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☆ しいち かめい 亀井 至一浮世絵師名一覧
〔天保13年(1842) ~ 明治38年(1905)5月27日・63歳〕
 ◯『浮世絵師伝』p78(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝至一    【生】  【歿】  【画系】  【作画期】明治    亀井氏、石版画をよくせり、明治十五年版小林清親の錦絵「東京日比谷観兵式図」(大錦三枚続)には    「亀井至一先生石版画ニナロウテ方円舎清親画」とあり、以て当時石版画に於ける彼の位置を察するに    足るべし。後ち明治二十五年「東海道名所」の図を石版に画く。明治十四年六月、松木平吉版の日光名    所小判二十枚の木版画は精密を尽したるものにて、大判にせば宜しからんと思はるるものあり。居所は    初め上野黒門町、其後不明〟    ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p89(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)   〝至一(しいち)亀井氏、明治初年に洋風の木板画を描き、また石版画をよくした。履歴不明〟