政木和三博士の言説 拾い読み  
  政木和三(まさき かずみ 1916-2002))紹介


◎ 瞬間湯沸し器
◎ 電気炊飯器、ガス炊飯器
◎ 自動ドア
◎ エレキギター
◎ 魚群探知機
◎ うそ発見器
◎ 格安カラーテレビ
◎ CTスキャン
◎ 低周波治療器
◎ 歯科治療用ドリル
◎ 超音波美顔器

これらはすべて政木和三博士の発明品。読者にわかりやすく有名な製品を列挙しているが、他にも3000件にのぼる発明品を世に送り出した方である。

関西高工電気工学科卒業後、大阪帝国大学航空工学科研究室に入り、通信工学科、精密工学科などを経て、大阪大学工学部工作センター長となる。工学博士。

さらに詳しくはこちらのサイトで 
   ◎政木ワールドへようこそ

   ◎『真理は自然の中にあり』

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このページは、政木和三博士の言説の中で、人類の過去史や宇宙の仕組みなど、参考になる部分を適当に拾い出してメモにしたものです。時間の少ない人にサラサラッと理解していただくための簡易的なものとしています。さらに詳しくじっくり徹底的に調べたい人は上記のサイトの隅から隅まで読むことをお勧めします。
私は個人的には、政木先生の人格を信用できると考えており、したがって以下の言説にいくらかの認識間違いや誤解が含まれているとしても、7割、8割以上は正しいことなのだろうと考えます。人類古代史など考察する上でのA級資料の一つと、個人的に認定します。

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(以下、政木先生の言葉の切り貼りメモ)


人間はみな超能力者として生まれている


 昭和四十八年、ユリ・ゲラーの来日によって、スプーン曲げという考えたこともない不思議な現象を見せられた。私は、電気抵抗線ひずみ計、CR発信器、マイクロメーター利用の測定器を試作して、その科学的な究明に努力した。

 同年五月、毎日テレビでスプーン曲げのできる少年少女を募集したところ、近郷にだけでも三百名以上もいることがわかった。その少年少女たちに対して、百円硬貨の中心にストレーンゲージをはりつけたものを両掌の中に入れて、曲がれと念じさせ、そのひずみ量をペン書きオッシログラフに記録した。その結果、多少の差はあったが、実験者の全部が百円硬貨を曲げることができることを示した。

 スプーンのときは、手で力を入れても曲がるが、硬貨を掌の中で押すだけでは、普通、曲がるはずはない。

 実験中に、四十歳ぐらいのテレビ局員が来室し、『私は子供のときから、スプーンを曲げています、一度やらせてください』という。両掌を合わせた中へ、百円硬貨を入れて曲がれとかれが叫ぶと、ペン書きオッシログラフの針は大きく振れ、その能力の大きさを示した。

 そのような実験は東京のテレビ局でも行なったが、いざ本番になると、能力がなくなり、放映することができなかった。子供が、無邪気にやっているときは気持ちがリラックス状態に保たれ、欲望がないために能力を十分に発揮できるが、いざ本番となると、緊張、欲望が顔を出すために能力が減少するためである。

 そのころ日本全国には、テレビ局の調査しただけでも一万四千人の超能力を持つ子供がいたが、無申告の人々を加えれば、その十倍ぐらいの人はスプーン曲げができたのかもしれない。

 T・S(天玉尊)先生が某日、知人の宅を訪問したとき、その家の人が、

 『いまスプーン曲げブームですけれど、先生は曲がりますか』

 と聞いた。

 先生は、『曲げたことはないが、スプーンの入った引き出しを開けてごらん』というので開けてみると、引き出しの中にあったスプーン数十本が全部ぐにゃぐにゃに曲がっていた。

 私は昭和四十九年の夏、宝塚でF社長と食事のとき、『自分の四歳の男の子が少し普通でないように思う』と語りかけられた。『では頭の中でその子供さんを思ってください』といいながら、政木フーチパターンで測定を始めたところ、横方向に一直線の超能力型を示した。

 『このお子様は超能力があり、スプーン曲げができますよ、一度実験してみてください』と伝えると、その場から夫人に、『〇〇ちゃんはスプーン曲げができるそうだから、一度やらせてくれ』と、電話された。

 電話の向こうでさっそく実験が始まった様子であったが、曲がりませんよ、と夫人が伝えてきた。

 またしばらくして、『やはり曲がらないですよ』『だめですね』と、いった瞬間に、『あっ、曲がりました。〇〇ちゃんの手にスプーンが巻きついてしまいました』と、はしゃいだ声がF社長に伝わってきた。

