化学物質問題市民研究会 Whta's New
  • New トピックス No. 598/2024年 ◆今号のメッセージ:ガザで子どもの遺体抱く女性、世界報道写真大賞 ロイター記者に〈ロイター 2024年4月19日〉◆おもしろニュース・とんでもニュース ◆政府・与党・国会・司法 ◆自民裏金 ◆小池百合子 ◆右派・ネトウヨ・差別・人権・弱者 ◆メディア ◆万博・カジノ・維新 ◆政党・世論調査・選挙 ◆ウクライナ・ガザ ◆プチニュース ◆原発・エネルギー ◆沖縄・全国の基地問題の分類で、ウェブ上の興味深いと思われる多くの記事を紹介しました。 (24/04/20)

  • New BPA 及びその代替物質の問題/BPA 政策・規制海外環境情報 Environmental Health Perspectives (EHP) 2024年4月9日発表の、ボンサール博士、 シャナ・スワン博士ら内分泌かく乱作用分野の著名な研究者らによるコメンタリー(解説)のアブストラクトを「欧州食品安全機関 (EFSA) によるビスフェノール A (BPA) の一日許容摂取量 (TDI) の20,000 分の 1 への引き下げをめぐる規制当局間の対立」として紹介しました。これは 2023年4月に欧州食品安全機関(EFSA)が BPA のTDI を現在の 4 マイクロ g/kg体重/日から 0.2 ナノg/kg体重/日と 20,000分の 1 に下げることを勧告し、欧州委員会もこの改訂案を受け入れるとしていることを著者らは強く支持するとともに、EFSA 改訂に反対するドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)や米国食品医薬品局 (FDA) が BPA の TDI を膨大な学術研究が有害であると示しているレベルを超えるレベルに維持することを正当化するために使用してきた仮定の欠陥を特定することがこのコメンタリーの目的であるとしています。 (24/04/18)

  • New BPA 及びその代替物質の問題/BPA 政策・規制海外環境情報 Environmental Health News (EHN) 内分泌かく乱作用分野の著名な研究者らによる 2024年4月12日の記事を「FDA の現在の BPA 安全基準は時代遅れで、方向が間違っており、欠陥があると科学者らは言う」として紹介しました。 この記事は 内分泌かく乱作用分野の著名な研究者らによる Environmental Health Perspectives (EHP) 2024年4月9日発表のコメンタリーを EHN が 解説したもので、その概要を EHN は下記の様にまとめています。 (24/04/18)
    • EFSA が新たに提案した基準は、米国 FDA を含む世界中のほとんどの機関の基準よりも公衆の健康をはるかに保護するものとなるだろう。
    • 内分泌かく乱作用に関する科学は十分に確立されているにもかかわらず、FDA はこれらの原則や、BPA が人間の健康に与える影響を明確に示した何千件もの研究を無視している。
    • 既存の基準もまた、低レベルの暴露で健康に影響を与えるという BPA の有害性を無視しているが、それは FDA が毒性を判定する際に間違っていると証明されている方法に依存しているためである。

  • New プラスチック問題/INC4 4月23日〜29日まで、カナダのオタワで開催されるプラスチックに関する法的拘束力のある文書に関する政府間交渉委員会第4回会合(INC4)に関する IPEN のウェブサイト(英語版)にリンクを張りました。 (24/04/18)

  • New 難燃剤の問題/記事・論文海外環境情報 Multiple Sclerosis (MS) News Today 2024年3月27日の記事を「家庭用化学物質への暴露はミエリン(髄鞘)生成細胞に悪影響を与える」として紹介しました。本記事は Nature Neuroscience に掲載された論文「まん延する環境化学物質が希突起膠細胞の発達を阻害する」の概要を紹介したものです。多くの消毒剤や身体手入れ製品に含まれる第4級アンモニウム化合物と、家具や電子機器で使用さている有機リン系難燃剤が、ミエリン(髄鞘)の生成を主に担う脳細胞であるオリゴデンドロサイト(希突起膠細胞)の発達を妨害する可能性があること示しています。研究者らはミエリン(髄鞘)生成細胞を1,800種類以上の化学物質に暴露させて希突起膠細胞の生成に干渉するものがないかどうかを調べて絞り込み、最終的に一般的な化学物質のうち 2つのクラス、第4級アンモニウム化合物と有機リン系難燃剤、がマウスやヒトの細胞モデルの希突起膠細胞(oligodendrocytes)に最も影響を与えるらしいことを突き止めたとしています。 (24/04/15)

