【McLaren F1】
まくらーれん えふわん

現代版 夢の一台ですね (~-~)ふぅ



理想を求めて
【外観】  フェラーリを見て、芸術的・官能的と感じる人は多いようですが、 マクラーレンF1にそういった芸術性はあまり感じられません。 あるのは徹底的に機能のみを追及した理想の機械の姿だけです。
妥協のない造りに機能美を感じる事はできますが、 フェラーリのような有機的な美は希薄です。

【シャーシー】  設計はF1とほぼ同じで、カーボンモノコックのミドにエンジンが搭載されています。

【エンジン】  ミドシップに搭載される BMW製V12ユニット は、 ボア×ストローク:φ86×87mm = 6,064cc から 627 ps / 7,000 rpm のパワーと 66.3kg・m / 4,000〜7,000 rpm のトルクを出力し、わずか 1,070 kg の車体を あっさりと 300 km/h オーバーの世界に招待してくれます。
 ちなみにフライホイールはありません。

【ミッション】  6段 M/T。  7,500rpmのリミットまで回すと、1速で 100km/h オーバー、2速で 147km/h、3速ですでに 188km/h、、、。

【計測値】  このエンジンとミッションの組み合わせは、0-400m:10.8s、0-1000m:19.0s、0-100km/h:3.7s という 記録を残しました。

 公称最高速度 350 km/h 以上、、、。
【室内】  センターコックピットを採用し、ドライバーズシートの左右斜め後方に 助手席を備え、乗車定員は3名となっています。
 ガルウィング形式のドアを開け、苦労してコックピットに収まると、 計器は、正面にフルスケール 8,000rpm、レヴリミット 7,500rpm のタコメーター、 そして右には フルスケール 400km/h(!)のスピードメーター があり、左には水温・油温・燃料のメーターがあります。
「これだけ?」 エンジンスペックを考えればもっと計器が必要な気もしますが、 完成された車なら必要ないのかもしれません。

【ラゲッジ】  荷物? そんな物を積むスペースなんてないし、必要ない。  と考えそうですが、実はちゃんとあります。
 画像ではわかりにくいですが、ガルウィングドアはかなり鋭角に切れ上がっていて、 ドア後方〜リアタイヤ間が開いて、1泊旅行のバッグ程度なら格納できるスペースがあります。

【メンテナンス】  噂で聞いただけで確認はしていないんですが、電装系に異常があった場合、 社とオンラインで車の状態を確認して応急処置が出来るという話です(^^!?

【ハイテク?】  ありません。  もちろん、カーボンモノコックのシャーシー、エンジンの制御などはハイテクかもしれませんが、 トラクションコントロールやアンチロックブレーキなどはありません。 ブレーキもノンサーボという話も、、、(^^:

【審査】  実はこの車、お金があれば誰でも手に入るわけではありません。  購入にあたっては、自身の経歴はもちろん、 家柄、血統まで審査の対象になるという話です(^^:

 理想の値段、、、775,000ポンド(大雑把に8,000万円(^^:
速さだけならF1がある。
 McLaren F1
 私も実物を見たのは1度だけです。  筑波サーキットのイベントで、フェラーリやランボルギーニ、ジャガーに混じって あまり目立たないように感じました。 30cm の距離からまじまじと眺め、無駄を徹底的に排除した外観、 デモランでは意外と静かなエキゾーストに気が抜けた覚えがあります(^^:
 でも、McLaren F1 なんです。
 私は実際に乗っていないので何も言えませんが、雑誌やビデオのレポートでは、 「すごく乗りやすい」「スカイラインGT-Rより安楽」「でも凄い」と言われています。  扱いやすいからといって底が浅いわけではありません。
 つまり人に優しいということですね。
 これを軟派だ軟弱だと捉えてしまうと、今までのスポーツカーの進化を否定することになってしまいます。
 クラスは違っても、NSXが目指し、フェラーリやポルシェの考える理想に近い車だと思います。

 一度でいいから試乗してみたいですね。 助手席で十分です(^^ゞ



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