Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
☆ ぶんきょう さくらがわ 桜川 文橋浮世絵師名一覧
〔生没年未詳〕
   ☆ 寛政二年(1790)    ◯『稗史提要』p377(比志島文軒(漣水散人)編・天保年間成稿)   ◇黄表紙(寛政二年刊)    作者の部 通笑 京伝 全交 万宝 喜三二 信普 慈悲成 樹上石上 蔦唐丸 時鳥館    画工の部 重政 政演 政美 柳郊 豊国 亀毛 桜文橋    〈作者の部の時鳥主人と画工の桜川文橋は同人。「日本古典籍総合目録」によると、桜川文橋の黄表紙全七作品の内、     五点が寛政二年刊、ほかに寛政三年に一点、刊年不詳が一点〉    ◯『黄表紙總覧』中編(棚橋正博著・日本書誌学大系48・昭和六十一年)   ◇黄表紙(寛政二年刊)※角書は省略。〔 〕は著者未見、或いは他書によるもの、または疑問のあるもの    桜川文橋画    『新吉原聖賢画図』署名「桜文橋画」「二代喜三二作」秩父屋板    『艶事両三囲』  署名「桜川文橋」「時鳥館述」  秩父屋板     〈「時鳥館述」の後に「文橋」の印あり。時鳥館主人は桜井文橋の別号〉    『呼継金成植』  署名「文橋画」 「時鳥館主人」 秩父屋板    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   ◇黄表紙(寛政二年刊)    桜川文橋画    『艶事雨三囲』『新吉原聖賢画図』『三人寄れば 文珠智恵』    『呼継金成植』『聴従浅黄色事』    ☆ 寛政三年(1791)    ◯『稗史提要』p378(比志島文軒(漣水散人)編・天保年間成稿)   ◇黄表紙(寛政三年刊)    作者の部 京伝 全交 万宝 慈悲成 新好 夜道久良記 大栄山人 秋収冬蔵 荒金土生    画工の部 重政 政演 政美 柳郊 豊国 蘭徳 文橋 春英 菊亭    板元の部 鶴屋 蔦屋 伊世次 西村 西宮 榎本 秩父 泉市〟    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   ◇黄表紙(寛政三年刊)    桜川文橋画『金銀太平記』土生作    ☆ 没後資料    ◯『古代浮世絵買入必携』p15(酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊)   〝桜川文橋    本名〔空欄〕   号〔空欄〕   師匠の名〔空欄〕   年代 凡百年前後    女絵髪の結ひ方 第八図 (国立国会図書館 近代デジタルライブラリー)    絵の種類 並判、中判    備考  〔空欄〕〟    ◯『浮世絵師便覧』p226(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝文橋(キヤウ)    桜井氏、草双紙、◯寛政〟    〈『原色浮世絵大百科事典』第二巻「浮世絵師」は桜川文橋として収録〉    ◯「日本小説作家人名辞書」9(山崎麓編『日本小説書目年表』所収、昭和四年(1929)刊)   ◇「桜川文橋」p749   〝桜川文橋    又桜井文橋と云ふ。時鳥館主人と号す。江戸の浮世画家〟     ◇「時鳥館主人」   〝時鳥館主人    桜川文橋の別号、桜川文橋を見よ。「艶事雨三囲」(寛政二年(1790)刊)の作者〟    ◯『浮世絵師伝』p165(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝文橋    【生】           【歿】    【画系】栄之門人      【作画期】寛政    桜川氏、約して桜文橋といふ、錦絵美人画及び草双紙の挿絵あり〟    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   〔桜川文橋画版本〕    作品数:7点(「作品数」は必ずしも「分類」や「成立年」の点数合計と一致するとは限りません)      画号他:時鳥館主人・文橋・桜川文橋    分 類:黄表紙7     成立年:寛政2~3年(6点)    〈七点すべて黄表紙。そのうち五点は寛政二年(1790)の刊行。また三点は自作自画〉     (時鳥館主人名の作品)    作品数:2    画号他:時鳥館主人    分 類:黄表紙2    成立年:寛政2年(2点)    〈二点とも自作自画〉     (桜川文橋名の作品)    作品数:5点    画号他:文橋・桜川文橋    分 類:黄表紙5    成立年:寛政2~3年(4点)    〈五点のうち四点作画、一点自作自画〉      〈時鳥館主人と桜川文橋が同人だとすると、前者を戯作名、後者を画工名と使い分けているようである。『稗史提要』     寛政二年の項参照のこと〉