我が家の子供たち 「 ベタ・ルティランス 」


ベタ・ルティランス/Betta Rutilans Witt et Kottelat,1991
全長約5cm
野生下での餌:ボウフラ・ミジンコ・イトメ 等
飼育下での餌:黒ボウフラ・赤虫・イトメ・ブラインシュリンプ・各種人工飼料 等
価格:¥3,000〜¥7,000(Pr) 熱帯魚はサイズや店によってかなり値段にばらつきがあります

現在の飼育状況
水槽 : メダカ館(プラケースみたいなヤツ)
ろ過 : ブリーディングフィルター(スポンジフィルターのちっこいヤツ)


ある熱帯魚の本を見てると、なんとも真っ赤でカッコイイ子が載っていた。
当時、熱帯魚、それも「並ベタ」にはまりかけてたボクは「次に飼うならこんな風な
カッコイイワイルドベタをやってみたいなぁ・・・」などと夢みてた。
ショップに行った、売っていた・・・、まるっきり買えない値段じゃないな(でも高いけど)・・・
ああ!?なぜか手にルティランス様の入った袋が!?
ええ!?財布の中身が軽くなっているぅぅぅ!?!?


普段は引っ込み思案なルティ様ですが、偶然繁殖の巣作りに、
水槽手前という齧り付きな場所を選んでくださいました。
思う存分観察させていただきました(^−^) その時の様子を少し紹介します。

ベタの仲間は卵を産む際に、泡巣と呼ばれる巣を作ったり、マウスブルーディングといって、口の中で卵を守るものがいます。ルティランスは泡巣を作るタイプのベタです。

まずお婿さんが泡巣を作ります(水面に見える泡はお婿さんが作った)そこへお嫁さんが通りかかると「まぁ、すてきな殿方、まぁ、なんてりっぱな巣、この人(魚)の卵をうみたいわ」ってな事になり、しばし泡巣の下でいちゃつきが始まります。
いよいよ産卵開始!
ベタの仲間はお婿さんがお嫁さんに巻きつく格好で産卵放精が行われます。二匹がクルクル輪になって泳ぎながら徐々に体を絡ませて、タイミングよく産卵放精します・・・が、最初の内は両者のタイミングが合わず文句言ってる姿もみれたりしちゃいます。
写真、頭が下向いて逆立ち状態のがお嫁さん、巻きついてるのがお婿さん、下に卵がこぼれてるのがわかりますか?
産卵後、お嫁さんは失神、その間にお婿さんは産み落とされた卵を急いで拾いにいきます。
拾い集めた卵は最初に作っていた泡巣に持っていきます。うまいこと表面張力かなにかで泡の間におとなし〜く納まってしまいます。卵を巣に納めたらまた熱い抱擁、産卵放精、と延々と繰り返されていきます。


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