 このように、本人の自覚もなく、両親も知らずに、超能力を持っている子供は数限りなくいるのかもしれない。

 考え方によっては、生まれた人間には全部超能力が与えられているが、それが常識のベールをかぶることによって超能力を打ち消し、発揮できなくなるのかもしれない。

 どんな人でも虫の知らせとか、胸騒ぎを感じることがある。そして不思議な夢を見る。物理的には説明のできない現象をよく身に感ずることがある。それを偶然の出来事として片づけてしまう場合が多いが、この世の中に偶然は果たしてあるのだろうか。すべてが偶然ではなく、どこかで計算されたプログラムによって実施されているのではないだろうか。

 たとえば火事のさいに、常時の十倍以上もの力持ちとなり、重いものを運ぶことができたという話をよく耳にする。人間は咄嗟(とっさ)に思いがけないことができることがある。これらも人間がすべて超能力者であることを証明しているのではないだろうか。

 エジプトの留学生E君が、十円硬貨二枚を右手の人差指と中指の上におき、その上から親指で押すと二枚とも硬貨が曲がり、親指にやけどをした。本人は硬貨二枚は簡単に曲がるが、これは私が力強いからだといっている。

 では親指がなぜやけどをしたのだろう。力以外の何かが働くのではないだろうか。本人は子供のときからいつも曲げていたと、こともなげにいっている。当年二十六歳の青年であり、この人のフーチパターンは一〇センチ以上あったことを覚えている。

 このようにして、本人は否定していても、普通には考えられない事実があれば、超能力を持った人間と考えることが正しいのかもしれない。

 人類は誕生してからの何百年の間に、極寒の氷河期を何回も生き抜いてきた。この危機を科学文明を持たなかった当時の人間は、どのようにして生き延びてきたのだろう。原始人は、古い人の指示によってすべての行事を行なってきたことから考えても、人間に超能力があったために、氷河期を生き延びられたのではないだろうか。

 虫の知らせとか、胸騒ぎの類も、人間の五感以外の感覚が大きく作用していたのではないだろうか。現在は科学の発達により、その必要がなくなったために、その能力が低下したものと思える。しかし、特異な力がなくなったものではなく、特性を持っていながらその利用法を忘れたのかもしれない。

 ある地球物理学の教授の話によれば、三脈といって、手首の脈搏と、頸動脈の脈搏が同時であれば、それから二十四時間以内は、自分の一身上には変化なく、もしもこの脈搏の時間に狂いがあるときは、変事が起きる前兆であるから注意しなくてはならないという。

 たとえば航空券を買ってから、三脈を調べ、もし不調であればキャンセルすべきである。何年か前にも、そのキャンセルした券を買った人が事故によって死亡したことがある。その不調が自分だけの場合は、まだ自分ひとり気をつければよいが、家族とかグループの全員が不調のときは、そのグループ全体の行動に注意しなければならない。

 このように、手首と頸動脈の脈搏差によって、未来の変事を知ることができることになる。これはすべての人間に可能であることから、人間はみな超能力者的素質を持っていることになる。しかし、そのような能力の使い方を忘れさせるのは、現代の科学かもしれない。それは、ただ物理的に証明できず、科学的に根拠がないという理由によるものであろう。

 私の身近に多くの奇跡が引き続いて起きている。しかしそれは現在の科学では説明も証明もできない。

 現代の科学で説明のできないことは、実在しないことであると思う人もあるだろうが、まだ現代科学が、超常現象を解明する要素に欠けていると考えるべきである。

 米国、ソ連、そして最近では中国においても超常現象の研究に着手している。科学のない時代の人々は、小さな科学的事件に対しても、魔法のように恐れおののいていたことを思い出せば、行きづまりつつある現代科学を再開発するということは、この精神エネルギーの研究開発をすることなのかもしれない。

 フランスのノーベル生理学・医学賞受賞者のアレキシスカレルはこう語っている。

 「美や宗教に対するインスピレーションや愛などは、たぶん直観を発達させることに好都合であろう。詩人は科学者よりいっそう深く真実を把握する。直観は透視(クレアボイアンス)に非常に似ており、真実を感覚器官に頼らずに捕らえるようにみえる。『偉大な人物はすべて直観力に恵まれている。かれらは分析や理屈なしに、自分は何を知ることが必要かわかるのだ』。

