ROOMMATEの小説版は、発行メディアワークス、発売主婦の友社の電撃文庫ってところから相当数出版されている。
とりあえず軽く列挙する。

ルームメイト 井上涼子の場合 紺野たくみ著
ルームメイト2 井上涼子と三角関係 伊達将範著
ルームメイト3 井上涼子と大沢悟 伊達将範著
ルームメイトW 優子とかおりの場合 紺野たくみ著
クラスメイト イー・リンリンの場合 紺野たくみ著

まず、疑問に思うのがルームメイトシリーズでの著者の違い。
次に、クラスメイトってやつ。イー・リンリンって誰?

別にどうでも良かったんだけど。
というより、いい年こいて、これ系の小説なんざ読みたくないって思っていた。
これ系:スニーカー文庫とか富士見ファンタジアとかスーパークエスト文庫とか、あとログアウト文庫とかってのもあったけな。
上記の5冊をめがルナ(仮)が所有していて貸してくれるという。

「なぁ、なんでそんなもん持っているんだよ。一冊500円くらいはするだろうが。」
「いや、実際オレも暇になったら読もうと思ってて、全然読んでねぇんだ。」

何にも知らないで、それについて批判めいたことを言うのはフェアじゃない。
そういった観点からルームメイト井上涼子というクソゲーをガマンしてやっていた。
小説版も同様の理由で読んでみることにした。
とりあえずクラスメイトから読むことにした、めがルナ(仮)の家で。

「ウッ…、クッ……」
低く嗚咽するオレ。
「どうした?」
「ウッ…、オレの価値感と…、クッ…小説の主人公の………価値観が違いすぎて …それに……クゥッ…主人公の一人称で全ての物事が……ウッ…語られ……読ん……苦しい……」
「このシリーズはみんなそうだぞ。」
きちんと読んでもいないくせに言う、めがルナ(仮)。
「それは、キツイな。もうダメかもしれん」
まだ30ページ程度しか読んでいない。

……

「おっしゃぁ、やっと読み終わったぜ。」
「あばよぉ、イー・リンリン。2度と会うこともなかろうぜ。」
吼える俺。
「どうだった?」
「どうもこうもねぇ、こんなの書くやつも読むやつも気が知れねぇ。オレにとって何のプラスにもならなかった、資源のムダだぜ。」
「需要があるから供給があるわけで…」
めがルナ(仮)の言い分もわかる。
ルームメイト2の印税で著者はパソコンを買ったとどこかに書いてあった。
一冊当たりの印税を定価の1割の50円とする、パソコンは25万円とすると、最低5000冊は刷っていることになる。
んー、最初のサターンソフトROOMMATE〜井上涼子〜がざっと5万本は市場にでたはずだから、もっと刷られていてもいいはずだな。
2万ぐらいは刷ってあるのかな、となると印税は100万ってところか。まぁまぁだな。
たいした根拠も無く考えを巡らすオレ。

資源のムダだといいながら、結局、他のルームメイト小説も借りてくたオレ……。

ルームメイトWはキャラ原案がたくま朋正じゃないから、小説版のイラストもたくま朋正じゃないぜ、念のため。
たくま朋正って、「たくまほうせい」って読むんだとばっかり思っていた、 「ともまさ」って読むって初めて知った…