Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ よしむね あらい 新井 芳宗 二代(一松斎)浮世絵師名一覧
〔文久3年(1863)2月5日 ~ 昭和16年(1941)・79歳〕
(新井年雪参照)
 別称 年雪 一松斎(二代目)  ☆ 明治十四年(1881)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(明治十四年刊・国文学研究資料館)    年雪画『遊戯菩提記』挿絵 芳年・年雪・広しげ 仮名垣魯文 京文社(9月)  ☆ 明治十五年(1882)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治年十五刊)    松斎芳宗画    『夢想兵衛胡蝶物語』後編      口絵 芳年、芳宗・挿絵 芳年、芳宗、年参、年恒 曲亭馬琴 東京稗史出版社(9月)     後編挿絵署名「芳年師之図 芳宗補画」「年参補画」「芳年師之図 年恒補画」    『自由之凱歌』 挿絵 一松斎芳宗 ヂューマ 宮崎夢柳訳 絵入自由(1-2編 10・12月)②  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(明治十五年刊・国文学研究資料館)    一松斎芳宗画    『通俗水滸後伝』挿絵 一松斎芳宗 松村操 兎屋誠(巻1 10月)  ◯『絵画出品目録』初版 農商務省編 国文社第一支店 明治十五年十月刊    (内国絵画共進会 明治十五年十月開催 於上野公園)   〝第五区(円山・四條派等)    東京府    新井周次郎 円山派 号芳宗 五人子供・牛若丸鞍馬山〟  ☆ 明治十六年(1883)    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十六年刊)    歌川芳宗二世画    『人情美談吹雪の花笠』一冊 芳宗画 吉田正太郎編 秋山堂(合巻)    『泰平三番騒』二十編二十冊 芳年・芳宗画 清水市次郎編 清光堂他     『聖代の球謡』前後二冊 芳宗画 花笠文京著 絵入自由出版社(合巻)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十六年刊)    歌川芳宗画    『人肉質入裁判』挿絵 芳宗 シェイクスピア 井上勤訳 今古堂(6月)〈「ベニスの商人」〉    『島鵆沖白浪』 挿絵 一松斎芳宗 伊藤専三 滑稽堂(後編 10月)     〈『新編都草紙』21-38回分を別製本したもの。21-23回分は稲野年恒画。24-38回芳宗画〉    『才子必読吃驚草紙』挿絵 芳宗〔松斎〕印 嶋崎鴻南 絵入自由新聞社(上 10月)②〈下未見〉    『新編水滸画伝』曲亭馬琴 法木徳兵衛(1-4編 11月)           3編上 口絵 芳年 挿絵 年参 年恒 下 挿絵 一松斎芳宗    『聖代の球謡』 口絵・挿絵・表紙 松斎芳宗 花笠文京 絵入自由出版社(前後編 12月)    『泰平三番騒』シリーズ 清水市治郎(1-20編 明治16年12月届)     「千石船沖之激浪・小倉色紙・佐野系図田面雪」挿絵 一松斎芳宗 表紙 芳年(1-6編)     「千石船沖之激浪・小倉色紙」挿絵 一松斎芳宗 表紙の図様は1編と同じ(7-19編)     「小倉色紙」挿絵 一松斎芳宗 表紙の図様は1編と同じ(20編)    〈1-20編まで芳年の表紙は全く変わらず。刊記も「明治16年12月届」ですべて同じ〉  ◯『明治画家略伝』渡辺祥霞編 美術新報鴻盟社 明治十六年十一月版権免許   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝第五区 円山四條派ノ類    新井年雪 円山 人物 京橋区西金六町三番地         周次郎ト称ス 文久三年二月五日生ル 一松斎芳宗ノ弟子ナリ 画ヲ芳年ニ学ブ  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(明治十六年刊・国文学研究資料館)    『絵入朝野新聞』創刊 絵入朝野新聞社 明治16年1月22日   (所蔵する1号~12号(明治16/1/22~2/10)までの画工は以下の通り)    松斎芳宗 1号 年参 2・3・5-8・12号(季参)9・11号 ※4・10号は署名なし  ☆ 明治十七年(1884)     ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十七年刊)    歌川芳宗二世画    『開化余情復讐美譚』一冊 芳宗画 彩霞園柳香編 絵入自由出版社(合巻)    『雪狐奇談小倉色紙』一冊 芳宗画 清水米洲編 清光堂     (前年十二月出版御届『泰平三番騒』より同題の一冊を独立単行せしもの)    『小狐礼三情掛罠』 一冊 芳宗画 伊東橋塘編 滑稽堂     『千石船沖之逆浪』 一冊 芳年・芳宗画 清水市次郎 二書房    『四季の花籠』   一冊 芳年・芳宗画 花笠文京編 絵入自由出版社    『妲妃之高髷』 上下二冊 芳宗画 清水米州辺 三葉荘(合巻)    『枯野の田鶴』   一冊 芳宗画 花笠文京作 絵入自由出版社(合巻)    『襤褸乃錦絵』   一冊 芳宗画 花笠文京著 絵入自由出版社(合巻)    『新編嘯阿虎』   一冊 芳宗画 花笠文京編 絵入自由出版社(合巻)    『花王樹草紙』   一冊 芳宗画 花笠文京編 絵入自由出版社(合巻)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(明治十七年刊・国文学研究資料館)    一松斎芳宗画    『小狐礼三情掛罠』口絵・挿絵 一松斎芳宗 伊東専三  滑稽堂(1月)    『東京開化繁昌記』挿絵 芳宗 近藤鉂 松井忠兵衛(2月)    『枯野の田鶴』  口絵・挿絵 一松斎芳宗 花笠文京  絵入自由出版社(4月)    『襤褸の錦繍』  口絵・挿絵 一松斎芳宗 花笠文京  絵入自由出版社(5月)    『四季の花籠』  口絵 芳年・挿絵 芳年、一松斎芳宗 花笠文京 絵入自由出版社(6月)    『復讐美談』   口絵・挿絵 一松斎芳宗 彩霞園柳香 絵入自由出版社(6月)    『新編嘯阿虎』  口絵・挿絵 一松斎芳宗 花笠文京  絵入自由出版社(9月)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十七年刊)    一松斎芳宗画    『大岡仁政録 小間物屋彦兵衛伝』編者不詳 挿絵・表紙 芳宗 栄泉社(1月)〈「今古実録」シリーズ〉    『増補英雄美談』  挿絵・表紙 松斎芳宗 編者不祥 栄泉社(1-5 1月)②    『才子佳人螢雪美談』口絵・挿絵・表紙 大蘇芳年 芳宗 花笠文京 絵入自由出版社他(3月)    『西洋道中膝栗毛』 口絵 芳年・挿絵・表紙 一松斎芳宗 仮名垣魯文 岩崎勝蔵(4月)    『市村座狂言筋書』 挿絵・表紙 一松斎芳宗 大木嘉吉 新板堂(5月)    『島鵆沖白浪』   口絵・挿絵 年恒、芳宗 柳亭燕枝 滑稽堂(後編 7月)②     〈『新編草紙』21-38回分を別製本したもの。1-20回分は明治16年10月〉    『小倉の色紙』   口絵・挿絵・表紙 松斎芳宗 清水市次郎 清光堂(8月)②     (角書「霊仙奇談」)〈翌明治18年刊、文苑閣と清水市次郎から再版〉    『自由廼征矢』   口絵 芳宗 ヂールス・ベルネ 絵入自由出版社(10月)〈挿絵なし〉    『花王樹草紙』   口絵・挿絵・表紙 一松斎芳宗 花笠文京 絵入自由出版社(10月)  ☆ 明治十八年(1885)     ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十八年刊)    歌川芳宗画    『女天一花園於蝶』上下二冊 芳宗・年恒・豊宣画 伊東橋塘編 上田屋(合巻)    『松坂縞好新機織』一冊 芳宗画 彩霞園柳香述 寛栄舎(合巻)    『春色日本魂』上下二冊 芳年・芳宗画 楊外堂主人作 法木徳兵衛(合巻)    『黄金の花籠』  一冊 芳宗・豊宣画 丸山幸次郎編 寛栄舎(合巻)    『新編名取草』  一冊 芳宗画 彩霞園柳香編 鶴声社他(合巻)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十八年刊)    歌川芳宗画    『明治力士伝』  肖像 無署名 秦野富蔵 絵入自由出版社(1月)     (二月刊倉田一文編『明治力士伝』の表紙には「芳宗画」とある)    『出石奇聞誉神谷』口絵・挿絵 一松斎芳宗 芳年 嵯峨野増太郎 日月堂(5月)〈芳年は口絵一葉のみ〉    『新説黄金の花篭』口絵・挿絵 香蝶豊宣 芳宗・扉 宣秀? 