分厚い本と格闘したレポート提出
 5/9 ノーマライゼーションの福祉の理念
 5/13 第1回目のレポート提出
 5/18 85点を獲得し、ほっと一息
 5/22 第2回目のレポート提出 思わずテキストを読み入る
 5/28 人を思いやる介護とは?
 5/29 衝撃を受けたテキストのページ紹介
 6/6  座ったままできる腰痛予防体操の紹介 
2004.5.9(日)
提出するレポートを作成するため、重い腰をあげて、分厚い本を読み始めました(^_^;)。もちっとわかりやすく書いてくれればいいのに(^_^;)。なんならアニメかなんかで(^_^;)。
ところで皆さん、「ノーマライゼーション」って言葉知ってました?
高齢者をはじめ、障害者、病人など、社会的に不利な立場にいる人たちが、地域で普通の生活を営むことを当然とする福祉の基本的な考えで、1960年代北欧から始まったそうです。

では、日本的ノーマライゼーションとも言える糸賀一雄氏の「この子らを世の光に」の言葉をちょっとお伝えします(^_^;)。
「精神薄弱といわれる人たちを世の光たらしめることが学園の仕事である。精神薄弱な人たち自身の真実な生き方が世の光となるのであって、それを助ける私たち自身や世の中の人々がかえって、人間の生命の真実に目覚め、救われていくのだ。それゆえ、「この子らに世の光を」ではなく、「この子らを世の光に」となるのだ・・・」
思いがけず、人としてどうあるべきか、日頃の自分を振り返る時間を持つことができました(^_^;)。


2004.5.13(木)
第1回目のレポートを提出!おー、やれやれ(^_^;)。5/15締め切り前の快挙、うーーん、今回は気合が入っています。でも、結構、思った以上に時間がかかってしまって、昨夜は午前3時半まで、何度読み返しても回りくどくて意味難解な(^_^;)テキストと格闘してました。まじに、ひと昔前のパソコン関係のマニュアルって感じなんですよね(^_^;)。小さな字で詰め込むだけ詰め込んでいて、あんなの読んでも、わからん!ちゅーに(^_^;)(^_^;)。
多分、何年か経ったら、もっと要点だけわかりやすく書かれた薄いテキストに変わっていくんだと思います。でもお役所のやることだから、やっぱ、あのままかなぁ(^_^;)。

では、課題の一つを紹介します。

設問:「あなたが実際にホームヘルパーとして活動する際の自分なりの心構えを100〜120字で述べなさい」

わたしの回答(^_^;):
「訪問先の利用者の尊厳を守り、常に愛情と熱意をもって、利用者の自立を助け、家庭の維持と発展を援助します。そのために、常に服装や言葉使いに気をつけ、笑顔を忘れず、他人の秘密をもらしたりせず、自分の仕事に誇りをもって、自らの仕事を向上するよう努力します」

と、模範解答を書いておきました(^_^;)。でも、実際に実行するとなると、難しいんでしょうねぇ(つくづく)。
でも、心掛けのある場合と、パンパかパーンで人へ対するとでは、大きな違いがあるはず、なんて思うのは甘いかなぁ(^_^;)。

あ、難解なテキストの中にも数カ所、おもしろい部分も見つけました。
では、「相談助言での基本態度」の項目のところで見つけた箇所を紹介します。

●「適度な相づちをうちながら聞く」●
「は行」の相づちは、使用者が話しやすい雰囲気となります。「ハー、それでどうしたの?」「へ−、それは大変でしたね」「本当ですか?すごいですね」など、話が終了しない工夫が必要です。反面、「ま行」の相づちはつつしんだほうがよいでしょう。「まっ、どうして」「まぁ、まぁ」「ムムム・・・・・」「もうー」という相づちは利用者へのとがめたてや制止、反発などにつながります。

んんん? わたしの口癖「ウワォ!」なんて相づちを打ったら・・・・(^_^;)(^_^;)
でも、介護もやっぱり「人と人との出会い」です。喜ばれて期待される、そんな素敵な出会いになるよう、頑張れたらな、とひそかに思っています(^^)。

2004.5.18(火))
第1回目のレポートが戻ってきました。84点(^_^;)。70点以上が合格なので、まずはよかったよかった(^_^;)。昨日、スクーリングで着用するズボンとエプロンを購入しました。ジーパンは作業着と見なされるのでダメなんだそうです。あ、運動靴も買わなきゃ。ヒールなんてとんでもないって言ってましたっけ(^_^;)。
わたしってば、アクセサリー、ジャラジャラ(^_^;)、スカートはロングのひらひら、洋服の色は黒がメインというこのファッションは、一番介護にふさわしくない格好なんですねぇ(^_^;)。
介護の好ましい服装は動きやすく、明るい色調の服装で、指輪もピアスもな〜んにもつけず、クツはべったんこの運動靴となっています。6月はこの服装で週2日、スクーリング。どうなることやら・・(^_^;)。

