☆ 安永二年(1773)
◯「国書データベース」(国文学研究資料館)
『投扇興図式』署名「泉花堂三蝶画」泉花堂三蝶述 遠州屋弥七板 安永二年序
☆ 安永九年(1780)
◯「国書データベース」(国文学研究資料館)
『草木芝居化物退治』署名「十六兵衛自画」安永九年五月序
序「東都泉花堂三蝶 本名十六兵衛」
◯『洒落本大成』第十巻(安永九年序)
十六兵衛画『神代椙◎論』泉花堂三蝶著。
序〝于時安永九年 庚子皐月下旬 東都泉花堂三蝶 本名 十六兵衛〟
〈十六兵衛は泉花堂三蝶〔国書DB〕は統一書名を『草木芝居化物退治』としている〉
☆ 没後資料
☆ 昭和年間(1926~1987)
◯『浮世絵師伝』p78(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝三蝶
【生】 【歿】
【画系】 【作画期】安永~天明
古川氏、自画作の黄表紙あり、安永二年版『投扇興』に「東都、泉花庵三蝶画」とあるは恐らく同人な
らむ。又、天明半ば頃清長風の中判美人画あり〟
〈この三蝶は古阿三蝶、『投扇興』の三蝶とは別人である〉
◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)
作品数:8(「作品数」は必ずしも「分類」や「成立年」の点数合計と一致するとは限りません)
画号他:泉花堂 泉花堂三蝶
分 類:往来物2・洒落本1・浮世草子1・遊戯(投扇興)1・刀剣1・花道1・動物(百千鳥)1
成立年:明和1年 (1点)
安永2・7・9年(3点)
寛政11年(1点)
享和3年 (1点)
文化1年 (1点)
〈八点のうち洒落本の『草木芝居化物退治』(安永九年序)一点のみ自作自画、あと七点はすべて著作である〉