きよひさ とりい 鳥居 清久 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清久(ヒサ) 清長門人、◯寛政〟☆ きよひで とりい 鳥居 清英 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清英(ヒデ) 鳥居、◯清満門人、草双紙あり、◯宝暦〟☆ きよひろ とりい 鳥居 清広 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清広(ヒロ) 清長門人、◯寛政〟☆ きよまさ とりい 鳥居 清政 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清政(マサ) 清長門人、◯寛政〟☆ きよます とりい 鳥居 清倍 ◯『浮世絵師便覧』p230 〝清倍(マス) 清信の男、鳥居二代目、宝暦十三年死〟☆ きよみつ とりい 鳥居 清満 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清満(ミツ) 清倍の次男、鳥居三代、一説に、清信の次男といふ、俗称半三、三味線製作を業とす、天明五年死〟☆ きよみつ とりい 鳥居 清満 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清満(ミツ) 鳥居六代、俗称栄、始め清房、現存〟☆ きよみね とりい 鳥居 清峯 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清峯(ミネ) 鳥居五代、後に二世清満と改む、清満の孫なり、錦画、草双紙多し、俗称庄之助、◯文化〟☆ きよみね とりい 鳥居 清峯 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝清峯(ミネ゙) 五世清峯養子、俗称米次郎、◯弘化〟☆ きよもと とりい 鳥居清元 ◯『浮世絵師便覧』p230 〝清元(モト) 鳥居氏、俗称庄七、大坂の俳優なり、清信の父、劇場の看板を画く、◯貞享〟☆ きよもと とりい 鳥居 清元 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清元(モト) 雪光斎と号す、清峯門人、一説に清満門人、又清長門人、俗称三郎助、◯文化〟☆ きよやす とりい 鳥居 清安 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清安(ヤス) 清峯門人、俗称虎次郎、◯文政〟☆ きよゆき とりい 鳥居 清之 ◯『浮世絵師便覧』p231 〝清之(ユキ) 清長門人、◯寛政〟☆ ぎんこう あだち 安達 吟光 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝吟光(ギンクワウ) 松斎、始め松雪斎、銀光、安達氏、俗称平七、◯明治〟☆ ぎんせつ 吟雪 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝吟雪(ギンセツ) 富川房信の名〟☆ きんちょう 金朝 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝金朝(キンテウ) 寛政〟☆ きんちょう 金長 ◯『浮世絵師便覧』p232 〝金長(チヤウ) 草双紙、◯寛政〟☆ くにあき うたがわ 歌川 国明 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国明(アキ) 三世豊国門人、錦画、◯元治、慶応〟☆ くにあき うたがわ 歌川 国明 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国明(アキ) 歌川、◯三世豊国門人、二世国明、蜂須賀氏、名は斧二、一鳳斎と号す、角力を好み、角力多し、◯明治〟☆ くにお こうてんさい 皎天斎 国雄 ◯『浮世絵師便覧』p220 〝国雄(クニオ) 酢屋国雄、皎天斎と号す、俗称平十郎、守国門人、◯延享〟☆ くにおき うたがわ 歌川 国興 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国興(オキ) 歌川、◯二世豊国門人、◯天保〟☆ くにかけ うたがわ 歌川 国魁 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国魁(ルビ無し) 歌川、◯三世豊国門人〟☆ くにかげ うたがわ 歌川 国景 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国景(カゲ) 歌川、◯一世豊国門人、一笑斎と号す〟☆ くにかず うたがわ 歌川 国一 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国一(カツ) 歌川、二世豊国門人、◯天保〟☆ くにかず うたがわ 歌川 国員 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国員(カズ) 歌川、◯大坂の人、◯万延〟☆ くにかつ うたがわ 歌川 国勝 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国勝(カツ) 歌川、◯一世豊国門人、◯天保〟☆ くにかね うたがわ 歌川 国兼 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国兼(カネ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにきよ うたがわ 歌川 国清 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国清(キヨ) 歌川、◯一世豊国門人、◯文化〟☆ くにさだ うたがわ 歌川 国貞 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国貞(サダ) 三世豊国の前名〟☆ くにさだ うたがわ 歌川 国貞 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国貞(サダ) 歌川、◯三世豊国門人、香蝶楼と号す、竹内氏、名は宗久、始め三世国政、梅堂と号す、後に国貞と改 む、錦画草双紙多し。