野外で遊べ!!

 

ネットなんかやってないで外で遊ぼうと言う訳ではないが、俺は若い頃よく野外で遊んだ。そんな訳で、俺達は外でゲームやるほどガキじゃないとか、だっせーからよそでやってくれとか、そんな意見はもみ消して、この俺がまだ光輝く少年時代に行なった、一風変わった野外での遊びについて、誰がなんと言おうが、読もうが読むまいが関係なく、超勝手に書かせていただく。

 

その1 ファイヤーボール(初登場時 小学4年)

 

ファイヤーボールとは、野球、テニスなどの小さな硬いボールを使って行うドッチボール(ドッヂボール?)である。考えればすぐに解るように、かなり無茶入っているゲームである。小さなボールから繰り出される超豪速球を捕れる者は皆無であり、こいつをいっしょに行なった俺の友人U君は、短パン時の太ももに野球ボールが直撃して、その場で倒れ、うめき続けて、泣いて帰っていってしまった。これ以後、誰一人として短パンでこの遊びを行う者はいなくなり、ルールも改良されグローブ装着が可能となってしまった。個人的には、最初にボールを手に入れたチームが、敵チームをなぶり殺せる旧ルールの方が、面白かったゲームである。

( その1 完 )

 

その2 the・捕虜(初登場時 中学1年)

 

このゲームは捕虜チームとハンティングチームに分かれて行うサバイバルゲームの一種である。初期状態では、捕虜チームはなんの武器も持つことは許されず、ハンターチームの持つ圧倒的火力(戦闘は火力)の前にただ、逃げまどうだけである。サバゲーのためにハンター側はモデルガン等の武装をしており、そしてその武装には制限が無い為にハンターチームは1人で銃の5、6丁はあったり前であった。俺もマシンガンタイプ2丁にライフルタイプ1丁、ハンドガン3丁等のかなり無茶苦茶な武装をさせてもらった事もあった。が、さすがにメタルジャケット弾(メタルBB弾)を使おうとした時は、みんなのブーイングがすごく使用は出来なかった(ちなみに俺じゃないよ、使おうとしたのは)。一応ルールはあり、勝敗は捕虜側が全滅する(こちらが約95%くらい)か、ハンター側の弾切れか、捕虜に全ての武器を奪われる(殺される)かである。捕虜側は撃たれれば死亡であるが、残虐で非道な奴等(俺除く)は死亡確定している捕虜に向かって、無駄弾であるにも関わらず、何発も何発も弾をぶち込むのである。一方、捕虜側は撃たれずにハンター側にタッチ(ほぼ不可能)すれば、ハンターの武器を1つもらえるのである(この時、捕虜もハンターも一分間射撃不能)。武器を持った捕虜がハンターを撃てばその時点で武器を奪えるのである(この時も一分間、攻撃不可)。こうやって、激戦を繰り広げるゲームである。

( その2 完 )

 

その3 花火・WARS(初登場時 小学6年)

 

その名からも解るとおり、花火を使って行うゲームである。ルールは、何チームかに分かれて自陣に旗をたてて、それを各種花火を使って倒す、もしくは燃やすゲームである。ここまででの説明では、このゲームは先述の2つよりおとなしそうに思えるが、それは明らかに間違いである。なぜならこのゲームには花火を使って旗を倒す事を守れば、ほとんど何をやってもよい。つまり、敵にロケット花火や何十連発花火を直撃させても、まったく問題ないのだ。このゲームでは、羽根付き花火やネズミ花火によるグレネード・アタックや、パラシュート花火による超遠距離射撃などの様々な攻撃手段が展開された。そして、防御側も手持ち花火によるブロックや、噴射式の花火による壁作戦と言った奇抜な技で対抗していた。実際、かなり面白いゲームであったのだが、1つだけ欠点があった。それはお金がかかりすぎる、と言うことだ。なにせ、花火の量が戦力に直結している為にあまりお金をケチることが出来ないのだ。この欠点ゆえ、俺も3、4回しか、このゲームは出来なかった。暇とお金が出来たら、又、是非ともやってみたいゲームである。

( その3 完 )

 

その4 ハイパー・キャタピラ(初登場時 小学5年)

 

皆さんはキャタピラをご存じだろうか?ダンボールなどで輪を作り、その中に人が入って突き進む遊びである。しかし、この前についているハイパーとは何であろうか?知らなきゃ聞け!このゲームはまさにハイパーなのだ!基本はキャタピラであるが、中身は全くの別物である。地元に存在するS川の川原の急斜を転げ落ちて、より川の手前で止まった者の勝ちというチキンレース入っている、危険極まりない川に落ちる奴続出のゲームである。考えてみてほしい、キャタピラはブレーキできるような物であろうはずもなく、勝敗を左右するものは、ほぼ運だけなのである。そして、びしょぬれになった者は家で怒られるので、まさにALLorNOTHINGの俺達もあまりやりたくなかったゲームだ。このゲームは友人(さっきから友人、友人言っている気がする)のK君が猛スピードで川に突撃して、その後1分くらい上がってこないという事態が起こり、その次の瞬間に消滅してしまった悲劇のゲームなのである。その幻さゆえにもう1度くらいはやってみたい、と思うかもしれないだろうゲームだ!

( その4 完 )

 

よくもまあ、こんなゲームばっかやり続けて生きてられるなあ、俺



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