SAFENANO 2009年10月1日
フランス ナノテクノロジーに関する
公開討論会を開催


情報源:SAFENANO 01/10/2009
France launches public debate on nanotechnology
Source: Nanovip
http://www.safenano.org/SingleNews.aspx?NewsId=850

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2009年10月3日


 新らたに勃興しているこの技術の将来を決定するためになるべく多くの市民参加を得るべく、ナノテクノロジーに関する公開討論会がフランス各地で開催される。フランス中で17の公開討論会が実施されるが、最初の討論会は2009年10月15日にストラスブールで開催される。プログラムは公開討論委員会(CPDP)によって主導され、最後の会議は2010年2月23日のパリで行われる。
 ”この討論は、公衆にナノテクノロジーに関連する複雑な問題に関する情報を与え、公衆に彼らの懸念と期待を考えさせ、政策決定者に彼らの責任を自覚させるに違いない”。

 公開討論会のプログラムはウェブサイトにより支援されるが、会議についての実際的な情報は、ナノテクノロジーに関わる関連団体からの有益な文書と共にウェブ上で見つけることができる。さらにナノテクノロジー、その用途、及び潜在的な危険性について公衆を教育することを目的として、公衆により提出された全ての質問もまたこのウェブサイトに掲載される。

 17の会議のそれぞれは、会議が開催される地域に関連する異なるテーマが設定される。しかし、これらは会議実施の原則であるだけで、参加者は議論の間に彼らが望む題目について何でも取り上げる自由がある。ストラスブールでの会議はナノテクノロジーの欧州規制に焦点を当てるとともにナノ構造物質についても目を向け、10月27日のオルレアンの会議では医薬品と化粧品分野に焦点を当てると共に消費者保護にも目を向ける。
 他のテーマには、ナノ物質を扱う労働者の保護、有機物中のナノ粒子、及びパリでの最後の会議で議論される倫理とガバナンスなどが含まれる。

 さらなる情報は、 Nano Public Debateのウェブサイトをご覧ください。グーグル翻訳による英語版のウェブサイトはここをクリックしてください。



化学物質問題市民研究会
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