◯明治〟☆ くにしげ うたがわ 歌川 国重 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国重(シゲ) 歌川、◯喜斎と号す、一世豊国門人、◯文化〟☆ くにたか うたがわ 歌川 国孝 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国孝(タカ) 歌川、◯三世豊国門人、一柳斎〟☆ くにたき うたがわ 歌川 国瀧 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国瀧(タキ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにたけ うたがわ 歌川 国武 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国武(タケ) 歌川、◯一世豊国門人、◯天保〟☆ くにただ うたがわ 歌川 国忠 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国忠(タダ) 歌川、◯一世豊国門人、◯文化〟☆ くにたね うたがわ 歌川 国種 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国種(クニタネ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにため うたがわ 歌川 国為 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国為(タメ) 歌川、◯一世豊国門人、一年斎と号す〟☆ くにたま うたがわ 歌川 国玉 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国玉(タ) 歌川、◯三世豊国門人、俗称岩次郎、一寶斎〟☆ くにちか うたがわ 歌川 国近 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国近(チカ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにちか とよはら 豊原 国周 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国周(チカ) 豊原と称す、一鴬斎、荒川氏、俗称八十八、役者似顔画、三世豊国門人、◯明治〟☆ くにつぐ うたがわ 歌川 国次 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国次(ツグ) 歌川、◯一世豊国門人、錦画、草双紙、◯文化〟☆ くにつる うたがわ 歌川 国鶴 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国鶴(ツル) 歌川、◯二世豊国門人、◯天保〟☆ くにてつ うたがわ 歌川 国鐵 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国鐵(テツ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにてる うたがわ 歌川 国輝 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国輝(テル) 歌川、◯三世豊国門人、岡田氏、俗称藤四郎、錦画、◯明治〟☆ くにと うたがわ 歌川 国登 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国登(ルビなし) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにとき うたがわ 歌川 国時 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国時(トキ) 歌川、◯一世豊国門人、一鏡斎〟☆ くにとし 邦年 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝邦年(クニトシ) 楳樹と称す、◯明治〟☆ くにとし うたがわ 歌川 国歳 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国歳(トシ) 歌川、◯三世豊国門人、◯元治、慶応〟☆ くにとし うたがわ 歌川 国利 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国利(トシ) 歌川、◯山村氏、俗称清助、梅寿と号す、三世豊国門人、◯明治〟☆ くにとみ うたがわ 歌川 国富 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国富(トミ) 歌川、◯二世豊国門人、◯天保〟☆ くにとも うたがわ 歌川 国朝 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国朝(トモ) 歌川、◯一世豊国門人、大坂の人〟☆ くにとら うたがわ 歌川 国虎 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国虎(トラ) 歌川、◯俗称久米蔵、錦画、草双紙〟☆ くになお あしはら 蘆原 国直 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国直(ナホ) 蘆原を称す、三世豊国門人、錦画、◯明治〟☆ くになお うたがわ 歌川 国直 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国直(ナホ) 歌川、◯信州の人、吉川氏、俗称四郎兵衛、又鯛蔵、一烟斎、一楊斎、浮世庵、柳烟楼、柳烟堂、写楽 翁等の号あり、一世豊国の門人なりしが、後に明画を学び、北斎を慕ふ、晩年廃業、惜むへし、◯文化〟☆ くになが うたがわ 歌川 国長 ◯『浮世絵師便覧』p220 〝国長(ナガ) 歌川、◯一雲斎と号す、俗称梅干之助、一世豊国門人、切組に長せり、◯文化〟☆ くにのぶ うたがわ 歌川 国信 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国信(ノブ) 歌川、◯一世豊国門人、一礼斎、陽岳舎、志満山人、自画作双紙〟☆ くにのぶ うたがわ 歌川 国信 二代 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国信(ノブ) 歌川、◯三世豊国門人、二世〟☆ くにはな うたがわ 歌川 国花 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国花(ハナ) 女、歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにはる うたがわ 歌川 国春 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国春(ハル) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにひこ うたがわ 歌川 国彦 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国彦(ヒコ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにひさ うたがわ 歌川 国久 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国久(ヒサ) 女、二世豊国門人、◯天保〟☆ くにひさ うたがわ 歌川 国久 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国久(ルビ無し) 三世豊国の男、錦画、◯明治〟☆ くにひで うたがわ 歌川 国英 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国英(ヒデ) 歌川、◯一筆斎と号す〟☆ くにひろ うたがわ 歌川 国弘 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国弘(ヒロ) 歌川、◯二世豊国門人、◯天保〟☆ くにふさ うたがわ 歌川 国房 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国房(フサ) 歌川、◯一世豊国門人、錦画、読本〟☆ くにふさ うたがわ 歌川 国総 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国総(フサ) 歌川、◯二世豊国門人、◯天保〟☆ くにまさ うたがわ 歌川 国政 初代 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国政(マサ) 歌川、◯俗称甚助、俳優半身の似顔画に長せり、草双紙、読本の類は画かず、一世豊国門人、◯天保〟☆ くにまさ うたがわ 歌川 国政 二代 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国政 歌川、◯一世豊国門人、二世国政、長文斎と号す、山下氏、俗称勇蔵、錦画、◯天保〟☆ くにます うたがわ 歌川 国升 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国升(マス) 歌川、◯大坂の人、◯嘉永〟☆ くにまつ うたがわ 歌川 国松 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国松(マツ) 歌川、◯三世豊国門人、一龍斎と号す、◯明治〟☆ くにまる うたがわ 歌川 国丸 ◯『浮世絵師便覧』p220 〝国丸(マル) 歌川、◯一円斎、五彩楼、飜蝶庵、軽雲亭、彩霞楼等の号あり、俗称文治、錦画、草双紙、一世豊国門 人、◯文化〟☆ くにまろ うたがわ 歌川 国麿 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国麿(マロ) 歌川、◯三世豊国門人、二世一円斎、又菊武と号す、横山氏、俗称近二、錦画、◯明治〟〈この国麿は二代目か〉 ☆ くにみち うたがわ 歌川 国道 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国道(ミチ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにみち うたがわ 歌川 国道 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国道(クニミチ) 三世豊国門人〟☆ くにみつ うたがわ 歌川 国満 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国満(ミツ) 歌川、◯一世豊国門人、一翁斎と号す、彩色の妙手なり、錦画多し、◯文化〟☆ くにみつ うたがわ 歌川 国光 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国光(ミツ) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにみね うたがわ 歌川 国峯 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国峯(ミネ) 歌川、◯三世豊国門人、梅蝶楼と号す、錦画、◯明治〟☆ くにもり うたがわ 歌川 国盛 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国盛(モリ) 歌川、◯二世豊国門人、◯天保〟☆ くにやす うたがわ 歌川 国安 ◯『浮世絵師便覧』p222 〝国安(ヤス) 歌川、◯一鳳斎と号す、後に名を改めて西川安信といふ、又改めて国安と称す、俗称安五郎、一世豊国 門人、天保七年死、三十余歳〟☆ くにやす うたがわ 歌川 国保 ◯『浮世絵師便覧』p204(飯島虚心著・明治二十六年刊) 〝治明(ハルアキ) 瀬尾氏、名は文五郎、後に国保、◯明治〟☆ くにゆき うたがわ 歌川 国幸 ◯『浮世絵師便覧』p221 〝国幸(ルビなし) 歌川、◯一世豊国門人〟☆ くにゆき うたがわ 歌川 国雪 