Favorite Picture 16	リヤドの香木屋です。この人が店の主人です。 主人と言っても、この店を一人できりもりして いる経営者です。小さな店、あるいは会社を 一人で経営するサウジ人の典型みたいな人でした。 自慢の高級香水の前で写真を撮らせてもらいました。 このお店は、日本で言うと銀座にあたるような ところにあります。 サッカー大好き人間です。 とても、そんな風には見えませんが、 若い時、カリフォルニアに留学したことがあるとか。 カリフォルニアの青い空を思い出してているような ところもありましたから、BGMにはちょっとこの写真には そぐいませんが、彼のためにアラビアンポップスの古典的名曲 「Ammaneh」を使ってみました。
これがこの店の自慢のマーモールという香りの玉です。 細かく切り刻んだ香木に香水をまぶし塗り固めたものです。 その香りは素晴らしいです。 サウジ伝統の香りと言って良いでしょう。 このお店では、この香りをあたり一面に漂わせて、まるで 鰻屋さんの煙のように客を引き寄せています。
	これが香木です。グラムで計って売るくらい高いですよ。 ものによると金より高いです。 でも、香りが良いですから仕方がありません。 そんな高いものを焚いてしまうのですから、贅沢なものですね。 「家の香木はそんじょそこらのものとは違う。ケミカル(化学 薬品)は一切使用していない。」といつも豪語していました。
これがサウジ伝統の香炉です。 ガラスのテーブルの上に置かれています。 紺屋の白袴ではなく、本当に良いものは自分で使っている と言った感があります。テーブルの下に置かれた舟にも 興味が惹かれました。

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