Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ はるさだ おかもと 岡本 春貞 二代浮世絵師名一覧
〔天保1年(1830) ~ 明治20年(1887)11月18日・58歳〕
 ◯『浮世絵師伝』p150(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝春貞 二代    【生】天保元年     【歿】明治二十年(1887)十一月十八日-五十八    【画系】初代春貞門人  【作画期】嘉永~明治    京都の人、岡本氏、俗称正太郎、初め画名を信貞といひしが嘉永二年師初代春貞の歿するに際し、其の    遺言によりて彼は二代目を襲名す、後ち国芳の門に遊び一時歌川を称せしが、明治維新の際本姓に復る    と共に名を春暉と改む、又高橋由一に就て洋画を学び、肖像を描くに最も妙を得たりき。(山本臨乗氏    の研究に拠る)〟    ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p91(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)   〝春貞 二代(はるさだ)    岡本正太郎、京都の人、始め信貞といひ、師ほ春貞が歿して二代を襲名した。のち国芳の門に遊び、一    時歌川を称したが、維新後は本姓に復えると共に、春暉と改めた。高橋由一に洋画を学び、肖像画を描    いた。天保六(ママ)年生れ、明治二十年、五十八才で歿した〟