☆ 文政元年(文化十五年・1818)
◯『噺本大系』巻十五「所収書目解題」(武藤禎夫編・昭和五四刊)
◇咄本(文化十五年刊)
愚舎一得画『落咄口取肴』署名「愚舎一得画」十返舎一九序(板元名なし)
△『近世物之本江戸作者部類』p72(曲亭馬琴著・天保五年成立)
(「赤本作者部」)
〝江南亭唐立【狂歌師なるべし】〟
〝何人なるをしらず、文政より今天保に至てその作名の合巻草紙見えたり〟
△『戯作者撰集』p194(石塚豊芥子著・天保~弘化年間成立)
(「十返舎一九門人」の項)
〝唐立也、別にあり〟
☆ 没後資料
◯『狂歌人名辞書』(狩野快庵編・昭和三年(1828)刊)
◇「一得」の項 p13
〝愚者(ママ)一得、後ち江南亭唐立、通称田中慶治、東都浜町に住す、文化頃の人、十返舎一九の門に入り
て滑稽本を著はし又狂歌を詠ず〟
◇「唐立」の項 p43
〝江南亭唐立、通称田中慶治、東都浜町に住する戯作者、狂歌を好み十返舎一九に従ひて愚舎一得と号せ
り、(一得を看よ)〟
◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)
(愚舎一得名の作品)
作品数:1点
分 類:咄本1
成立年:文政1年
(戯作者・江南亭唐立名の作品)
作品数:6点
分 類:合巻5・遊戯(双六)1
成立年:文政7・8・10年(5点)