☆ 明和八年(1771)
◯「国書データベース」(明和八年刊)
◇滑稽本 蘭雨画『当世滑稽談義』口絵「蘭香戯画之」挿絵「蘭雨画」伽藍堂作
倉橋屋市右衛門他板「明和八辛卯正月」(早大図書館「古典籍総合データベース」画像)
☆ 安永八年(1779)
◯『四方の留粕』〔南畝〕①203(安永八年一月四日)
〈赤良の狂文「春の遊びの記」より。安永八年一月四日、牛込若宮の吉田蘭香宅にて〝写絵の書ぞめ〟会あり。参加者は
絵師が隣松(鰹画)・蟷車(役者似顔絵)・蘭雨(画不明)、蘭香は美人画。狂歌師が赤良の他、小松百亀・唐衣橘州
・雁奴(大根太木)・朱楽菅江の参加。吉田蘭香とは所縁のある人らしいが、よく分からない。『巴人集』②451に同
文あり。この狂文は天明狂歌運動が勃興する前夜の雰囲気を伝えているのだろう〉