 直観と透視(クレアボイアンス)の違いは、たぶん量的にもあるに違いない。『透視(クレアボイアンス)と精神感応(テレパシー)は直接的に観察対象となるものである。こういう能力を持つ人は、自分の感覚器官を使わずに、相手がひそかに考えていることを把握できる。また多少は時間的に、あるいは空間的に離れていても、さまざまな事件を知覚することができる』。こうした能力に恵まれた者はけっして少なくない。

 ラインはデューク大学の学生に対して調査を行なっているが、感覚器官に頼らずに感じとる力の存在を、しばしば観察している。『旧約聖書』の予言者たちは、未来を見通していた。十一世紀のアラブ人は、感覚器官に頼らない知覚を、精神発達の第四段階と定義している。ヨガの教理は人から人へ思いが伝わることがあり得る、と教えている。フィヒテ、ヘーゲル、ショーペンハウエル、フォン・ハウプトマンは、感覚器以外の知覚という概念を認めている。不思議なことにアリストテレスは予知を否定しているが、かれにはこの現象は説明できないものと映ったからであろう。デカルトと十八世紀の哲学者たちも、感覚器官を通らずに知性に到達するものは何もないと信じていた。

 こうしてルネッサンス以後、人間は五感という境界の中に、勝手に閉じこもったのだ。今日、われわれは精神感応(テレパシー)による否定できない出来事を数多く知っている。精神感応や、過去の映像、未来の予知などの本質は、アリストテレスのころと同様、まだ明らかにされていない。しかし、こうした現象は説明もできなければ観察もむずかしいというだけの理由で、それが真実ではないと否定すべきでないことだけは明らかであろう」



【私の一枚】 琵琶湖の底を250メートル掘ったら・・・
 【大紀元日本11月5日】カナダのバンクーバーは、今や建築ラッシュ。私の住んでいる付近では、4カ所も工事が行われています。ここには大きなビルが建つのでしょうか、かなり深く掘られています。こういう場所を見るといつも思い出すのは、以前読んだ政木和三さんの本。「琵琶湖の底を250メートル掘ったら、4つの氷河期が見つかった」という話です。

 発明家として有名な政木さんは数年前に亡くなられましたが、私たちが普段使っている電化製品は彼の発明によるものがたくさんあります。

 彼の著作の中に、とても印象に残っている箇所があります。「十数年前、京都大学と大阪大学が共同で、琵琶湖の湖底を250mほどボーリングし、地層を調べた。その結果、日本には11万年前、18万年前、25万年前、35万年前、それぞれ氷河期があったことが判明。それに触発され米国でも調査したところ、11万年前の地層から、現在使われているコンピュータとほぼ同じものの一部、それに乾電池が発見されたという報告がアメリカの学会から私のもとにもたらされた」


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『この世に不可能はない』
〜 The Power of Mu 〜
生命体の 無限の力
政木和三

第4章

よみがえる古代の叡智

● 人類は過去に四回滅んでいる!?

 なぜ私の話が一五%の人々にしか理解されないか。それには理由があるが、その前に少しふれておかなければならないことがある。

 かつて私は、次のような疑問をいだいていた。

 @ 人類が地球上に誕生したのは、いまから約三〇〇万年前とされている。それから現在にいたるまで、人類の文明は三〇〇万年もかけて、原始時代の幼稚な文明から現代の華々しい科学文明へと、ほんの少しずつ進歩してきたのだろうか。

 A 周知のように現在の文明は、ここわずか一〇〇年の間に異常な変貌をとげている。この物質科学文明は、人類にとって最初のものであろうか。

 B 現在の文明がわずか一〇〇年あまりで開花したものであるならば、一〇万年もあれば、もっと発達した文明が過去にあってもよいはずではなかろうか。

 これらの疑問に対し、やがて生命体から明快な答えが得られるようになった。その答えとは、『実は、一〇万年以上も前に、人類は現在と同じ文明をもっていた。人類は、それまでにも何度か、発達した物質文明によって滅亡をくり返していた』というものである。

 これを裏付けるような調査結果がしだいに現れ始めた。

 いまから十数年前、京都大学と大阪大学が共同して、琵琶湖(びわこ)の湖底を二五〇メートルほどボーリングし、地層を調べたことがある。その結果、日本には、一一万年前、一八万年前、二五万年前、三五万年前に、それぞれ氷河期があったことが判明した。

