A R E A:  大峰山脈
COURSE: 神童子谷〜ノウナシ谷
1/25000MAP: 弥山、洞川
D A T E: 2006/07/29-30
WEATHER: 晴時々雨
T I M E: 1日目6h50m/2日目7h00m PARTY: ?人

神童子谷〜ノウナシ谷+奥駈道

コース:大川口〜神童子谷〜ノウナシ谷〜脇ノ宿谷〜脇ノ宿跡〜大普賢岳(1779.9m)〜七曜岳(1584m)〜行者還岳(1546.2m)〜大川口

沢の交流会に参加させていただいた。気がついたら初心者は私だけ。
同じ会のベテランお二人について行くだけで必死だった。
高度感たっぷりの高巻が何度かあったけど、見事な滝を何本も見ることが出来る癒し系の沢だった。



青空も見えた


向こう岸の山には日が差している


赤鍋ノ滝 右側をへつる つるつるだった

前夜(大川口ビバーク)

前夜9:00に集合して車で大川口へ。途中のコンビニなどで買い出しを済ませて、走りに走って天川川合から川迫川沿いに入って、真っ暗で狭くてとても国道とは思えない国道309号線を走る。途中で鹿の親子連れが出てきた。親鹿が道に立ちふさがって子鹿を逃がしたあと、子鹿とは反対方向に逃げていった。
間もなく大川口付近に到着。既に大勢の人達が集まっていた。暗いので誰が誰だか分からないが、聞き慣れた声も聞こえる。
時間も遅いので、タープ(ブルーシート)を張って早々にビバーク体勢に入った。私は薄い銀マットを敷いて、エアーマットを敷いてシュラフカバーで寝たが、Tさんはエアーマット無しで地面に直接ごろりと寝ていた。

1日目(大川口〜神童子谷〜ノウナシ谷)

06:00 起床
08:00 出発準備完了
08:10 出発
08:40 林道の車で行ける所
神童子谷沿いの林道を行けるところまで車で行く。林道終点より大分手前で大きな落石が道をふさいでいた為、それ以上車で進めず、そこから歩いた。落石を避けながら林道をしばらく歩き、いつのまにか沢沿いの作業道を歩いた。桟橋もあるが、落ちてしまっている場所も多かった。私にとっては難路で、いつのまにか前の人との間隔が大きく開いて、見えなくなった。後ろから来た人と一緒になって作業道を辿るが、一時は沢の川原に近いところを通っていた作業道がどんどん斜面を登り、沢よりだいぶ高いところを行くようになる。不安になりながら、さらにちょっと先に進むと、数十メートル下の川原に先行隊が居るのが見えた。降り易そうなルンゼ状のところから、みんなを目がけて降りた。
降りたところは赤鍋ノ滝だった。なんとヘッツイサンと高見淵を高巻きしまったようだった。

09:15 赤鍋ノ滝
赤鍋ノ滝を見ながらちょっと休憩。既に右側にはフィックスが張ってあった。みんなはちゃんと足で立って歩いていたが、私はへっぴり腰で、途中からは四つ足で登った。
登ってすぐに次の滝。これにもとってもきれいな釜があった。この滝の上は川原状で、のんびり歩く。


赤鍋ノ滝の次の滝 りっぱな釜があった


釜滝 これを登ったら神童子谷とノウナシ谷の分岐


09:40-50 休憩
ちょっと広い川原状のところで休憩。行動食を食べた。パーティの中の誰かが魚を釣っていたが、釣れたかどうだか分からない。

休憩の後、さらに歩く。お天気も良いし、谷も明るいので気分がいい。

10:30 釜滝
大きい釜に出た。神童子谷とノウナシ谷の分岐にある釜滝だった。ここでも少し休憩。滝を鑑賞する。滝が2本かかっているが、右側のは真っ暗な洞穴から落ちてきていた。あの中はいったいどうなっているのか興味が湧く。
ぼーっと見ていると右側の壁を登り始める人がいた。出来ることなら私も登って洞穴を覗いてみたいけど、相当難度が高そうなので、無理。左側から高巻いた。


釜滝の2本の滝 右側は洞穴から落ちている  誰かが登り始めた


釜の水は木漏れ日でキラキラと輝いていた


ノウナシ谷に入ってすぐの4m滝

ノウナシ谷に入ってすぐ4mの滝が出てきた。これは難しそう・・・。H師匠が登り始める。しばらく見学していたが、難しそうなので左側の巻き道に回る。巻き道のトラバース部分がちょっと怖かった。

巻き道にはきれいな花が咲いていたので写真を撮った。

巻き終えて滝の落ち口にまわると既にH師匠は登り終えていた。何人かの人が、次に登る人のためにロープをセットしていた。みんなが登り終えるまでしばらく休憩。気持ちの良い原生林に囲まれて、いくら眺めても見飽きない良い場所だった。

