Ｔｏｐ
浮世絵文献資料館
浮世絵師総覧
　
 
☆　がんく　岸駒
浮世絵師名一覧
〔寛延2年(1749) ～ 天保9年(1838)12月5日・90歳〕

　☆　天明二年（1782）
　
　◯『平安人物志』「画」〔人名録〕①31（弄翰子編・天明二年七月刊）
　　〝岸矩【字（空白）号蘭斎、高倉二条下ﾙ町】岸健亮〟
　
　☆　文化十年（1813）
　
　◯『平安人物志』「画」〔人名録〕①46（弄翰子編・文化十年十月刊）
　　〝岸駒【字賁、号同巧館、間之町竹屋町北】岸越前介〟
　
　☆　文政五年（1822）
　
　◯『平安人物志』「画」〔人名録〕①70（弄翰子編・文政五年七月刊）
　　〝岸駒【字賁然、号同巧館、又可観堂、室町四条南】岸越前介〟
　
　☆　文政十三年（天保元年・1830）
　　
　◯『平安人物志』「画」〔人名録〕①105（弄翰子編・文政十三年十月刊）
　　〝岸駒【字賁、号向功館、又号天開窟、在北岩倉】岸越前介〟
　
　☆　天保九年（1838）
　
　◯『平安人物志』「画」〔人名録〕①148（弄翰子編・天保九年五月刊）
　　〝岸駒【字賁然、号可観堂、北岩倉】岸越前介〟
　
　☆　没後資料
　
　◯『古今墨跡鑒定便覧』「画家之部」〔人名録〕④235（川喜多真一郎編・安政二年春刊）
　　〝岸駒【佐伯氏、字ハ賁然、同功館ト号ス、又可観堂、虎頭館、天開翁等ノ別号アリ、加賀金沢ノ人、初
　　　メ有栖川宮ノ侍臣トナリ雅楽助タリ、後天朝ノ官人トナリテ越前介ニ叙ス、晩年洛北岩倉ノ里ニ隠ル、
　　　年九十ニ及ビ従五位下越前守ニ叙任ス、画風初メ沈南蘋ヲ慕ヒテ精密ナルヲ画キ、後自ラ一家ヲナシテ
　　　別ニ一格ヲ起ス、其名声海内ニ振ヒ、当時遠近画ヲ争ヒ求ム、一門子姪共画ヲ業トスル夥シ、天保九年
　　　十二月五日卒ス、年九十】〟
　　　〔印章〕「岸駒」「賁然」・「同功館」・「鳩巣楼」
　
　◯「日本古典籍総合目録」（国文学研究資料館）
　　　作品数：３点
　　　画号他：岸駒
　　　分　類：絵画２・建築１
　　　成立年：安政２年（１点）
　　　〈画帖『山水花鳥人物図』は岸駒の他に、中村竹洞・森徹山・岡本豊彦・松村景文・森狙仙・原在明・円山応瑞・岡熊
　　　　岳・上田公長・長山孔寅・東東洋の画を所収。画巻『四条派画巻』は岸駒の他に柴田義董・山口素絢。以上二点の成
　　　　立年は記載がない。成立年安政二年の作は『造内裏御間以下御下絵』、岸駒等画となっているが建築に分類されてい
　　　　る。死後十七年である〉