  • New トピックス No. 597/2024年 ◆今号のメッセージ:「政治権力に忖度や迎合しない報道を」 田中優子氏、前川喜平氏ら市民グループがテレ朝 HD に株主提案〈東京新聞 2024年4月8日〉◆おもしろニュース・とんでもニュース ◆政府・与党・国会・司法 ◆自民裏金 ◆小池百合子 ◆右派・ネトウヨ・差別・人権・弱者 ◆メディア ◆万博・カジノ・維新 ◆政党・世論調査・選挙 ◆ウクライナ・ガザ ◆プチニュース ◆原発・エネルギー ◆沖縄・全国の基地問題の分類で、ウェブ上の興味深いと思われる多くの記事を紹介しました。 (24/04/13)

  • New 化学物質/電磁波・過敏症/海外MCS海外環境情報 オーストラリアの The Sector に 2024年4月3日に発表されたフレイヤ・ルーカスによる記事を「化学物質に敏感な親は ADHD(注意欠如・多動性障害)や自閉症の子どもを産む可能性が高い」として紹介しました。この記事は、本年3月に MDIP のジャーナルに掲載された論文を概説したものです。妊娠前および妊娠中に有害な環境物質への暴露を減らすことで、子どもに ADHD や自閉症の状態が発生するリスクを軽減できる可能性があることが示唆しているとしています。 (24/04/10)

  • New ナノテクの問題点/論文・記事海外環境情報 The Conversation 2023年9月7日掲載のクリスティン・オンバーグ博士よる記事を「ナノ粒子は世界を変えるだろうが、それが良い方向に向かうかどうかは今の決断次第だ」として紹介しました。ナノテクノロジーは消費者製品を含む工業製品の材料や医学の分野でますます開発/活用されていますが、ナノ材料の挙動についてはまだ十分には解明されておらず、環境及び人間の健康への影響や倫理的な問題について著者は懸念しており、科学と倫理を調整し、今後の長い期間、ナノテクノロジーをどの様に管理し使用するかを決める必要があるとしています。 (24/04/08)

  • New トピックス No. 596/2024年 ◆今号のメッセージ:大阪万博にイスラエル正式参加…「いのち輝く」理念から乖離も日本「NO」言えない情けなさ(日刊ゲンダイ 2024年4月2日)◆おもしろニュース・とんでもニュース ◆政府・与党・国会・司法 ◆自民裏金 ◆右派・ネトウヨ・差別・人権・弱者 ◆メディア ◆万博・カジノ・維新 ◆政党・世論調査・選挙 ◆ウクライナ・ガザ ◆プチニュース ◆原発・エネルギー ◆沖縄・全国の基地問題の分類で、ウェブ上の興味深いと思われる多くの記事を紹介しました。 (24/04/06)

  • プラスチック問題/INC4海外環境情報 IPEN 2024年3月付けの記事を「IPEN INC-4 クイックビュー:プラスチック汚染に関する国際的な法的拘束力のある文書を開発するための政府間交渉委員会第4回会合(INC-4)」として紹介しました。
     オタワで 2024年4月23日〜29日に開催される INC-4 では議論の基礎として UNEP が昨年末に発表した”改訂ゼロドラフト(たたき台)”を検討することになっていますが、IPEN は 3月にこの改訂ゼロドラフトの概要を示すものとして ”INC-4 クイックビュー”を発表しました。UNEP の改訂ゼロドラフトには加盟国が共有したすべての見解が反映されていることになっているので、様々のオプションが混在しており、複雑な構成となっています。IPEN のクイックビューは、その概要をわかりやすく示しています。 (24/04/04)

  • トピックス No. 595/2024年 ◆今号のメッセージ:次期戦闘機「輸出解禁」を政府が決定 「平和国家」を変質させる重大な政策変更を岸田政権はまた国会抜きで〈東京新聞 2024年3月26日〉◆おもしろニュース・とんでもニュース ◆政府・与党・国会・司法 ◆自民裏金 ◆右派政党・差別・人権・弱者 ◆メディア ◆万博・カジノ・維新 ◆政党・世論調査・選挙 ◆ウクライナ・ガザ ◆プチニュース ◆原発・エネルギー ◆沖縄・全国の基地問題の分類で、ウェブ上の興味深いと思われる多くの記事を紹介しました。 (24/03/30)