丸山幸次郎 寛栄舎(5月)    『西洋道中膝栗毛』口絵 芳年・挿絵・表紙 一松斎芳宗 仮名垣魯文 日月堂(7月)    『松坂縞好新機織』口絵・挿絵 松斎芳宗 彩霞園柳香  丸山幸次郎(8月)    『善悪草園生咲分』口絵・挿絵 芳宗、香蝶豊宣・表紙 尾形月耕 談洲楼燕枝 牧野惣太郎(9月)    『新編名取草』  口絵・挿絵・表紙 芳宗 彩霞園柳香 正札屋(9月)     『女天一花園お蝶』口絵・挿絵 芳宗・表紙 香蝶豊宜 伊東橋塘 上田屋(1-49回 10月)             挿絵 芳宗、年恒(50-90回 10月)    『襤褸の錦繍』  口絵・挿絵 一松斎芳宗 月之舎秋里 上田屋(11月)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(明治十八年刊・国文学研究資料館)    歌川芳宗画    『黄金髑髏盃』口絵・挿絵・表紙 一松斎芳宗 一筆庵可候 椿香堂(3月)    『黄金の花篭』口絵 香蝶豊宣・挿絵 豊宣、芳宗・扉 宣秀? 丸山幸次郎 寛栄舎(5月)  ◯『現今日本画家人名録』赤志忠七 大阪 赤志忠雅堂 明治十八年三月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝円山派     東京 人物 渡辺省亭 良助    東京 人物 新井芳宗 周二郎     東京 人物 三島蕉窓 雄之助   東京 山水 柴田是真 順蔵     東京 人物 鈴木華邨 宗太郎〟    〈凡例によると、この人名録が収録するのは明治15年・同17年に開催された内国絵画共進会に出品した絵師。ただ     なぜ芳宗を円山派に分類したのかよく分からない〉  ◯『東京流行細見記』登亭逸心撰・清水市太郎編・明治十八年七月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)
   「東京流行細見記」「浮世屋画工郎」(当時の諸職芸能人や専門店を吉原細見に擬えて序列化した戯作)     〝(暖簾の文字)「錦」浮世屋絵四郎   (上段 合印「入山型に△」)〝日の出 新流行 大上々吉 大々叶〟〈細見全体での序列は十位〉     つきおか 芳年〈月岡〉  こばやし 永濯〈小林〉     おちあい 芳幾(落合)  とよはら 国周(豊原)     とりゐ  清満(鳥居)  あんどう 広重(安藤)     おがた  月耕(尾形)  あらゐ  芳宗(新井。二代目芳宗)    〈以下、中段下段は名称のみ。禿・芸者・遣り手は省略〉   (中段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位〉     年恒 国政 周延 年方 春亭 吟香(ママ) 清親 豊宣 国峯 周重 国梅   (下段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位・中段と同格〉     広近 年景 芳藤 年参〟    〈全体は本HP「浮世絵事典」【う】「浮世絵師番付」を参照〉  ☆ 明治十九年(1886)    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十九年刊)    歌川芳宗画    『閩音頭日本銀二』上下二冊 芳宗画 一筆庵可候著 高崎修助(合巻)      〈「閩音頭」は(きやりおんど)〉    『貞操競三国艶妓』上下二冊 芳宗画    渡辺文京著  高橋修助(合巻)    『浜辺の荒濤』  上下二冊 豊宣・芳宗画 春永情史述  覚張栄三郎(合巻)    『黄金髑髏盃』    一冊 芳宗画    一筆庵可候著 椿香堂  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十九年刊)    芳宗画    『鬨音頭日本銀二』口絵・挿絵・表紙 一松斎芳宗 