11:05 4m滝上部を出発

空が青いー


4m滝の上のナメ

ノウナシ滝 美しい〜 35mあるそうだ

11:40-12:22 お昼のため大休憩

12:36 ノウナシ滝
ノウナシ滝は大きかった!!そしてきれいだった。まずはしばらく撮影。
ゆっくり眺めた後、少し戻って滝に向かって右側の尾根を登って高巻く。登りはけっこう急だった。木の向こうにしばらくノウナシ滝が見えていて、やっとの思いで写真に撮る。

高度感たっぷりの高巻きを終えてまた沢に戻った。大きな岩が積み重なった感じの所をどんどんと登って行くと千手滝の下に出た。

13:00-? 千手滝
千手滝は癒し系の滝だった。なんだか優しくて、引き込まれる感じ。滝には小さな虹がかかっていた。みんなで滝のまわりに座り。しばらくぼんやりと眺めていた。ノウナシ滝を眺めた時と違い、みんな言葉少ない。

また再びここに来る機会があるかどうか分からないので、出発間際に滝に近付いていろんな角度から写真を撮った。

名残惜しいけど、千手滝を後にした。右側のルンゼを少し登ったあとの記憶が定かではないが、斜面を左上にトラバースして尾根に乗ったように思う。今回の中で一番恐かった。
千手滝 千手滝 13m

千手滝 優しく降り注ぐ水

地蔵滝18メートル これは地蔵滝 18m



千手滝
癒し系です

千手滝 上の落ち口を見上げる

馬頭滝落ち口 馬頭滝の落ち口通過

高巻きを終えて馬頭滝の落ち口の上を横切った。そこからしばらく登ると、地蔵滝に着いた。

13:36 地蔵滝
この滝も美しかった!!次々に立派な滝が見られてほんと幸せ〜!!ここでも写真を撮りまくった。

大きな滝はこれが最後だった。脇の宿谷に入り、だんだん滝も小さくなり、私にも登れそうなのが出て来た。もう大分源流に近いような雰囲気。

馬頭滝落ち口 14:25-? 休憩
脇ノ宿谷に入ってからも時々4〜5m位の滝が出て来た。さらに歩いて行くと、周りに木が増え、足元も土や草の部分が増えて、沢も細くなって来た。だいぶ歩いたので、ちょっと休憩。


馬頭滝落ち口 14:58 ビバーク地到着
休憩を終えて少し進むと沢の左側の斜面が緩やかになっている場所があり、そこが、本日の露営地だった。グループ毎に別れてビバーク準備。私達のグループは木と木の間にブルーシートを張り、その下に銀マットを敷いた。マットの斜面の上端の下に細い丸太や靴などを入れて浮かせ、雨が降っても水が流れ込まないようにすることを教わった。
ごはんを終えた後は、他のグループを訪問して、山のいろいろな話を聞かせてもらったり、歌を聞かせてもらったりして楽しい時間を過ごすことが出来た。
9時過ぎには就寝。夜中には雨になった。
脇ノ宿跡 脇ノ宿跡

霧の林 少し霧が薄れてきた

霧の林 少し霧が薄れてきた

霧の林 少し霧が薄れてきた

霧の林 少し霧が薄れてきた

2日目(脇ノ宿跡〜行者還岳〜大川口)

朝起きると霧に包まれてまっしろだった。

07:00 行動開始
沢をつめずに、稜線への最短距離をとる。
数分歩いただけで見覚えのある奥駈道に出た。さらに数分歩くと脇ノ宿跡に到着

07:15 脇ノ宿跡
脇ノ宿跡には新しく大きな路しるべが出来ていた。立派すぎてちょっと観光地みたいな感じ〜(*人*) 。これと同様の路しるべがこの後もずーっとあった。(後日さらに南の奥駈け道を歩いたが、さすがに地蔵岳にはなかった)
以前から道は明確についていたけど、ぼろぼろで判読不能の立て札や、ぼーっとしてると迷うような場所もたまにあり、それをたどって歩く心細さもけっこう楽しかったのに・・・。

07:50-8:10 経石箱
ここでゆっくり休憩。

08:27-38 大普賢岳
まだまだガスは濃くて展望はなかったが、周りの林が墨絵のようで幻想的だった。ガスのおかげでひんやりしていて、気持ちがいい。

08:47-09:05 水太覗
少しガスが上がって来て遠くまで見えるようになった。ここで国体の下見に来ているという高校生の集団に出会った。

09:44-56 稚児泊
10:00 国見岳
10:18 七曜岳
頂上から、バリゴヤの頭を鑑賞。頂上に全員入りきらないので、少し下った場所で休憩した。

11:13 みなきケルン
行者還岳には寄らず、まっすぐ行者還岳方面へ向かった。梯子を降りて、

11:35-12:10 行者還小屋
ここで大休憩。のんびりご飯を食べた。

12:12 天川辻
奥駈け道を離れる。

12:45-? 休憩
13:32-47 休憩
大分下ったように思うがまだ着かない。

13:58 吊り橋(下山)