上海の正月
2006年2月11日


2006年の春節(旧正月元旦)は1月29日。この日を中心に中国は正月休暇に沸く。1400万人都市上海の街は赤や金色を基調とした飾りで埋め尽くされ、帰省者と観光客で埋め尽くされる。
上海の正月名物は爆竹と花火。それも街のいたるところから打ち上げられる。打ち上げ花火は高層建物の中階で花開き、火の粉は窓窓に降り注ぐ。爆竹の連続音と腹に響く打ち上げ花火の轟音が夜遅くまで鳴り響き、その激しさはまるで市街戦を想定させるほどだ。

(左)上海を紹介した本には必ず掲載されている外灘から見る夜景。見慣れたはずなのについ撮ってしまう。           (右)東方明珠塔観光に来た少年兵。まだ幼さが残る彼らは海軍所属だとか。




(左)観光客ひしめく豫園。コインについたリボンには幸せや商売繁盛祈願の文字が書かれていて、これを木に投げる。うまく木に掛かれば願いが叶うという。5元で売っている。
(右)正月用の人形や動物のデコレーションで飾り立てられた豫園内部。




(左)これも良く目にする写真。点春堂の龍壁。
(右)アパートの窓から突き出されているのは布団や洗濯物だ。



(左)正月休みを終えた人たちでごった返していた蘇州駅前。地方に帰るバスはすべて満員の乗客だった。
(右)中国のピサの斜塔と言われる虎丘の呉王墓陵。そういえば傾いているような。



(左)運河に掛かる眼鏡橋から見る風景は東洋のベニスと称されるに相応しい素朴さがある。



観光舟が運河を行き来する。その横ではひしめく観光客を尻目に洗濯する女性が。