上村秀昇  高橋修助(上下 4月)〈上未見>    『春色日本魂』  口絵・挿絵 芳年 芳宗    楊外堂主人 金盛堂 (4月)    『貞操競三国艶妓』口絵・挿絵    一松斎芳宗 渡辺文京  高崎修助(上下 5月)    『千石騒動実記』 口絵 芳年・挿絵 一松斎芳宗 覚張栄三郎編集・出版(6月)    『人肉質入裁判』 口絵・挿絵    芳宗    シエイクスピア  今古堂 (6月)     〈挿絵は初版(明治16年刊)のものをそのまま使い、それに口絵を加えたもの〉    『浜辺の荒濤』  口絵・表紙 香蝶豊宣・挿絵 一松斎芳宗 春永情史 上田屋(其1-58 8月)     『善悪草園生咲分』口絵・挿絵 芳宗 香蝶豊宣  談洲楼燕枝 誾花堂(11月)    『俊傑神稲水滸伝』口絵・挿絵 一松斎芳宗    岳亭定岡  宝林堂(巻1-5 12月)    『新説雄身張月』 口絵・挿絵 芳宗       覚張栄三郎 上田屋(12月)    『明治侠客伝』  口絵・挿絵 芳宗       一筆庵可候 堀川文古堂(12月)  ☆ 明治二十年(1887)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十年刊)    芳宗画    『高橋阿伝夜叉譚』口絵 芳宗・挿絵 周延 月耕 仮名垣魯文 銀花堂(2月)    『絵本明治太平記』口絵・挿絵 芳宗 石斎国保  福井淳   誾花堂(6月)     〈口絵は5月刊『絵本明治太平記大全』基春画と同じ〉    『日本古今名家図解』 挿絵 小西豊之助編 九春堂(10月)〈見開きの色摺り人物像に人物略伝とその英訳を配す〉     「日本武尊」月耕 「武内宿禰」年方 「和気清麻呂」月耕 「神功皇后」楊洲周延     「源義家」 芳宗 「平重盛」 月耕 「北条時宗」 芳宗 「加藤清正」楊洲周延     「西郷隆盛」月耕 「楠正茂」 年方(この二編が明治23年に出る)    『善悪草園生咲分』口絵 芳宗・挿絵 芳宗 香蝶豊宣・表紙 画工未詳 談洲楼燕枝 銀花堂(12月)     (角書「洋妾お花鬼清吉刺墨お市」)  ☆ 明治二十一年(1888)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十一年刊)    芳宗画    『大岡名誉政談』  口絵・挿絵 石斎 芳宗 楓水居士  銀花堂(4月)    『雲切仁左衛門実記』口絵・挿絵 芳宗    編者不詳  赤松市太郎(6月)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十一年刊)    芳宗画『高橋阿伝夜叉譚』口絵のみ 芳宗 仮名垣魯文 銀花堂(1月)  ☆ 明治二十二年(1889)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十二年刊)    芳宗画    『毒蛇』      口絵・挿絵 芳宗・表紙 習古? 大久保夢遊 銀花堂(1月)    『同胞の決闘』   口絵・挿絵 芳宗・表紙 習古? 暁花園霞柳 自由閣(3月)    『仇競古今毒婦伝』 口絵・挿絵 豊宣 芳宗 耕一  野村銀次郎編集・出版(7月)    『西郷隆盛君之伝』 口絵・挿絵 芳宗        渡辺朝霞  文事堂(8月)    『成田山力士仇討』 口絵・挿絵 芳宗        編者未詳  日吉堂(8月)    『明治新編毒婦伝』 口絵 豊宣・挿絵 芳宗 月耕・表紙 習古? 編者不詳 銀花堂(8月)    『東侠客河内山実伝』口絵・挿絵 芳宗 年茂     金香    日吉堂(9月)    『淀屋辰五郎の伝』 口絵・挿絵 豊宣 芳宗     著者未詳  日吉堂(10月)    『名画血達磨』   口絵・挿絵 芳宗        著者未詳  日吉堂(11月)    『有罪無罪』    口絵 年英・挿絵 芳宗 宗信  涙香小史訳 魁真楼(11月)    『有馬猫騒動記』  口絵 習古・挿絵 年茂 芳宗  著者未詳  日吉堂(12月)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(明治二十二年刊・国文学研究資料館)    芳宗画    『大盗賊』口絵・挿絵 芳宗・表紙 習古? 