 それに触発され、同じ頃にアメリカでも同様の発掘調査が行われた。しばらくして、一一万年前の地層から、現在使われているコンピュータとほぼ同じコンピュータの一部、それに乾電池が発見されたという報告が、アメリカの学会から私のもとにもたらされた。それに伴い、コンピュータがあるくらいなら当時すでに自動車も飛行機も、原水爆もあったのではないか、という推測が芽生えてくるようになったのである。

 生命体は、はっきりとこういっている。『一〇万年以上も前の大昔も、いまと同じような物質文明が発達し、その結果、人類は滅んだ。ガソリンエンジンをつくって、石油を燃やし、空気を汚染してしまったことなどから、氷河期をまねいたのがその主な原因であった』と。事実、私の発明の多くは、その頃の人類が使っていたものの現世における再現にすぎない。

 現在の自然と文明の関係はどうであろうか。科学がそれほど発達していなかった頃は、動物が排出した炭酸ガスを植物が吸収して酸素に変え、その酸素を動物が吸うといったように、空気もきちんと循環していた。それが石油の大量消費などによって、一気に何万年分かの炭酸ガスを排出するようになり、空気がうまく循環できなくなってしまっている。それが現実の姿である。

 現代の科学技術は、単に便利でさえあれば、周囲にどういう悪影響をもたらすかということをいっさい考慮せず、環境を破壊するような道具や機械でも、委細かまわずどんどん生産し続けてきた。たとえば、なぜ初めからガソリンエンジンを使わない、空気を汚染しない車を発明しなかったのか。結局、現在の物理化学は、精神論を内に全く含んでいないからである。かつて滅んだ文明も、まさにそうであった。

 こうして人類は、過去に四回も高度な文明を獲得し、そのつど、自ら生み出した科学によって滅んできたのである。


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この太陽光に近い「バイオライト」を発明したのが
政木和三(まさき かずみ 1916-2002)さんで、
何かとすごい方だということを知りました。

◎ 瞬間湯沸し器
◎ 電気炊飯器、ガス炊飯器
◎ 自動ドア
◎ エレキギター
◎ 魚群探知機
◎ うそ発見器
◎ 格安カラーテレビ
◎ CTスキャン
◎ 低周波治療器
◎ 歯科治療用ドリル
◎ 超音波美顔器

これらすべて政木さんの発明品だそうです。うーん、すごい。

例えば、自動炊飯器は特許を無償公開されました。
メーカーが安く作ることができたおかげで
あっという間に家庭に普及することになりました。


で、政木さんはあるときから数秒で
発明できるようになったそうなんです。

「バイオライト」も、10秒とかからず数秒間で
発明されたもののうちのひとつだと思います。


私はその1個の新製品の発明が何秒間でできるわけ。

10秒間といったのが1回も、1個もないわけなんですね。
瞬間に頭の中へ全部。

もう、作り方、設計図から全部パッとうつってくる。
それを、そのまますればいいわけですね。

(中略)

私の発明品というのは何にも新しくないんです。

今から10万年前にやったこと、
そういうことを自分の意識が覚えている。
それを製品化するだけ。
だから瞬間にできるわけですわね。

(政木和三さん講演録「瞬間に発明できる受け皿」より)

10万年前にも同じように発明をされていて(?)、
その時のことを意識が覚えているので、
作り方から設計図までが全部パッとうつってくると。


なぜ10万年前なのかというと、
当時も今と同じように物質文明が発達していたそうです。
政木さんの発明の多くは、その頃の人類が使っていたものの
現世における再現にすぎないということだそう。

氷河期によって当時の物質文明は滅んだということです。

※ 琵琶湖の湖底の地質調査によると、11万年前に氷河期があったことが判明。
アメリカでの発掘調査で、11万年前の地層から、現在使われているコンピューターと
ほぼ同じコンピューターの一部、それに乾電池が発見されたという報告がある。


政木さんは、もともとは非常に物的な精神の持ち主でした。

ところが、ビンに入っているお酒が飲んでも飲んでも1年半のあいだずっと
出てくるとか、口から真珠が出てくるとか、ついには仏像が発生したりと、
ありえないことが次々に起こるようになったのだそう。

