制作者  鎌田啓佑
<私のこと>
 鎌倉在住の仏像大好き鎌倉おじさんです。学生時代から仏像に興味を持って京都、奈良を中心に仏像を拝観して回っていました。勤めてからは、暫くご無沙汰をしていましたが、ひとまず仕事を離れましたので、最近は、時間を見付けて、また回り始めました。とても仏教の奥深くまで理解できるほどにはなりませんが、仏教聖典や大乗仏典の現代訳版に取組み、仏像の姿形のみではなく、その心に触れてみたいと考えております。

<鎌倉の仏像のこと>
 鎌倉には、ご存知の通り、主として鎌倉時代に創建された寺院、仏閣が多く残っております。その多くは、京都や奈良に比較すると規模的には、大きいとは言えないと思いますが、奈良時代や平安時代に仏教が政治と切り離すことが出来なかったように、鎌倉幕府を支える重要な役割を負って創建されたものと思われます。仏像は、仏教のわが国への伝播とほぼ同時にもたらされたわけですが、理解困難な仏典の思想を一般大衆に広げる上で、非常に重要な役割を果たしめたものと思われます。鎌倉時代の仏像には、平安時代に続き、より日本的な要素を強めつつ、美術的にも技術的にも大きく発展した跡が見受けられ、それだけ一般大衆を惹きつける力が強くなったように思われます。鎌倉には、鎌倉時代に制作された仏像が、非常に多くあるというわけではありませんが、それらに触れると鎌倉幕府が仏教に重きを置いていたという時代的背景が優れた仏像を生み出すひとつの要素であったことは否めないと感じます。そんな思いを持ちながら、鎌倉の寺院仏閣を訪ね、仏像を拝観して回っています。
          みほとけ
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