◯『古今大和絵浮世絵始系』(笹屋邦教編・寛政十二年五月写)
(本ホームページ・Top「浮世絵類考」の項参照)
〝三代目清信門弟 清重 米沢丁角 浮世絵さいしき 清忠〟
◯『耽奇漫録』下57(「耽奇会」第八集・文政八年正月二十日)
(「鳥居清忠吉原絵」の項)
〝鳥居清忠筆 新吉原大門口絵 縮本
(模図あり)
絵師鳥居清忠筆 彫工関根新太郎〟
〈蘐園・荻生維則の出品〉
◯『無名翁随筆』〔燕石〕③292(池田義信(渓斎英泉)著・天保四年成立)
「鳥居清信系譜」 〝(鳥居清長の項)初代清信門人 清忠【米沢町角 彩色浮世画カキ】〟
◯『増補浮世絵類考』(ケンブリッジ本)(斎藤月岑編・天保十五年(1844)序)
「鳥居清信系譜」〝(鳥居清信の項)初代清信門人 清忠 米沢丁角 彩色 浮世画カキ〟
◯『古画備考』三十一「浮世絵師伝」p中1380(朝岡興禎編・嘉永三年四月十七日起筆)
「鳥居清信系譜」〝三代目清信門弟 清忠【米沢町、浮世画彩色】〟
◯『新増補浮世絵類考』〔大成Ⅱ〕⑪192(「竜田舎秋錦編・慶応四年成立)
「鳥居清信系譜」〝(鳥居清信門人)清忠 米沢町ニ住ス〟
☆ 明治以降
◯『日本美術画家人名詳伝』上p101(樋口文山編・赤志忠雅堂・明治二十五年(1892)刊)
〝鳥居清忠 清信ノ門ニ入リテ、俳優ノ似顔或ハ劇場ノ看板ヲ画ク(燕石十種)〟
◯『浮世絵師便覧』p231(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)
〝清忠(タダ) 清信門人、彩色の上手、◯享保〟
◯『浮世絵備考』(梅山塵山編・東陽堂・明治三十一年(1898)刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(25/103コマ)
〝鳥居清忠【正徳元~五年 1711-1715】
清信の門弟、一に清倍の門弟おもいふ、米沢町角に住みて、彩色の上手なりき〟
◯『新撰日本書画人名辞書』下 画家門(青蓋居士編 松栄堂 明治三十二年(1899)三月刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(189/218コマ)
〝鳥居清忠
鳥居清信の門に入りて 鳥居派の浮世絵を能くし俳優の像を描けり(燕石十種 鑑定便覧 扶桑画人伝)〟
◯『浮世画人伝』p24(関根黙庵著・明治三十二年(1899)五月刊)
「鳥居清信系譜」〝清忠 米沢町ニ住〟
◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)
(国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
〝清忠 清信門人、通称藤次郎、彩色の上手、享保頃〟
◯『浮世絵師伝』p31(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝清忠
【生】 【歿】 【画系】初代清信門人 【作画期】享保~寛保
鳥居を称す、享保十四五年頃より作品を発表し、寛保年間には漆絵極大判の浮絵二三図を画きたり、居
所米沢町。(口絵第十三図参照)〟
△『増訂浮世絵』p55(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝鳥居清忠
清忠は清信の門人で、特に優れた一人である。遺作で見ると丹絵と漆絵であるから、色摺の創始される
前に没した人を見える。その作品中の注目すべきものに、大判浮絵がある。(吉原大門口と芝居内部を
画いた作品例あり)また肉筆にも優れて居る〟