その後、向こうからの言葉が政木さんにきました。

『汝があまりにも人間性低いがゆえにそれを示しただけである』
『汝は新しい製品を作れよ。新しい製品によって多くの人に幸福を与える。』

といったものです。


そういう超常的体験があったのち、
数秒で新商品を発明できるようになったといいます。



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 地球はひとつの大きな磁石を内蔵しているが、今、その地球の磁気がどんどん弱まっている。

 地磁気の存在を発見したのは、今を去るわずか四百年前、エリザベス一世の典医、ギルバートであった。

 しかも、地磁気の変化の模様は、古い地層の水成岩中の磁気鉱物によって記録されており、過去数十万年の変遷が解明されてきた。

 そして、イギリスのブラケット教授の磁力計を用いて南北アメリカ大陸、インド、アフリカ、ヨーロッパの大規模な採集と測定がなされ、ウェーゲナーの大陸移動説を立証することになった。

 日本においては、昭和四十六年の秋、京大理学部の堀江正治氏によって、琵琶湖上からのボーリングがなされ、二〇〇メートルのボーリング・コアーを切り取ることに成功し、湖底堆積物の種々測定に利用された。

 それらは、名大、金沢大、東大、大阪電通大、および阪大の川井直人氏等によって解析が行なわれ、大きな成果をあげた。

 特に地磁気に関しては、三十五万年前、二十九万年前、十八万年前、そして最後に十一万年前に衰弱劣化し、磁針がふらついたことがわかった。

 そして五千年から一万年後に現在の状態となったことも判明した。

 十一万年前の地磁気の異常は、琵琶湖からだけではなく、アメリカのラモンド海洋研究所の大西洋のボーリング・コアーからも確かめられている。

 地磁気変動の周期は八万年から十二万年ぐらいであるが、その周期は氷河期および火山活動にも影響があるようである。

 地磁力数値は、この二千年間減少しつづけており、特に最近の百年間には五パーセント以上も減少し、二千年前の最大値の半分以下になっている。


 続々発見された磁場の病気 -------

 十一万年前の地球磁場の病気はブレイクエベント(Blake Event)とよばれていた。

 エベントとは、日本語の事件という言葉に対応する。

 十八万年前、二十九万年前および三十五万年前のものは琵琶湖からはじめて発見された地球磁場の衰弱事件で、それぞれBIWAT BIWAUおよびBIWAVとよばれている。

 最近ソ連でもこの三事件に対応する記録が発見されたという。

 この磁力線は地球直径の約四倍にあたる外空間に拡がっていて、地球と共に自転している。

 その体積は地球の五十倍をはるかに越す大空間プラズマ圏である。

 この外側には太陽から飛んで来る水素の原子核や電子が押しよせ、この場所で磁場と押し合って平衡を保っている。

 このプラズマは、厚く拡がった地球直径の八倍にも及ぶのである。

 いわゆるバン・アレン帯は、プラズマ圏の外側あたりに位置し、水素原子核と、電子のみならず星間物質で、荷電した宇宙塵が両電磁極の間にはられた磁力線をつなわたりして数秒で往復する。

