悪性褐色細胞腫(傍神経節腫)と判明して、早4年。発症から数えると何年になるやら…。昨年12月に3回やったMIBG治療の効果判定検査で、やはり大き
な原発には効果がないと判明。このままでは、今は無事な肝臓や左腎臓まで浸潤するということで、手術を決断しました。
幸い、MIBG治療を受けている群馬大附属病院には血管外科の先生がおり、すでに浸潤している下大静脈と動脈の同時人工血管置き換え手術に挑んでくださ
るという。「やれと言われればやりますよ、理論的にはできます。」というお言葉。患者としては、一抹のいや、大海のようないやもっと大宇宙的に不安です
が、やらなければずれ人工透析と肝臓への浸潤で一日一日最悪の日が近づきます。
ここは一発人生で、結婚を決めた時以来の大きな賭けです。幸いダンナは、お金には恵まれないけどハートは熱い東北人。とりあえず愛情だけは無尽蔵。なら
ばこの大手術もきっと幸運への鍵になるっ。患者友だちのほとんどだって大手術を乗り越えている方ばかり。
ここで私が臆するなんて情けないっ。私だって勇気ある熱い東北女ですから。
手術の日程が2/24と決まって以来、アニマルセラピスト・ユキちゃん(写真左)は新妻ティオちゃんそっちのけで、私にひっついております。私の不安を
感じるらしく、カゴから出すと一目散に飛んできてくれる、もう可愛くて堪りません。
ユキちゃんは、自宅療養になってすぐ我が家にやってきました。当時はまだ差し餌中の雛雛で、小さくて羽根の赤ちゃんのストローをいっぱいつけていまし
た。ユキちゃんが来てからは、腫瘍のホルモンの作用で起きる不安神経症的発作がぴたりと止まり、ずいぶん助かりました。動物って本当にすごいですね。
飛べるようになると、ユキちゃんは、バルコニーに来る雀に興味津々。1羽じゃ可哀想と仲間に加わったのが、白ボタンのモモちゃん(写真右)。それから次
々と仲間が加わって今では4羽のインコ達で大にぎわい。手乗りで飼う主義なので、荒鳥でも仲間と遊ばせながら人に懐かせました。人を怖がっているとひとり
ぼっちになるので、必然的に人間のそばに集まり、止まってくれるようになりました。
手術の際には、隣町のインコ友だちが預かってくれるので大助かり。彼女も私の手術の一月後に子宮筋腫の手術を受けます。女性も40歳を過ぎると、あちこ
ち故障が起きてきますね。年1回は人間ドックに入ることをお勧めします。癌は、加齢と共に発症する確率がグンと高くなります。特にストレスにさらされてい
ると感じる人は要注意。私は大丈夫なんて絶対あり得ないのです。なんてったって私でさえ癌になったんですから。
どれちょっとお昼寝。明日は河津へお花見です。楽しみー。