研 究
[Srフェライトプラスチックボンド磁石における結晶配向度の向上]
松山 芳彦, 三田村 孝
(J.J.S.P.P.M. Vol.49,No.11)
「粉体および粉体冶金学会」に発表したものをホームページに公開致します。

[シノプシスの和訳]

ボンド磁石にとって,非常に有益な各種高磁性配向用結晶異方性ハードフエライトが開発されている. しかしながら,現状のボンドハードフェライト磁石(SrO・6Fe2O3)はその持っている本質的な異方性は発現していなかった. 本研究では,閉磁路を形成していると考えられる金型を用いて,ストロンチュムフェライトプラスチックボンド磁石がインジェクション成型方法により作り出された. ペレットは小さな比表面積のストロンチュムフェライト磁粉粒子を加熱することで作成された.得られた試料の結晶配向の観察から,金型の内部で閉磁路を形成した異方性磁場により,ストロンチュムフェライトプラスチックボンド磁石の改良が実際に行っていることが証明された.更に,結晶配向のメカニズムにつき論じた.

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