 アメリカの打ち上げた探測器パイオニア四号が、一九五九年にはじめて発見したときは、まだ正確なデータがなく、その拡がりが正確につかめなかった。

 この情報はきわめて新しく、阪大の研究グループが、東大海洋研と協力して獲得したもので、太平洋マリアナ海から採集した海底堆積物に磁気の死が記録されていたのである。



第一章 二十世紀の奇跡

◎ 宇宙人の生命体を持つ人

 フーチパターンによって人間性の測定を行なったのは四万人にも達するだろうが、その中で宇宙人の生命体を持つ人は数十人であった。

 宇宙人の生命体とは、私にもよくはわからないが、いままで動物とか植物に宿ったことがなく、人間にだけ宿った生命体ではないかと思う。

 今を去る三億六千万年の昔、木星の内側に地球と同じような星がもうひとつあった。

 それがなんらかの原因で大爆発を起こし、木端微塵(こっぱみじん)となった。

 そして飛び散り、木星や火星の惑星となり、地球にもひとつ捉えられて月となった。

 それ以外の物質は太陽系のチリとなり、現在小惑星群となって木星の内側起動を回っている。

 その星の名を仮にアルファー星とする。

 アルファー星の文明は非常に高度なものであった。

 現在の地球の文明がまだまだ比べものにはならないほどの高度なものであった。

 アルファー星の爆発が避けられないと見た学者は、生命体を他の惑星に送ることを計画し、宇宙船を造ることにした。

 宇宙船は重力遮断装置を持つ飛行物体であって、極超粒子バクトロンを有効に利用する引力遮断によって、高速で思う方向へ自由に飛行できるものである。

 バクトロンとは、真空中を含むすべての物質中に充満しているものであって、その質量は現在物理学で最少とされている電子(エレクトロン)の質量よりはるかに小さいという。

 原子の中にも存在し、原子と原子の引力の媒体となり、諸々の物質を形成する原動力でもある。

 また、バクトロンは、光熱を伝えるとともに電磁波の媒体ともなっており、全宇宙に分布するものである。

 現代の天文学においては、宇宙は数十億年前のビックバン以来膨張を続け、また星雲は遠ざかりつつあるとされており、星雲からの光が赤偏することは、ドップラー効果によって光の波長が長くなるための現象として説明している。

 そして、光が数億年間もバクトロンの中を進行中に仕事をするために、光の波長が長くなると考えれば、星雲は一定の位置に静止していると考えてもよいことになる。

 またこのバクトロンは、引力や重力波の媒体であると考えれば、それをなくすることによって引力を遮断することができ、自由に引力のない世界を飛行することができる。

 現在のUFOは、三億六千万年の昔、われわれ人間がアルファー星から地球へ飛んできた乗りものであり、われわれの記憶の片すみに残っている幻影を思い出しているものにすぎない。

 地球へ飛来したとはいえ、三億六千万年の昔はまだ人類の住める状態ではなく、恐竜やシダばかり目につく地球であった。

 肉体は滅び生命体だけは修行のため動植物に宿り三億年を過ごし、今から三百万年前から初めて人間の肉体に宿るようになった。

 しかし、三億年の永い間動物に宿った生命体には、その心も動物的になってしまったものも多く、現在では八割以上がその類といえよう。

 その永い間、動植物に一度も宿らずに、最初から人間だけに宿った人々が、私のいう宇宙人の生命体の持主である。

 フーチパターンによって、宇宙人の生命体を持った人々は、すべて人類に幸福を与えるための超人的な力を持っている。

 NF社のO社長と初めて会って、フーチ測定のとき、

 『あなたは宇宙人の生命体を持っています』

 と言ったことがある。

 『やっぱりそうですか。

 私は子供のころから、自分は宇宙人だが人間の姿をして人類に食糧を与えるために地球へやってきたと思っている。

 結婚して家内にその話をすると、そんなことを一般の人に言ってはだめよ、と言われてから口に出さぬようにしているが、本当に宇宙人でしたか』

 O社長は、自然食品の乾燥と粉末化を工場で行ない、多くのフード会社へ供給している偉大な実業家である。

 また、司会者でもあるAアナウンサーも宇宙人の生命体の持主であるが、ある日そのことを告げると、

 『それならば初めて申しますが、先日琵琶湖大橋を自動車で渡っていると、車の真上にUFOが飛んできてわれわれの自動車を照らし出して、そのままゆっくりと橋を渡りきるまで照らし続けていた。

 同乗のスタッフにUFOが来たと告げると、五人とも空を眺めてUFOを目撃した』

 と話してくれた。

 このグループのように、宇宙人の生命体の人がひとりいると、周辺の人もUFOを見ることができるものである。

 また岡山のU社長も宇宙人の生命体の持主である。

 U社長は私に、あなたはUFOを見ることができますよと言ったが、私は見たことがないと答えた。

 するとその横から夫人も、家の二階の前へよくUFOが来ますと当たり前のように言った。

 このように、宇宙人の生命体を持っている人々は、一様に大きな困苦と苦労を重ねて大成功している人ばかりである。

 肉体的な苦労としては、病気との闘いまたは物質的な困窮等の苦難を乗り越えて彼岸に達したものである。

 O社長は、私は人間に食糧を供給するために宇宙から来たもので、人間の姿は仮のものだと言い、さらに、夫人にそのようなことを言うと人が笑うからこれからは言わぬようにとたしなめられてからは言わぬようにしたが、政木先生の言葉で自分を信ずることができました、と言う。

 私自身も、この話が十年前であれば即座に否定したことであろうが、私の口から真珠が出た事実、ミカンからもスイカからも出た真珠、そして筍(たけのこ)から出たえびす像等、この世にあり得ないと否定しても目の前の事実と証拠品を手にしては否定するわけにはゆかない。

 だから、信じた奇跡と同じように、私はO社長の言葉を信ずるものである。






 
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