2004.5.22(土)
第二回目のレポートが先ほど完成しました。午前2時半、夜中にならないとやらない癖は何とか改善しないと(^_^;)。5/25締め切りなので今回も余裕で提出なので、ちょっとイイ気分(^ー^)。
日経新聞にこんな記事が載ってました・・・千代田区が高齢者だけの家族や一人暮らしの高齢者のために、入院生活支援を開始したそうです。入院中にホームヘルパーを派遣するこの制度は、市民の要望から発足した制度だそうです。全国でもまだ珍しい制度ですが、現在の介護保険は日常の生活支援のみ。入院時などのほうが却って援助が必要かもしれませんよね。千代田区が先陣を切ったこの制度、全国に広がってほしい制度のひとつです。

●「呆け老人をかかえる家族の会」の会員から寄せられたホームヘルパーサービスについての声を紹介します。家族の中に入り込むホームヘルパーの仕事の難しさを感じます。また、手厳しいコメントを読んで、ホームヘルパーの基本的姿勢のなんたるかをちょっとわかったような気がしました。
(「ホームヘルパー養成研修テキスト第2巻」より引用しました。)

「アルツハイマー病の実母(80代)を介護」
家族の声:一人娘で誰にも手伝ってもらえずホームヘルパーさんにお願いすることにしました。ところが助かると思っていたら、毎週来るたびに「こんな介護の仕方はよくない」とお説教されるのです。ホームヘルパーさんが来ているときと、普段とは様子も違うのに、「わたしは勉強したプロだから」と言われてしまう。毎週、気が重く、その時間に毎回出かけるところもそうそうなくて、”やめたいな”と思いますが、体力に自信がなく、困っています。

コメント:お説教したり、指導したり・・・。そんな仕事をホームヘルパーさんに依頼していません。善意のつもりでかけたひとことがどんなに相手を傷つけているか知ってますか?また、ぼけの特徴として「症状の出現強度に関する法則」があり、より身近な人に対してぼけ症状がより強く出ます。ホームヘルパーさんがたまに会ったのでは、お年寄りは緊張して正常な部分が強く出てきます。ホームヘルパーさんが見られる部分は正常に近いほんの一部であるという認識をもってください。
 家族の体験として辛かったのはちょっと愚痴をこぼすと「そのくらいいいじゃないの。あなたの親でしょ、みてあげなさいよ」でした。他人の思う”そのくらいのこと”が家族には毎日毎日続くのです。いつ終わるともしれない生活の中でこぼした愚痴が逆に責められ孤立感を増す結果となりました。


2004.5.28(金)
第二回目のレポートの採点がもどってきました。うふふ、98点です(^−^)←チト自慢(^_^;)
今日のお昼、テレビで片足が不自由な人の階段の上り下りの介助の番組が偶然やっていて、思わず、身を乗り出して見てしまいました。利用者は杖をつきながら、上る時は健康な足から、下る時はマヒしている足から進み、ヘルパーは腰のベルトをにぎりしめ、斜め後ろから利用者の身体を支えてました。きっといろいろな体験からよりよいとされる方法が編み出されたのでしょうね。

介護の勉強をはじめて、介護への関心が格段とアップした気がします。

では、ホームヘルパー養成研修テキストより抜粋です

●人を思いやる介護、介助とは

  あ−愛して
  い−いじめないで
  う−うとんじず
  え−笑顔を忘れず
  お−おおらかに介護する

  か−寛大で
  き−気を使い
  く−くじけずに
  け−喧嘩せずに
  こ−行動に移す

  さ−さりげなく
  し−自然体で
  す−素直に
  せ−誠実に
  そ−損得ぬきに介助する


2004.5.29(土)
研修テキストを読んで、衝撃を受けたページがあります。ホームヘルパーって要請を受けて招かれて出かけていくものだと思っていたんです。でも、そういう場合だけではないんですよね。家に入ることさえ拒否されたり、想像を絶する生活の場に足を踏み入れたりと、実際の体験談を読んで、いろいろと考えさせられました。

活気に乏しい今の日本では、精神的にも、経済的にも、そして肉体的にも弱い人たちは結局社会の片隅で小さくなって生きなくてはいけないことが多いような気がします。介護制度の発足でこのような弱い立場の人たちを救い上げる、そういう手立てが徐々にですが、整い始めていますよね。

ホームヘルパーはその制度の「手」や「足」となる重要な担い手なんだと思います。こうして、ホームヘルパーの研修を受けて思うんですけど、何も資格取得まではいかなくてもいいから、もっと身近に、誰でもが簡単に、ある程度のホームヘルパーの知識を学べる、そういう機会が増えればいいのに、と思います。いろいろなことが体験できれば、もうちょっと日本の老齢化社会だってギクシャクしないで済むんじゃないのかなぁと(^_^;)。所詮、社会であれ、なんであれ、「人と人との関わり」だと思うんですよね(^_^)。

