※〔漆山年表〕:『日本木版挿絵本年代順目録』
☆ 文化十一年(1814)
◯「絵本年表」〔漆山年表〕(文化十一年刊)
『芝翫帖』一巻 河内屋太助板
狂画堂芦洲摹・町年図写・なには春江戯画・百喜画 浜松歌国編
◯『浮世絵師伝』p90(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝春江 北英の前名〟
△『増訂浮世絵』(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
◇p200
〝春江斎北英
初め春江と号し、文政十二年に春江斎北英と改めた。北洲の門下である。天保五年に春梅斎北英を名乗
る。又雪花楼、雪華の号がある。その門弟が可なり多く、北洲の画系を盛んならしむるの力がある。而
して、その作は夥しく、浪花錦絵作家として特筆に値するものがある。文政天保年間の人〟
流光斎系・浪花画系図〝春江 後北英と改む、春江斎、春梅斎、雪花楼〟
〈「日本古典籍総合目録」は「春江斎北英」署名の作品を一点収録している。天保五年(1834)刊の絵入根本『敵討
浦朝霧』である。なお「春梅斎北英」署名の版本は天保5・6・8年にかけて五点ある〉