車屋での悲劇

車を買って、2年が過ぎた。
車を車屋(ディーラー)に持っていき、定期点検をした時のことである。

<店>「今回の点検では特に異常は見つかりませんでした」
    ・・・ここまでは、いい。
<店>「サービスで、エンジンオイルを交換しておきました」
    ・・・ちょっとまて、余計な事すんな。
<私>「エンジンオイルはまだまだ使えたはずなんですけど」
<店>「3000km走っていて少し汚れていたようなので交換させていただきました」
    ・・・ヲイ。
<私>「10000km走れるエンジンオイルだったんですが」
<店>「・・・」
<私>「しかも、かなり良い(高い)物を使ってたんですけど・・・」
<店>「それでしたら、このオイルは280馬力でも使える良い物ですよ」
    ・・・そんなの最低クラスだろ。
<私>「まあ、交換してしまった物はしょうがないから、もういいです」
    ・・・(泣)


交換される前に使っていたエンジンオイルは、ホンダのVTEC車用に開発された
サーキット走行用の、2万円近くもするオイル。
交換されたオイルは、3000円弱の安物オイル。

そして、その値段の差はそのままアクセルを踏んだ時のフィーリングの差となる。
馬力とレスポンスは明らかに低下したし、なによりエンジンの回転が気持ち良くない。
特に、高回転域ではエンジンがやたら重く感じる。

もうダメだ、またオイルを入れなおそう。
たった1万円の定期点検のためにさらに2万円の余計な出費をする事になるとは。

でも、ディーラーを責めるつもりはない。
彼らに悪気があったわけではないのだから。
今まで何度も店に足を運び、毎回素晴らしい対応をしてくれていたので
今回は気持ちよく許そう。


・・・・・・でもやっぱり悲しい。


エンジンルーム内に「無断でオイルを交換するな」の張り紙がされた事は言うまでもない。


用語解説

<エンジンオイル>
普通は5000km位で交換するのが良いとされるが、実際にはもっと長く使う人が多い。
良いもの、新しい物ほどエンジンが元気に動く。

<280馬力>
国産の早い車は280馬力。普通の車は100〜200馬力くらいが多い。
今となっては280馬力の車はあたりまえのようにいる。

<VTEC>
エンジンの低回転域と高回転域で「カム」という物が切り替わる車。
低回転側で低燃費、高回転側で高出力が得られる。

<サーキット>
150km/時でカーブを曲がったり、300km/時出したりする事ができる場所。
もちろん車の性能がよければ、の話。


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