【気胸】

[1998/03/25]

〜 3回目 〜

行けなかったCART観戦、、、
 明日から3日間、CARTレース「バドワイザー500」が 「ツインリンクもてぎ」で開催されます。  観戦と駐車場のチケットもとったし、 あとはデルソルを洗車してカメラのチェックをすれば準備OK!と、 デルソルの洗車を始めたのでした。

 ふふふ〜ん(^-^) フキフキキュッキュッ☆ぴか☆よし終わり〜!

 その時、なんの前触れもなく「そいつ」はやってきました。
いきなり左胸に激痛が!
「うっ? はうっっっ!!!  こ、この痛みは、ま、まさか!?(>_<:  いや、これは間違いなく!!!」
 家には誰もいません。一瞬、救急車を呼ぼうかと考えましたが、 もしこれがアノ痛みなら、症状が軽ければ1時間以内に少しは 落ち着くハズです。痛みをこらえ、念のために一番近い病院に 電話して救急のアポをとっておきます。
 、、、、、30分ほどして痛みがおさまってきました。
今がチャンス、仕度を整え病院に向かいました。
 先生が聴診器で呼吸音を聞いています。
「kakepiさん、今日はどうしました? また胸?」
「私の感触では、またイっちゃってますね。
 痛みの程度と左胸の違和感から、たぶん隙間は上部の
 1cmくらいだと思います(;_;)」

「レントゲン撮りましょう。」

 診察の結果は予想通り 「左胸自然気胸」 でした。 しかも、肺の縮み具合まで予想通り(^^:
ダテに4回も経験してません(爆) >これっぽっちも自慢になりません(涙)
 これは、肺に穴が開いて萎んでしまう病気で、 特に痩せ気味の若い男性に多く見られます。  ピンホール程度で萎縮も少なければ自然治癒も可能ですが、 大きな穴が開いて肺が一気に萎むようだと手術が必要になります。  一緒に動脈まで傷付いたりすると恐ろしい事に。
 当然、肺が縮めば呼吸が苦しくなり、万一両肺が破れた場合は、、、言うまでもありませんね(-_-:
 症状は「いきなり胸をナイフで刺されたような激痛」または 「胸の中をウニが転げ回っているような激痛」です(T-T)  といっても実際にナイフで刺された事はないのでわかりません(ぉぃ
 なんにせよ、症状が軽くても1ヶ月程度は車で全開走行は不可能です。

 しくしくしく(T-T)「バドワイザー500」観に行きたかったよぉ〜!

以上、自宅で安静中のkakepiでした(;_;)/
気胸は肺が潰れる病気です。
 気胸は、何らかの原因で肺に穴が空き、肺が縮んでしまう病気です。
 穴の大きさや肺の縮み具合は人それぞれで、軽ければピンホール程度で 縮みも少なく本人の自覚もほとんどないまま「少し息苦しいかな」程度で 自然治癒する場合もあれば、 重い場合は、肺が裂け、最悪、血管を傷つけ出血多量で危険な状態になる場合もあります。 この場合の痛みは文字通り「激痛!」で、しばらく身動きもできず、 しかも呼吸も苦しく酸欠状態、、、危険です。
 治療法は大きく分けて二つあります。

【脱気】  胸の横の肋骨の間から針(φ5mmくらい)を刺して、肺が縮んで出来た隙間の空気を吸い出して 肺を元に戻す方法。 肺が膨らんだ状態で数日間脱気を続け、自然に穴が塞がるのを待つ。  入院期間は2〜3週間程度。 安静が重要。

【手術】  以前は胸を10cm以上切開して肺の穴を縫合したようですが、今は、内視鏡を使った 手術があり、患者への負担も軽くなっています。 数年前から健康保険も適用される ようになりました。
 全身麻酔をかけて、胸の横に1〜3cmの穴を3個所開け、内視鏡を使って肺の穴を 塞ぐ手術を行います。  やはり安静が必要です。

 なりやすいとされているのは「20代・痩せ型・男性」のようです。
 原因は、不明です、、、。



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