●「ホームヘルパー養成研修テキスト第2巻」の引用より、「事例の紹介」

利用者 80歳、男性、要介護度1 気管支喘息と帯状疱疹 ほとんど外出せず、足腰が弱り、歩行も苦しい状況。食事は大家さんの差し入れる弁当やパン、飲み物は缶ジュースのみ。会話の中から人の良さが時折見られるが、体力に自信がなく、悲観的な言葉が多い。

<サービス提供の経過>
第1回目
認定のため、ケアマネジャーは主任ヘルパーを同行し、外から声をかけるが、必要ない、と言われ、中に入れずに帰る

第2回目
民生委員、担当ホームヘルパー、主任ヘルパーで訪問。カギがかかっていない部屋へ入ることへの断わりを入れ、Nさんの返事はないまま中へ入る。中へ入り、畳の上を歩いたとたん、床下まで足が入ってしまう。何ともいえない匂い。寒くて暗い部屋の中に、防寒コートを着て、ぽつんと座る利用者は、少しムッとした顔で私達を見ていた。
周りを片付け始め、雨漏りでボロボロになった衣類を、ゴミ袋へ入れ始めると、Nさんは「勝手にしないでくれ!」と怒り出した。仕事を中断し、担当ヘルパーのみ残り、食べたいものを聞き、調理を始める。
次回からはどんなものでもひとつひとつNさんに確認した上で処分を考えることにする。

第15回目
Nさんと私達の念願がかない、近くに引っ越すことにする。
新しい畳のうえで布団を敷いて寝ることができる喜びに、わたしたちを神様のように言ってくれた。しかし、扉の閉まらない家具や、しみだらけの衣類の処分を認めず、新しい家に持ち込む。金銭的には問題のない利用者なので、新しく購入してもらいたかったが、結局、害虫やゴミも一緒に引っ越すことになり、残念であった。

第30回目
訪問するたびに清拭をすすめるが、拒否しつづけるため、訪問するなり、お湯を沸かし、足浴の準備をして、足を入れるよう言うと、しぶしぶ足を入れる。「気持ちいいなー」の第一声に「やったー」と心の中で思わずつぶやく。それからは、シャワー、ヘルパーによる洗髪、全身清拭、行水、ということができた。また、訪問の日には、家中のお鍋ややかんに、たっぷりのお湯を沸かして待っていてくれるようになった。このことで、Nさんが、「病院受診の時に、裸になれる」と言ったときは、胸がいっぱいになった。

第106回目
体調をくずし、入院。利用者がいつ退院しても生活ができるように、室内整理をして帰る。入院生活をしても不思議ではなかったNさんが、入院生活になったことで内心ほっとした。

<ホームヘルパーさんの感想談>
引越しのとき、Nさんが意地になって、物を捨てることを拒んだのは、自分の価値観を押し付けていたからだと思われる。いつの場合も、相手の立場になることの重要さを教えられた。相手のとのコミュニケーションがうまくとれれば、清拭も、もっと早く結果を出すことができたのではないかと思う。意見を押し付けるのではなく、相手と共感しながら、物事を進めていくことの難しさを感じた。こうすればよい、という答はない。これからもたくさんの体験を通し、利用者のニーズに、少しでも近づけるホームヘルパーになりたいと思う。

2004.6.6(日)
昨夜第三回目のレポートが戻ってきました。おお99点だぁ\(^0^)/。昔の「点取りムシ」復活。ただーし、点取りムシの悲しい習性というか、テストが終わると、きれいさっぱりパンパカパーンに(;_;)。大丈夫かなぁ、スクーリング(−−;)。
名前を貼り付けたブルーのエプロンとパンツも用意し、ツメは短くカットし(あ、もともと短かったじゃん(^_^;))、はずせる指輪ははずしました(但し太ったためはずせない指輪あり(^_^;))。ジャラジャラしてたブレスレット2本も家にいる時ははずして、気分は少しずつ介護へ向かっています。

6/10(木曜日)、第一回目のスクーリングです。朝9:30〜16:30まで、若い女の子たちに混じっての勉強にちょっと期待しています(^^)。

今日は椅子に座ったままできる「腰痛を予防する体操」を見つけましたので紹介することにします。腰痛で悩んでいる方、試してみてくださいね(^−^)。
(「ホームヘルパー養成研修テキスト第2巻」より引用)

●背筋を伸ばす運動
B足の間から後方   A息を吐きながら     @椅子に浅く腰掛け
をのぞくような気分で   ゆっくり丸くなっていく  腕を組む。足は肩幅に
頭を足の間に入れる                   開く


●腰の前後運動

両手を腰に当て、  椅子に浅く腰掛け、  基本姿勢から、背中をまるめ
押し出すようにして 足を肩幅に開き、    お腹をへこますように丸くなる
腰をそらす      背骨をまっすぐに
             して基本姿勢を作る 

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ひょんなことからめざしたホームヘルパー2級
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