季節とともに

春が降ったら
ピンク色の空を見上げて日向ぼっこをしよう
暖かい日差しが僕らを包んでくれる

夏が降ったら
青色の風を感じて歌をうたおう
どこかにいる誰かが聞いてくれるかもしれない

桜が舞う日 セミが鳴く日
いつも隣には君
キラキラ輝く毎日が光のように過ぎていく


秋が降ったら
紅紅葉手に集め 空に投げよう
クルクル踊りながらそっと足元に舞い降りる

冬が降ったら
真っ白な雪に埋もれて一緒に話そう
かじかんだ指先が少しずつ温まるから

トンボが飛ぶ日 氷のはる日
いつも隣には君
サラサラ流れる毎日が砂のように落ちていく


雨が降ったら
水たまりに姿を映して雨音を聞こう
雨色のメロディーが涙をぬぐってくれるから


雲間から差す一筋の光
僕らを照らし出して
空の向こう 虹のふもとへ
きっと導いてくれる



いつだって
こんな風に歩いていこう
隣に君を感じながら
君との花が枯れないように