Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
☆ えいすい いちらくてい 一楽亭 栄水浮世絵師名一覧
〔生没年未詳〕
 ☆ 享和元年(寛政十三年・1801)    ◯『洒落本大成』第二十巻   ◇洒落本(享和元年刊)    栄水画『恵比良之梅』署名「栄水画」十偏舎一九作       『埜良玉子』 署名「栄水画」十偏舎一九作    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   ◇洒落本(享和元年刊)    一楽亭栄水画『色講釈』十返舎一九作    〈『洒落本大成』第二十巻所収『色講釈』の口絵は無署名〉    ☆ 享和二年(1802)    ◯「絵本年表」(〔漆山年表〕は『日本木版挿絵本年代順目録』)   ◇絵本(享和二年刊)    栄水画『旅眼石』一冊 栄水 一雅亭 東山他画 十偏舎戯著 村田屋治郎兵衛板〔漆山年表〕     〈〔目録DB〕は十返舎一九の自作自画とする〉    ☆ 享和三年(1803)    ◯『黄表紙總覧』後編(棚橋正博著・日本書誌学大系48・昭和六十一年)   ◇黄表紙(享和三年刊)※角書は省略    一楽亭栄水画    『安部仇討後編話』署名「栄水画」「十返舎」  村田屋板    『前編安部川敵討』一楽亭栄水画 十返舎一九作 村田屋板     〈作者・画工名はないが、次書『安部仇討後編話』の前編であることから栄水画・一九作とする〉    『色外題空黄表紙』一楽亭栄水画「門人ゑい女作」岩戸屋板     〈備考、署名はないが、同年刊『安部川敵討』の巻末広告によるとする〉     〈栄水と一九に関して、同人説、別人説。二人の栄水説あり。備考は「享和年間の一九作の洒落本・黄表紙・滑稽本に見    える栄水とは、一九自身に他ならず、栄水は一九の画号であったと考えられる」「とすると、栄水を号した人物は二人、    一人は一九、もう一人は鳥文斎栄之の門人と伝えられる浮世絵師栄水と云うことになる」とする〉      ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   ◇黄表紙(享和三年刊)    一楽亭栄水画『安倍川婦女復讐』一九作    ☆ 没後資料    ◯『古代浮世絵買入必携』p2(酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊)   〝細田栄水    本名〔空欄〕  号 一楽斎  師匠の名 細田栄之  年代 凡百年前後    女絵髪の結ひ方 第八図 (国立国会図書館 近代デジタルライブラリー)    絵の種類 大判、並判、中判、小判、細絵、長絵、絵本、肉筆    備考  〔空欄〕〟    ◯『浮世絵師便覧』p227(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝栄水(スイ)    栄之門人、◯天明〟    ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)    (国立国会図書館「近代デジタルライブラリー」所収)   〝栄水 栄之門人、一楽斎と号す、享和頃〟    ◯『浮世絵師伝』p20(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝栄水   【生】            【歿】   【画系】栄之門人       【作画期】寛政    一楽斎・一楽亭と号す。錦絵大首の美人画に傑作あり。寛政十三年版洒落本『野郎の玉子』の挿画せり〟    △『増訂浮世絵』p171(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)   〝栄水    栄之門人中では知られたもので、作品も可なり存在する。半身の美人図に中々よいものがある。構図も    面白く、艶なものが少くない。挿図として兵庫屋内月岡を挙げる。菊の花を生けやうとする所である。    栄之は大首図を作らなかつたが、門下には栄昌はじめ、栄里、栄水、皆顔面の描写に力を注いだ〟    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)    作品数:4点    画号他:一楽亭栄水    分 類:黄表紙1・洒落本3    成立年:享和1・3序(4点)    〈四点すべて十返舎一九作。そのうち三点が享和元年の序あるいは刊〉