Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ こう「広・好・工」の字が付く浮世絵師浮世絵師名一覧
  〔広〕(よみ)は当館の読み  ◯『本朝画家人名辞書』下(狩野寿信編・明治二十六(1893)年刊)    (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)    広重(ひろしげ)     〔安藤広重、徳兵衛ト称ス、火消同心安藤十兵衛ノ子ナリ、初メ画法岡島林斎ニ学ビ、後歌川豊広ヲ師トシテ、一      立斎広重ト号ス、江戸中橋大鋸町ニ住シ、専ラ浮世絵ヲ業トス、殊ニ山水園庭ノ景趣ヲ画クニ巧ナリ、安政五年      九月歿ス、年六十二〕    広近(ひろちか)〔安藤広近ハ江戸ノ人ナリ、歌川豊広ニ画ヲ学ブ、之ヲ初代広近ト云、安政年中〕    広近(ひろちか)〔安藤為吉ト称ス、広近ノ子ナリ、画ヲ父ニ学ブ、天保六年生〕    広恒(ひろつね)〔歌川豊広ノ門人ナリ、文久頃〕    広政(ひろまさ)〔歌川豊広ノ門人ナリ、文久頃〕    広昌(ひろまさ)〔駿州沼津ノ人ナリ、画ヲ歌川豊広ニ学、安政年中〕    広業(こうぎょう)〔寺崎広業、秀斎ト号ス、羽後秋田ノ人ナリ、画ヲ小室秀俊ニ学ブ、慶応三年生〕  ◯『古代錦絵画家人名辞書』(浅野気山校訂 慶文堂書店 大正四年(1915)七月刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)    広重(ひろしげ)  〔安堂徳兵衛と云ふ 一立斎と号す 豊広の門人 山水画に妙を得たり〕    広時(ひろとき)  〔広重の門人なり 安政二年に没す〕    広當(ひろ? )  〔天野と云ふ 春章の門人なり〕    広昌(ひろまさ)  〔石川豊信の門人なり 安政年中の人なり〕    広近(ひろちか)  〔仝(広重の門人) 安政年中の人なり〕    広近(ひろちか)二代〔仝(広重の門人) 安政年中の人なり〕    広常(ひろつね)  〔豊広の門人なり〕    広政(ひろまさ)  〔豊広の門人なり〕    ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)    (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)    広兼(ひろかね)〔豊広門人、文化、文政頃〕    広国(ひろくに)〔浅井氏、京師住、安政頃〕    広貞(ひろさだ)〔大阪の人、歌川氏〕    広重(ひろしげ)     〔豊広門人、安藤氏、幼名徳太郎、後に十右衛門又徳兵衛、山水画に著名なり、文化八年十五歳の時、豊広門とな      り、文化九年三月九日、歌川広重の名を与へらる、一幽斎又は一遊斎と号す、文政十二年一遊斎を改めて、一立      斎と号す、天保四五年頃より、一立斎並に立斎を並用し、嘉永年間よりは立斎を専用す、東海道歌重とは其狂歌      名なり、安政五年九月六日没、六十二歳〕    広重(ひろしげ)     〔一世広重門人、鈴木氏、俗称鎮平、初め一幽斎重宣と称す、師の娘に配して、一立斎と号せり、後ち一立斎を更      に立斎と改む、妻女のことに付き自ら家を出て横浜に住し、立斎を改めて喜斎立祥と称せり、又横浜滞在中は二      代目広近と称せしとあれども詳かならず、筆意一世広重に極似して見違物多し、明治二年没、四十四歳〕    広重(ひろしげ)     〔一世広重門人、本姓後藤寅吉、初め一笑斎重政と号す、重宣師家を離縁せし後、其跡に入夫して先きの重宣を称      せし二世広重を取消し、自ら二世広重と称す、実は三世なり、名を徳兵衛と改め、一立斎を称せり、明治廿七年      三月廿八日没、五十三歳〕    広重(ひろしげ)     〔四世広重と称するは、明治四十四年十二月、菊池貴一郎が初代広重の門人たりし縁故に拠り、三世広重の未亡人      と談合して、四世を嗣ぎたるに過ぎず〕    広近(ひろちか)〔重宣広重の子歟、俗称為吉、天保六年生〕    広恒(ひろつね)〔豊広門人、歌川氏、文化、文政頃〕    広演(ひろのぶ)〔豊広門人、歌川氏、京師人、文化頃〕    広信(ひろのぶ)〔五葉亭と号す、大阪の人、文化頃〕    広丸(ひろまる)〔鳥羽氏、天保頃〕    広昌(ひろまさ)〔豊広門人、駿洲沼津の人、大平屋某、文化頃〕    広政(ひろまさ)〔豊広門人、文化、文政頃〕    広光(ひろみつ)〔鳥羽氏〕    広光(ひろみつ)〔貞広門、湯川氏、後に松堂と号す、大阪住〕    広湖(こうこ) 〔高橋氏、明治〕    ◯『浮世絵師伝』(井上和雄編・昭和六年(1831)刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)    広兼(ひろかね)〔広兼 貞広の前名〕    広国(ひろくに)〔広国 二代広信の前名〕    広隆(ひろたか)〔小野広隆 菱川清春の改名なり〕    〔好〕(よみ)は当館の読み  ◯『浮世絵師伝』(井上和雄編・昭和六年(1831)刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)    好文堂(こうぶんどう)〔雪納 名は尚徳、好文堂・雪仙斎等の号あり、宝暦〕    好尚斎(こうしょうさい)     〔允章(ノブアキ) 湖東(湖の東に住すとの意か)と肩書し、好尚斎と号す、寛政〕   〔工〕(よみ)は当館の読み  ◯『浮世絵師伝』(井上和雄編・昭和六年(1831)刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)    工形斎(こうけいさい)     〔北一 葛飾を称す、北斎門人、紫光斎と号す、一に別号を工形斎ともいひしか、文化-文政〕