涙香小史 金桜堂(4月)③   ◯『東京大画家派分一覧表』東京 児玉友三郎編輯・出版 明治二十二年十二月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)    歌川派     月岡芳年 浅艸九丁   橋本周延 天神丁三   一松斎芳宗 日吉丁     勝川椿年 木挽町一   安藤広近 根岸金杉   村田良和  馬道八     梅堂国貞 薬研ボリ丁   正木芳盛 下谷坂丁   泰近清   飯倉片丁     落合芳幾 京バシ滝山丁  豊原国周 東京     応斎年方  紺屋丁     歌川国久 カメ井戸    安藤広重 下平右ヱ門  鍋田玉英  西鳥越丁      河守芳豊 ◎◎◎丁   柴田延子 佐クマ丁三   梶田半湖  下谷徒丁〟  ☆ 明治二十三年(1890)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十三年刊)    芳宗画    『政談むすめ演説』口絵・挿絵 周延 芳宗・表紙 習古? 東洋狂史 銀花堂(1月)    『明治侠客伝』  口絵・挿絵 芳宗          一筆庵可候 日吉堂(3月)    『色の革命』   口絵・挿絵 宗信 芳宗・表紙 習古  花笠文京 文事堂(3月)    『草履打芸者達引』口絵・挿絵 よしむね ・表紙 習古  著者不詳 日吉堂(4月)    『近世侠客水滸伝』口絵 画工未詳 ・表紙 習古 著者不詳 日吉堂(4月)             挿絵 [一星]印  稲野年恒(可雅賤人) 年方 国梅改国泰(修斎) 芳宗 芳年                一応斎国松 芳幾 月耕 〈篆字印の「一星」は未詳。月耕以外は歌川派〉   〈②の書誌は明治23年4月刊とする。しかし二つある序文の年紀は明治19年の3月と4月である。また国梅の国泰改名は明治19年と    されるから、作品の成立は明治19年か〉    『復讐美譚黄金鯱』口絵・挿絵 芳宗 菅谷与吉 日吉堂(4月)    『小柳実伝』   口絵・挿絵 芳宗 著者不詳 日吉堂(11月)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十三年刊)    芳宗画    『梅花郎』 口絵・挿絵 芳宗・表紙 習古? 涙香小史 明進堂(1月)    『大和撫子』口絵・挿絵 芳宗・表紙 習古? 海鶴仙史 金松堂(2月)    ◯『明治東京逸聞史』②201「滑稽堂」明治三十九年(1906)(森銑三著・昭和44年(1969)刊)   〝滑稽堂 〈太平洋三九・一・一五〉    (上略)第三回内国勧業博覧会が上野で開かれた時、芳年は「市原野」の保昌と袴垂との絹地に画いて、    好評を得た。滑稽堂では、更にそれを錦絵にして売出した。計画はまんまと当って、その錦絵がまた評    判となって売れた。それを見た森田勘弥が、その「市原野」を浄瑠璃にし、団十郎の保昌に、菊五郎の    袴垂で上演した。その時滑稽堂では、新富座へ引幕二張を贈った。その二張の一つには、門人の芳宗、    芳景の二人が、袴垂と保昌とを画いた。そこでまたこれが滑稽堂の宣伝となった〟    〈第三回内国勧業博覧会は明治二十三(1890)年の開催。滑稽堂は月岡芳年の「月百姿」の板元・秋山滑稽堂〉  ☆ 明治二十四年(1891)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十四年刊)    芳宗画    『娼妓若鶴伝』挿絵 芳宗 豊宣・表紙 習古? 菅谷与吉 日吉堂(7月)    『実事譚』  口絵のみ(16丁) 編者不詳 銀花堂(1-2編 8月)           1編 月耕 芳宗 耕一 香蝶豊宣            2編 耕耘 豊宣 月耕 石斎国保 芳宗    『明治侠客三幅対』口絵 芳年・挿絵 芳宗・表紙 習古 伊東専三 伊藤倉三(11月)    ◯『古今博識一覧』番付 大坂 樋口正三朗編集・出版 明治二十四年六月   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)   〝方今現存画人円山派人名一覧     円山派       