  • 地球汚染のフッ素化合物/海外の機関・研究・記事海外環境情報 ケムセックの 2024年3月11日のプレスリリースを「冷媒ガスに関する EU の新たな規制は PFAS 汚染危機を加速する可能性がある」として紹介しました。
     欧州連合ではエアコン、冷蔵庫、ヒートポンプなどの冷媒に使用されるフッ素系温室効果ガスに関する欧州連合の規則が、3月11日”に発効しました。この新規則では、地球温暖化率の高い冷媒ガスの使用を制限することで地球温暖化を抑制することを目的としていますが、地球温暖化率の低いハイドロフルオロオレフィン類(HFOs)として知られるフッ素化ガスは、ほとんど規制されない可能性があるとしています。HFOs は環境中に放出されると有害な PFAS 化合物であるトリフルオロ酢酸(TFA) に分解されることが知られています。
     一方 EU ではカーボンニュートラルを達成するために大量のヒートポンプを導入する計画があり、したがって ヒートポンプの冷媒として使用される HFOs が放出されて、PFAS である TFA がヨーロッパの環境と公衆健康に重大な脅威をもたらす可能性があるとしています。 (24/03/27)

  • フタル酸エステル類/有害性に関する海外情報海外環境情報 News Medical, 2024年2月11日のサンチャリ・シンハ・ダッタ博士による記事を「出生前にフタル酸エステル類にさらされると、早産や低出生体重児のリスクが高まる」として紹介しました。医学雑誌『ランセット』に掲載された研究を紹介しています。この研究では、出生前のフタル酸エステル類への暴露が出生時体重と在胎週数に及ぼす影響を調査し、また、フタル酸エステルに起因する有害な出産影響と関連コストも推定しています。
     研究の背景として、早産と低出生体重は、乳児及び小児の死亡率、若年成人期の心理的、行動的、教育的逆境、そして成人期の心臓代謝疾患など、多くの悪影響と関連しており、米国では、2020年に乳児の約 8%と10%が低出生体重と早産であったことを挙げています。
     この研究で観察された関連パターンは、食品容器包装に含まれる DHEP に取って代わるフタル酸エステル代謝物類が早産増加の原因であることを示しており、このことは同様の特性を持つ化学物質をクラスとして規制する必要があることを示唆しているとしています。 (24/03/25)

  • トピックス No. 594/2024年 ◆今号のメッセージ:【画像】「週刊ポスト」のインタビュー記事 曽野綾子(当時84歳) ”高齢者は「適当な時に死ぬ義務」を忘れてしまっていませんか? 権利を「求め倒し」、医療を「使い倒し」、他人を「頼り倒す」年寄りは浅ましい 若い人は言い出しにくいでしょうから、代わりに私が言っておきます”/ご本人は今年で93歳。(X/M16A HAYABUSA 2024年3月21日)◆おもしろニュース・とんでもニュース ◆政府・与党・国会・司法 ◆政治とカネ・自民裏金疑惑 ◆統一教会 ◆右派政党・陰謀論・差別・人権・弱者 ◆メディア ◆万博・カジノ・維新 ◆政党・世論調査・選挙 ◆ウクライナ・ガザ ◆プチニュース ◆原発・エネルギー ◆沖縄・全国の基地問題の分類で、ウェブ上の興味深いと思われる多くの記事を紹介しました。 (24/03/23)

  • プラスチック問題/削減・規制|海外環境情報 EHNニュース 2024年3月18日の記事を「提案された法案は、米国で使い捨て発泡プラスチック製品を禁止することを目的としている」として紹介しました。米・上下両院の議員二人が共同で 2026年1月までに発泡ポリスチレン製の使い捨て食品容器包装材、保冷容器、バラ詰め用緩衝材などの製品を禁止する”発泡製品さらば法案”を上下院の両方に提出したという内容です。
     現在、全米の11の州、ワシントンD.C.、及び数百の都市が同様の発泡プラスチックの禁止を可決しているとのことですが、連邦議会レベルでの禁止法案は初めてであるとしています。
    参考:発泡ポリスチレンは、建設に使用される商標登録された材料である発泡スチロール(Styrofoam) と誤って呼ばれることがある。 またウィキペディアによれば、発泡プラスチックとは合成樹脂中にガスを細かく分散させ、発泡状(フォーム)または多孔質形状に成形されたものを指す。主な原料合成樹脂は、ポリウレタン (PUR)、ポリスチレン (PS)、ポリオレフィン(主にポリエチレン (PE)やポリプロピレン (PP))であり、これらは「三大発泡プラスチック」と呼ばれる。 (24/03/21)

化学物質問題市民研究会
トップページに戻る