整体実験  その



整体療法をいくつも勉強してくると、一体どれが一番よく効くのか試したくなるものである。
きっとこういうサイトを観ている人にとっても、それは気になることだろう。私の知っている整体技術各種の中で、その性能に順番をつけて明らかにすることは、しかし、私にはできない。たくさん習ってきて自分なりの感想は色々あるが、優劣を論じるなど、教えてくれた師匠に対してひどく失礼だと思うからである。だからして、サイトTOPの整体法紹介では見習い時分の感想を主にして記しているのだ。


が、許される範囲で、今後のために少しばかり、ほんの一部だけ自分の経験を語らせてもらおう。


人の身体を整えていく際、表面上の筋肉をほぐすということが必要になる場合がある。というか、一般的にはその方が普通だ。よく知られている按摩とかマッサージ、指圧。
私は初めて整体法というものを習ったとき、それが指圧をベースにしたような整体術だったから、まず指圧が一番目の方法となった。次の候補は三井式の温熱。そして次は気功だ。私はサイトTOPには出してないが、すごく優秀とされている高名な気功法の伝授を受け、
(しかも2種類も掛け持ちで)施術法もバッチリとマスターした。ちなみに、そこでのエネルギーテストではどちらも大合格だったし、かなり優秀だったので、一応はちゃんとした気功師といっていいはずだろう。

     そしていよいよ!



まだ習い終えたばかりの頃、その気功の施術法をどうしても試してみたくなって、家族で大実験会をすることになったのである。色々と比べてみる必要があるので、指圧、温熱、気功の3つでどれが一番効くか、ほぐし効果の持続が長いかを競ってみたのだ。ずいぶんとワクワクしたものである。条件としては、特別な工夫をこらさずシンプルに、習ったままの威力を試すということ。

      
するとその結果は!

        ↓









 指圧 
が圧倒的な優勝を飾ることとなった。施術時の体感もそうだが、何より持続の点で大差のようであった。その後試したことはないが、おそらく何度やっても結果は同じだろう。
この結果を持って、単純に指圧が一番優秀ということにはならないが、重大な気付きを色々と与えられたことは確かである。















整体実験   その




たくさんの整体術を学んできて、最初のころ不思議に思っていたことがあった。たとえば腰痛の人がいて、ある療法を使うと痛みがとれて治る。しかし似たような腰痛に対して、今度は別な治療法を行っても痛みがとれた。次には、また別な方法でも腰痛が消えて治る。

   ???? 

不思議ですよね?
それぞれ別な原因に対しての施術であるはずなのに、どれでやっても治ってしまうのはなぜか?ちょっとおかしいとは思いませんか? 

しかし実は全然おかしくなかったのである。

この話は実に重大なので、よくよく理解してください。




重大な話

まず痛みが発生する原因には、身体の歪みというものが大きく関わっている。骨がねじれているとか筋肉が固まっているとか、内部の組織が変質してしまっているとか。そういうことが血のめぐりを圧迫したり、神経を直接刺激したりして痛みが発生すると考えられる。他にいろいろ理由はあっても、整体的には大体そういうことだ。歪みの状態が非常に大切ということになる。
しかし
人間には歪みに対する余裕の幅というものがあり、一つや二つ悪い歪みがあったとしても、少々ではなかなか痛みは出ないことが多いのである。
完全な健康度を10とすれば、少し歪んで8とか7に落ちても痛みは出ないことが多い感じだろう。しかし6くらいにまで落ちるとかなり調子は悪くなり、少しずつ痛みも出てくるようになる。そして5まで悪くなると、ついに慢性的な痛みが発生するようになり、さらにそれ以下になると、生活にも大きな支障をきたすようになる。イメージとしたらそんな感じだと思う。
そういう歪みと症状との関係があるなかで、各療法はそれぞれの効果を発揮したのである。中には
勘違いしたような理論も一部含まれていただろうが、どうであれこうであれ、一応は身体の状態を7以上には上げていたのである。
つまり、痛みがとれる程度の状態にまでは確かに押し上げていたと認められるわけだ。だから、見た目には各療法とも同じように治った、ということになる。



   




   

… 
 




…   




    w(゜o゜)w









ここまで読んでくれた皆さん、おわかりでしょうか?

治ったといっても真実は違い、実は中途半端な場合が多いということ。また、治療家も運よく痛みがなくなったことで自分の理論は正しいと考えてしまう。正しいのかもしれないが、しかし足りないとは気づかない。気づきにくい。そういうものだということでしょうね。




人間のコリとか歪みというものは、よくよく見ていくと永年でできた地層のように深いものなので、ちょっとやそっとでは十分には解消できませんよ。また、自然治癒力で勝手に治っていくというほど安易なものでもありません。

⇒そういうことを踏まえたうえで自分の施術信条を作るとするならばですね

   つくるとするならば!


信条というよりは基準かな。このくらいに治せばOKという基準。



   
それは!



人生長く生きる場合は90年から120年だから、そういう見積もりにあう程度くらいまでを目標に耐性をつくるぞ
、ということになる。

  どうかな?

実際こういうつもりでやって、それがハイパー療術になってるんですがね。だからこんなふうかもしれないんですが…
  ↓
>痛みなしでは治せないんですか?
  
 開原整体はすごく痛いと聞いています
>>ゲッ、そりゃどこで聞いたんですか?確かに厳しい痛みを生じさせる場合も多少ありますね。ほんの時々ですよ。

(~_~;)    (~_~;)    (~_~;) 



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