第30回記念将棋朝日アマ名人戦全国大会結果
 
2007年3月17日〜18日
ご覧の通りであった。これは素晴らしいという以外に言いようがないのではないか?新聞にくわしい内容が記してありますが、私の戦った相手は強豪の中の強豪みたいな人ばっかりで、業界の人からみれば正に お口あんぐりの快進撃 だったはずだ。優勝の山田アマ名人には惜敗したものの、私にとっては十分すぎる戦いであった。←まあ内心では自分でも相当に驚いているんですがね。

次はアマプロ戦への出場です。大体においてこのアマプロ戦では、奨励会をぬけたばかりの新四段とアマチュアは戦うことになっておりまして、私は西地域にいるという関係から関西将棋連盟所属の新四段が相手に決まる可能性が高いでしょう。アマチュア出場枠10人のうちアマ側の代表選手で西地区というのは現在のところ私と中野博文さんだけだから、4割から5割の確率で、あるプロ棋士とあたることになります。そのあるプロ棋士というのはプロ間でも”怪物”といわれて恐れられている糸谷哲郎新人王です。その人がどれくらい強いかというとですな、私の理論で解説させてもらうと、

    人類史上最強に近いレベル

かもしれないということです。つまり羽生谷川森内佐藤康光などという超トッププロとほとんど変わらない強さだということです。何故そういえるかというと、現在プロ最高峰の竜王というタイトルを保持している渡辺明さんはそのタイトル戦において、7番勝負で現実に森内、佐藤を下していて、その森内、佐藤は羽生を何度もタイトル戦で退けている。そしてその最強若手棋士の渡辺明さんと関西期待の星 山崎隆之七段がライバル関係にあるのです。その渡辺明のライバルである山崎さん本人に聞いた話だと、山崎さんと糸谷四段は互角だということなんです。いや、糸谷さんにはずいぶん負け越していると言ってたような気も…
一般の人は知らないことですが、実際にトッププロのほとんどが糸谷四段に対しては一目も二目も三目も置いているはずです。ただの新四段じゃないんです。
将棋家元の初代大橋宗桂から歴史を伝って、近代では木村義雄14世名人、大山康晴十五世名人、中原16世名人、谷川浩司17世名人と続いている偉大なる将棋名人の歴史。その悠遠なる将棋史上の中でも糸谷哲郎新人王はもしかしたらトップに迫るお方なのかもしれないのです。
つまり西地区のアマ代表である私はそういうお方と同じ土俵で戦うことになる可能性が高いのです。別な人とあたるかもしれませんが、しかしそれでもあの厳しい奨励会をぬけたバリバリの新鋭棋士が相手であることには変わりないのです。
そんな戦いにこの自分が出ることになってしまったんですよ。信じられないですよ。

まあ出来る限りがんばって勝利を目指そうと思います。



(その続き)
朝日新聞の報道によると、糸谷さんではなく、私の相手は新四段の豊島将之さんに決まった模様。そうなると、問題は豊島将之四段に移りました。私がこのページをアップした時点ではまだ奨励会員でしたが、ついこの間、奨励会を抜けて四段になったばかりなんですね。若干16歳でした。ものすごい加速力です。年齢的にいって、当然ながら現在のプロ棋士最年少だから、これは当然未来の名人候補の一人でしょう。プロ入り年少記録でもかなり上の何番目かの記録じゃないですか。実際の評判でも本格居飛車等で名人候補といわれているそうです。
いずれにしても素晴らしい相手に恵まれてありがたい限りです。


  
その結果は…   
                         
豊島ー開原 朝日新聞記事
注;続きの続き
2010年11月30日 この豊島さんは、プロのタイトル戦である王将戦で挑戦者になりました!すごいぞ!!!!