ラヴェンダースティック 


2002年 6月


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お庭のラヴェンダーの花が咲きだしました。
大好きなラヴェンダースティックの作り方を紹介します。


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蕾から花が下から1/3くらい咲いた時がベスト。
晴れた日を選んで花穂を収穫しましょう。

ラヴェンダーの花は茎を長めに収穫します。
収穫後、下の葉の脇芽から2番花が咲くので
これは残すように気をつけて。

花の根元をぬらしたキッチンペーパーで包んで保湿します。
しばらく保存しておく場合は、このままビニール袋に入れ
呼気を吹き込んで密封し、冷蔵庫の野菜室に入れておきます。

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だいたい同じくらいの大きさの花穂を奇数本選びます。
7〜11本くらいがお勧め。(左)

茎についている葉や小さな蕾を取り除きます。(右)

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枯れてしまって茶色くなっている花を丁寧に取り除きます。
残っているとカビの原因になるので注意!(左)

花穂が紡錘形になるように整えて、花の根元をしっかり持ちます。(右)

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花の根元をリボンの端でしっかりむすびます。
この時短い方が花穂の方に向くようにします。(左)

花穂を下に持ち替え、リボンのすぐ上で茎を折り返します。
この時茎にツメで軽く傷をつけると折りやすくなります。(右)

☆注☆ドライのラヴェンダーだと、この時茎が折れてしまいます。
必ずフレッシュなものを使用します。

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茎で花を包むように、四方に折り返します。(左)

長い方のリボンを外に出し、
茎を縦糸に、リボンを横糸に見立てて
交互に編んでいきます。(右)

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花穂の真ん中辺まで編んだところ。(左)
乾燥すると花が小さくなるので、少しきつめに編みます。

花穂の先の部分までリボンで編みます。(右)

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リボンを2センチほど残して切り、
次にくぐらせる茎にリボンをくぐらせずに上からくるむようにして
リボンを戻して端をすき間から出して止めます。(左)

リボンの端を隠すように、別なリボンを上から巻き付けます。(右)

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反対側でリボン結びをして、はい出来上がり。
このまま風通しの良い場所において乾燥させます。
乾燥させずにしまうとカビがはえますのでご注意を!

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左は4ミリのリボン、右は6ミリのリボンであみました。
手芸店で売っているサテンの柔らかいものがお勧めです。

花穂のサイズにもよりますが、1メートル前後で1本作れます。
沢山作る場合は、長めのリボンで作りながら切るのがお勧めです。


今回の材料

ラヴェンダーの花穂 18本  サテンリボン 6ミリ 4ミリ それぞれ1メートル



ラヴェンダーの栽培データ

シソ科の小低木
苗がホームセンター、ハーブガーデンなどで手に入ります。
庭植えにすると2年目からは大きな株になります。
寒さに強いもの、冬は葉が枯れてしまうものなどありますので、
購入するときにお店で聞いてみて下さい。
花後は花穂を切り取ると、下の脇芽から2番花が必ず咲きます。

ラヴェンダースティックにむくのは
イングリッシュラヴェンダーと呼ばれる、スパイクタイプです。
花の奇麗なフレンチラヴェンダーやレースラヴェンダーは
残念ながら作るのが無理でしょう。


φ(..)メモメモ
北海道の美瑛や富良野ではフレッシュラベンダーが
お土産用に売っていました。
それを買って作ったのがラヴェンダースティックの初めてでした。
自分のお庭のお花で作れるなんて夢のようです。


Last Update:21 june 2002


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