東京 渡辺省亭 新井芳宗 三島蕉窓 柴田是真 鈴木華邨〟    〈この一覧には歌川派の項目もあるのだが、なぜが芳宗は円山派に括られている〉   ☆ 明治二十五年(1892)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十五年刊)    芳宗画    『涙美人』口絵・挿絵 芳宗「一松斎]印  丸亭素人 今古堂(8月)    『虐殺』 口絵・挿絵 芳宗       丸亭素人 今古堂(12月)  ☆ 明治二十六年(1893)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十六年刊)    芳宗画    『大疑獄』 口絵・挿絵 芳宗「一松斎」印  丸亭素人 金桜堂(後編 3月)    『死人の掌』口絵・挿絵 芳宗・表紙 習古 丸亭素人 今古堂(5月)(探偵文庫 第1編)    『車輪の跡』口絵・挿絵 芳宗・表紙 未詳 不知火訳 今古堂(5月)    ◯『浮世絵師便覧』p216(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)    〝芳宗(ムネ)    始め国芳、後に芳年門人、一松斎と号す、新井氏、名ハ、周次郎、新聞挿画、錦画、◯明治〟    ◯『浮世絵師歌川列伝』「歌川国芳伝」p200(飯島虚心著・明治二十七年、新聞「小日本」に寄稿)   〝明治廿六年は、国芳が三十三回忌なるをもて、法会を執行せしと見えて、墓の後に卒塔婆五六枚建てて    あり。施主の名は、山田春塘、堀田瑞松、新井芳宗、鷲沢与志などなり。これ蓋し国芳が門人か或は友    人なるべし。新井芳宗は、門人芳宗二世なるべし〟  ☆ 明治二十七年(1894)   〈版本の口絵・挿絵は未見〉  ☆ 明治二十八年(1895)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十八年刊)    一松斎芳宗画『おに小町』挿絵 一松斎芳宗 国松 撃壌庵夢遊 野村銀次郎(12月)  ☆ 明治二十九年(1896)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十九年刊)    芳宗画    『貞操競三国艶妓』口絵・挿絵 芳宗 表紙 習古? 渡辺文京 鈴木今作(2月)    『Jpanese Fairy Tale Series』色摺挿絵・表紙 T.Hasegawa(弘文社)版     16「文福茶釜」ジェイムズ夫人訳 新井芳宗(6月)(「The Wonderful Tea-Kettle」)     〈T.Hasegawは長谷川武次郎、所謂「ちりめん本」の考案者〉    ☆ 明治三十一年(1898)  ◯『浮世絵備考』(梅本塵山編 東陽堂 明治三十一年(1898)六月刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)(91/103コマ)   〝二世一松斎芳宗【明治元年~三十年 1868-1898】    鹿島氏、通称周次郞、初代芳宗の末男にて、大蘇芳年の門に入り、年雪と号せしが、明治十五年八月、    亡父の名を継ぎて、二世芳宗と改めぬ〟  ☆ 明治三十二年(1899)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十二年刊)    芳宗画    『後藤半四郎』口絵 芳宗・表紙 未詳 野村銀次郎編 銀花堂(5月)   〈本文は明治20年刊『後藤半四郎美勇伝』と同じ。口絵と表紙は新調〉  ◯『浮世画人伝』p96(関根黙庵著・明治三十二年(1899)刊)   (「歌川国芳系譜」より)
