◯『浮世絵師便覧』p229(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)
〝貞信(サダノブ) 田村氏、◯寛保〟
◯『浮世絵備考』(梅山塵山編・東陽堂・明治三十一年(1898)刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(29/103コマ)
〝田村貞信【元文元~五年 1736-1740】其の伝詳ならず〟
◯『浮世絵師伝』p74(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝貞信
【生】 【歿】 【画系】 【作画期】享保~天文
田村氏、細判の漆絵美人画あり〟
△『増訂浮世絵』p78(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝田村貞信
西河風墨絵もやう三副対と題する細判漆絵がある。絵師田村貞信筆通油町村田屋板とある。西河風とある
は、祐信の画風のことであらう。江戸に京都の風俗画の影響したことを考ふる資料となすことを得るであ
らう〟