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国雪(ユキ) 歌川、◯二世国貞門人、梅章と号す、錦画、◯明治〟☆ くによし うたがわ 歌川 国芳 ◯『浮世絵師便覧』p223 〝国芳(クニヨシ) 歌川、◯一勇斎と号し、又朝桜楼と号す、井草氏、俗称孫三郎、一世豊国門人中屈指の名 手なり、水滸伝の画最著はる、文久元年死、六十四〟☆ けいし 慶子 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝中村氏、歌舞伎役者女形、中村富十郎なり、英慶子といふ、慶子画譜あり、◯安永〟☆ けいせい 渓栖 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝英園と号す、北渓門人、◯文政〟☆ げっこう 月光 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝月光(クワウ) 草双紙、◯文化〟☆ げっこう おがた 尾形 月耕 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝月耕(コウ) 尾形氏、俗称正之助、桜斎又鏡斎と号す、自流なり、錦画、新聞挿画多し、◯明治〟☆ げっさ 月沙 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝月沙(ゲッサ) 鳥山石燕門人、◯天明〟☆ げっさい 月斎 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝月斎(サイ) 歌政の号〟☆ げってい 月亭 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝月亭(ゲッテイ) 兆斎と号す〟☆ げんきょ 玄魚 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝玄魚(ゲンキヨ) 宮城氏、俗称喜三郎、浮世絵専門にあらざれ共、挿画、奉灯の画多し、明治十二三年頃死〟☆ げんざぶろう 源三郎 ◯『浮世絵師便覧』p225 〝源三郎(ゲンザブロウ) 奈良の人、蒔絵師、元禄三年板、人倫訓蒙図彙を画く〟☆ こういつ 光一 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝光一(コウイツ) 法橋に叙せらる、◯安永頃の人か、等琳の風〟☆ こういつ やまむら 山村 耕一 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝耕一(コウイツ) 尾形月耕門人、山村氏、名は清助、錦画、◯明治〟☆ こうがく わだ 和田 高岳 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝高岳(ガク) 和田氏、白盛楼と号す、二世嵩谷門人、◯文政〟☆ こうかん しば 司馬 江漢 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝江漢(コウカン) 名は峻、春波楼、不言道人、宋紫石の門人、油絵を善くし、我国銅版画の祖なり、此人をもて、二世春 信とするは、非なり、自著司馬江漢後悔記に詳なり、文政元年死、七十二〟☆ こうきょく なかね 中根 高旭 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝高旭(キヨク) 中根氏、二世嵩谷門人、◯文政〟☆ こうけい さわやま 沢山 高渓 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝高渓(コウケイ) 沢山氏、玄々斎と号す、二世嵩谷門人、◯文政〟☆ こうだい 鴻臺 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝鴻臺(コウダイ) 高井氏、北斎門人、◯文化〟☆ こうちょうろう 香朝楼 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝香朝楼(コウテウロウ) 歌川風、◯明治〟☆ こうとく 香得 ◯『浮世絵師便覧』p214 〝香得(カウトク) 訓みてニホエか、詳ならず、歌川風、◯明治〟☆ こうなん 江南 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝江南(ナン) 草双紙、◯文化〟☆ ごがく 五岳 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝五岳(ガク) (名前のみ、記事なし)〟☆ こくにまさ 小国政 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝小国政(クニマサ) 梅堂と号す、◯明治〟☆ ごけい 五景 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝五景(ケイ) 八島氏、岳亭春信の男、◯弘化〟☆ ごしち はるかわ 春川 五七 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝五七(ゴシチ) 春川、◯栄山の門人、俗称亀助、始め神谷蓬洲といふ、役者似顔、草双紙多し、◯文化〟☆ こしん 小信 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝小信(コシン) 大坂の人、◯嘉永〟☆ ごちょうさい 呉鳥斎 ◯『浮世絵師便覧』p227 〝呉鳥斎(ゴテウサイ) 小本挿画、◯(記述なし)〟☆ このまろ きたがわ 喜多川 此麿 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝此麿(コノマロ) 喜多川、◯歌麿門人、◯享和〟☆ こよしもり 小芳盛 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝小芳盛(ヨシモリ) 歌川風、◯明治〟☆ こりゅうさい 湖龍斎 ◯『浮世絵師便覧』p226 〝磯田氏、名は正勝、又春広、俗称庄兵衛、西村重長門人、後に法橋に叙せらる、錦画多し、◯明和、安永〟