Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
☆ ひでまる きたがわ 喜多川 秀麿浮世絵師名一覧
〔生没年未詳〕
   ☆ 寛政十二年(1800)    ◯「艶本年表」(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇艶本(寛政十二年刊)    喜多川秀麿『屏風の色絵』一帖 秀麿画?〔目録DB〕           (注記「改題本に「江戸染仇画文/地色指南」あり、日本艶本目録(未定稿)による」)    ☆ 享和三年(1803)    ◯『稗史提要』p399(比志島文軒(漣水散人)編・天保年間成稿)   ◇黄表紙(享和三年刊)    作者の部 京伝 楚満人 馬琴 三馬 一九 可候 鬼武 三笑 石上 虚呂利 板本舎邑二 楓亭猶錦         萩庵荻声 徳永素秋 薄川八重成    画工の部 重政 豊国 可候 豊広 長喜 一九 春亭 秀麿 一九門人ゑい女    〈「日本古典籍総合目録」には秀麿の板本として四点あがっているが、黄表紙はこの年の馬琴作『臍沸西遊記』一点の     み〉    ◯『黄表紙總覧』後編(棚橋正博著・日本書誌学大系48・昭和六十一年)   ◇黄表紙(享和三年刊)※角書は省略    喜多川秀麿画『臍沸西遊記』署名「哥麿門人秀麿画」「馬琴戯作」蔦屋板     〈備考、画風は二代目歌麿に似る由〉    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   ◇黄表紙(享和三年刊)    喜多川秀麿『臍沸西遊記』馬琴作    ☆ 文化元年(享和四年・1804)     ◯「絵本年表」(〔漆山年表〕は『日本木版挿絵本年代順目録』)   ◇絵本(文化元年刊)    喜多川秀麿画    『吉原青楼年中行事』二冊 江戸絵師 喜多川舎紫屋歌麿筆 十返舎一九著 上総屋忠助〔漆山年表〕                  校合門人 喜久麿・秀麿・竹麿     ◯『江戸小咄辞典』「所収書目改題」(武藤禎夫編・昭和五二年・一二版)   ◇咄本(享和四年刊)     松林斎秀麿画『落噺百夫婦』瓢亭百成作(板元名なし)    ☆ 没後資料(下出「日本古典籍総合目録」の作画期を参考にして、以下の資料を没後とした)    ◯『浮世絵類考』(式亭三馬按記・文政元年~四年)    (本ホームページ・Top「浮世絵類考」の項参照)       〝三馬按、歌麿門人菊麿、今月麿ト改ム。式麿、秀麿等アリ。二代目歌麿、初号春町、別記ニ伝アリ〟   ◯『無名翁随筆』〔燕石〕③303(池田義信(渓斎英泉)著・天保四年成立)   (「喜多川歌麿」の項、歌麿門人)
    「喜多川歌麿系譜」     〝秀麿【俗称(空欄)、下谷柳稲荷前ニ住ス、錦絵アリ】〟    ◯『増補浮世絵類考』(ケンブリッジ本)(斎藤月岑編・天保十五年(1844)序)   (( )は割註・〈 〉は書入れ・〔 〕は見せ消ち)     (「喜多川歌麿」の項、歌麿門人)
    「喜多川歌麿系譜」     〝秀麿 俗称(空欄)下谷柳いなり社前に居、〔錦絵あり〕文化の項、錦絵あり〟    ◯『新増補浮世絵類考』〔大成Ⅱ〕⑪186(竜田舎秋錦編・慶応四年成立)   (「鳥山氏系譜」の項)
    「鳥山石燕系譜」     〝(喜多川歌麿門人)秀麿    下谷稲荷前ニ住ス。文化頃錦絵アリ〟    ◯『古代浮世絵買入必携』p16(酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊)   〝喜多川秀麿    本名〔空欄〕   号〔空欄〕   師匠の名 初代歌麿  年代 凡七八十年前     女絵髪の結ひ方 第八図・第九図 第十図           (国立国会図書館 近代デジタルライブラリー)    絵の種類 大判、中判、小判、細絵、長絵、二枚つぎ、絵本、肉筆    備考  〔空欄〕〟    ◯『浮世絵師便覧』p238(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝秀麿(マロ)    歌麿門人、錦画あり、◯文化〟    ◯『浮世絵師伝』p156(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝秀麿    【生】           【歿】    【画系】歌麿門人      【作画期】享和~文化    下谷柳稲荷社前に住す、錦絵美人画及び雑本の挿絵あり〟    ◯『浮世絵年表』(漆山天童著・昭和九年(1934)刊)   ◇「文化一〇年 癸酉」(1813)p184   〝正月、歌麿の門人秀麿の画ける『役者用文章』出版〟    △『増訂浮世絵』p162(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)   〝秀麿    この人も歌麿の門人で、もちつきの図には、明かに歌麿門人秀麿筆と署してゐる。その佳作としては、    お染久松の図を挙げることが出来る。男は提灯の蝋燭に点火する図で、秀麿の作としては、優れたもの    である。なほ風俗十二月は子丑寅の十二時の遊女や禿の生活を写した大錦の半身図で面白く、十二月傾    城風俗もよい。この外風流娘踊、風俗四季遊などがある。なほ墨摺のものに万歳、獅子、猿、鷹匠、鷺    芦雁、雀などを画いたものもある〟    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)    作品数:4点    画号他:喜多川秀麿・松林斎・松林斎秀麿・秀麿    分 類:黄表紙1・滑稽本1・咄本1・艶本1    成立年:寛政12年(1点)享和3年(1点)文化1・10年(2点)      『屏風の色絵』艶本  秀麿画          寛政十二年(1800)刊    『臍沸西遊記』黄表紙 喜多川秀麿画 曲亭馬琴作 享和三年(1803)刊    『落噺百夫婦』咄本  松林斎秀麿画 並木丹作作 文化元年(1804)刊    『役者用文章』滑稽本 喜多川秀麿画 曲亭馬琴作 文化十年(1813)刊〉