●皆さんも気を付けて●(20)2002.2.12
悪性褐色細胞腫は極めてまれな珍しいガンです。でも私がなったのだからまだ30人はなる!
この病気についてはナンビョーY子さんのホームページで詳しく語られています。
今回は私の場合はこんな発症でしたということで、一くさり。
遺伝的にガンの家系でない限り、大概の方は体に変調をきたさない限りガンについて はあまり考えないと思います。
私に至っては父が肝臓ガンで亡くなった時、長年の深酒による肝臓への負担でガンになったと考えあまりガンについては考えませんでした。
父方も母方もお酒さえ無茶しなければみんな長命だったもので。
お酒もほどほどタバコは吸わない、ちょっと甘い物が好きってなくらいでもっぱら感 心はダイエットのこと。
でも数年前に卵巣の病気で手術をして以来、体調を崩しやすかったので病院にはしょっちゅう行ってました。
発症の時期は今思えば・・・てな感じ。血管が切れるという表現がピッタシの怒りに見まわれたのです。
生きてきた人生で一番頭に来たという事件がありました。
きっと本当に脳の微細な血管が切れたのかも。
しばらく頭痛が止まらず病院で安定剤まで処方してもらってやっと治まったのです。
それから徐々に自分が暑がりになったと思うようになりました。
それまであんまり汗をかかず、むしろ汗が出るようになって喜んでいたのです。
そしてちょっと便秘がちに、でも週3日・4日とか出てたのであんまり気にしてませんでした。
とくに今までも月の変調で便秘になったりしていたので。
頭痛がなんとなく市販の薬を飲んでも治りにくいなあと思い始めていました。
このころダイエットのため食事も腹八分目で我慢するようにしていたので、少しずつ減り始めた体重にも不信をいだくよりむしろ喜んでいました。
こうゆうことが2年の間に徐々に進行していったのです。
あまりに急激だと心配になりますが、2年かけての変化にはなかなか気付きません。
その間にもいろいろ激することやストレスになる事件が何故か連続してましたし。
でも内分泌系のガンの原因の一つはストレスと言われています。
発汗は最初はほとんど気にしていませんでした。でも寝汗がひどく目が覚めるようになると心配になります。
パジャマが濡れるほどひどい汗が続いたので、かかっている婦人科の先生に症状を言うと、「早発性更年期障害」ということで漢方薬を処方されました。そのうち動悸がし始めというか動悸というものになったことがなかったので、このバクバクは何?て感じ、頭痛も以前なら市販薬が効いたのにさっぱり効かない。
すべての症状を当時かかっていた医者は「早発性更年期障害」で片づけ、漢方薬はぴったり合うのを探すには時間がかかるということでした。
実はこの病院は3つ目。
以前は手術を受けた病院に通っていたのですが、さっぱり症状が改善されないのでもう少し大きい病院をと代えたのです。
血圧も計り心電図もとっていたのに・・・。
ガンとわかる直前の症状は、発汗は一晩で3回以上パジャマを替え、食欲が異様に落ち、インスタント食品などは口にした瞬間吐き気が襲ってきました。
少し歩いても異常に疲れて階段は怪談てな具合。(怪談は大好き、入院中も夢中で読んでました。)
このとき転移ガンとは知らず、腰痛と足の付け根が痛むので整形外科と針治療にも通 っていました。
こちらは「座骨神経痛」と診断、お医者に集中して治療しなさい、仕事より病気を治す方が大事だろうと怒られたけれど、ガンとわかってたらお説ごもっともだったんですが・・・。
働かないとやっていけない庶民なんだから無理言うなとやりかえす。
そして座っていても痛いのでもう一度検査してくれるように先生に頼んだのです。
その時とったレントゲンは素人目で診てもかなりひどい病気が進行しているのがわかりました。
なんで前回のレントゲンでわからなかったの〜まるで別人の骨。
もっと早く再検査をしていればと言っても後の祭り。でもその時はてっきり骨肉腫だとばかり思っていたのです。
まず思ったのは日常生活の不都合。片足切断、残る人生は車椅子。
マンションはエレベーターがないから外出もままならない。自分の死について考えたのは家に帰ってからでした。
整形外科の先生ががんセンターにごり押しして、早く入院、なんとか高血圧クリーゼ を生き抜くことが出来ました。
入院前のめちゃくちゃつらい症状はガンだったからなんですね。
風邪だったら泣いちゃいます(T_T)。
イヤー生まれて初めてでしたよあんなにつらかったの。もう2度とごめんです。
とりあえず天国の父と猫たちには後40年以上たったら迎えに来てと言ってあります。