Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ しげひろ しゅんすいろう 春翠楼 茂広 浮世絵師名一覧
〔未詳〕
 ☆ 弘化四年(1847)    ◯「日本古典籍総合目録」(弘化四年刊)   ◇咄本    春翠楼茂広画『画本一口噺』春翠楼茂広画 合亭志芸野作    ☆ 安政元年(嘉永七年・1854)    ◯「日本古典籍総合目録」(嘉永七年刊)   ◇絵画    春翠楼茂広画『本朝当時功名英雄伝』一冊 春翠楼茂広画 英生閣      ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   (収録は上掲2点のみ)     参考資料    ◯『京摂戯作者考』〔続燕石〕①337(木村黙老著・成立年未詳)   (「浮世絵師」「春翠楼主人」の項)   〝京師の人、松川氏、名は米広と云、画作ともになす〟    ◯『浮世絵師伝』p93(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝春翠    【生】  【歿】  【画系】  【作画期】    四方氏、俗称茂兵衛、又は茂平、京都六角通柳馬場東入町に書肆を営み、通称を平野屋といひ、家号を    翠松園といへり、蓋し父祖の遺業を継ぎしものなれど、後に廃業して銅版師となれり。其の間『花洛名    勝図会』の挿絵を画きしこともあり、画風松川半山に稍似たり。銅版は、自著『万国往來』(明治五年    発行)に挿画せり、巻尾に「册中鐫画図 独立一派四方春翠鐡筆、門人北村友山助刻」とす。彼は又、    書を能くして、該書の版下も自筆に成りしものゝ如し〟    〈春翠を名乗るものを参考としてあげてみた〉