   「歌川国芳系譜」〝芳宗 松五郎(初代芳宗)実子、初メ芳年門人年雪〟  ☆ 明治三十三年(1900)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十三年刊)    芳宗画『白梅権八』口絵・表紙 芳宗 一竜斎文銀 銀花堂(5月)  ☆ 明治三十五年(1902)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十五年刊)    芳宗画『二美人の決闘』口絵・挿絵・表紙 芳宗 暁花園霞柳 日本館(3月)  ◯ 第十二回 日本絵画協会展(明治三十五年三月開催 於上野公園旧博覧会跡第五号館)   (『明治期美術展覧会出品目録』より)    寺崎広業 今様美人 銀牌 ・月夜山水    尾形月耕 大物浦 銀牌 ・気界下瞰     梶田半古 春宵怨 銀牌    池田輝方 山王祭 一等    新井芳宗 浅草寺 二等褒状 ・京遊女    水野年方 弥生・江畔美人・春の夜    荒井寛方 桜下美人  ☆ 明治三十九年(1906)  ◯『明治東京逸聞史』②p201「滑稽堂」明治三十九年(1906)(森銑三著・昭和44年(1969)刊)   〝滑稽堂 〈太平洋三九・一・一五〉    (上略)第三回内国勧業博覧会が上野で開かれた時、芳年は「市原野」の保昌と袴垂との絹地に画いて、    好評を得た。滑稽堂では、更にそれを錦絵にして売出した。計画はまんまと当って、その錦絵がまた評    判となって売れた。それを見た森田勘弥が、その「市原野」を浄瑠璃にし、団十郎の保昌に、菊五郎の    袴垂で上演した。その時滑稽堂では、新富座へ引幕二張を贈った。その二張の一つには、門人の芳宗、    芳景の二人が、袴垂と保昌とを画いた。そこでまたこれが滑稽堂の宣伝となった〟    〈第三回内国勧業博覧会は明治二十三(1890)年の開催。滑稽堂は月岡芳年の「月百姿」の板元・秋山滑稽堂〉  ☆ 明治四十四年(1911)  ◯『現代全国画家録』平田三兎編 丹青書房 明治四十四年(1911)四月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝千紫万紅 新井芳宗 東京〟〈流派・得意分野記載なし〉   〝潤筆価格標準(価格 原文は漢数字)     類別     区分 価格    区分 価格     千紫万紅之部 精  6円以上  疎  3円以上    右潤筆価格ハ絹本尺五(幅壹尺五寸/丈四尺)ヲ度トシ精疎二様ノ概価ヲ表示シタ    ルモノニシテ、額面屏風其他極彩色ノ密画ハ此ノ限リニアラズ〟    〈本HP「浮世絵事典」【う】「浮世絵師人名録 明治編」参照〉  ☆ 大正年間(1912~1925)    ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)   (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)   〝芳宗 初代芳宗の子、初め芳年の門に入り、年雪と号し、後に二世芳宗と号す〟  ☆ 昭和以降(1926~)    ◯『浮世絵師伝』p214(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝芳宗 二代    【生】文久三年(1863)二月五日  現存    【画系】芳年門人        【作画期】明治~現代    歌川を称す、故ありて新井氏と名乗る、俗称周次郎、十三歳の時に芳年の門人となりて、初め画名を年    雪と云へり。明治十四年十一月一日、二代芳宗を襲名して、一松斎の号をも襲用せり、それ以前に既に    十五歳の時(明治十年)西南戦争の錦絵を画きしことあり、稍後に新聞挿画及び雑書の挿絵などを揮毫    す、新聞関係にては、殊に師の引立てを受くる所多かりき。錦絵の作は、明治二十五六年版の「撰雪六    々談」(二十四枚)最も著名なり。久しく芝増上寺地内に住す。(『浮世絵志』第二十六号所載、大曲    駒村氏の研究に拠る)〟    ☆ 没後資料    ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p93(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)   〝芳宗 二代(よしむね)    初代芳宗の子、故あつて新井氏を名乗る、幼時より芳年の門人となり、初め年雪と号したが、父の歿後    は二代芳宗を襲名した。錦絵の他に、新聞挿絵、雑誌挿絵を多く描いた。一時画博堂なる店舗を経営し    ていた。昭和十六年、八十才で歿した〟
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