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ドイツ便り(2) 2008年1月6日
「原子力発電所の近所に住む子どものガン発生率」 2007年12月8日ドイツ連邦環境省プレスリリースの紹介 情報源：2008年1月6日 ドイツ在住者からの投稿記事 掲載日：2008年1月7日 更新日：2008年2月12日：関係情報追加 2008年7月13日：ブログ情報追加 化学物質問題市民研究会 このページへのリンク： http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/kaigai/kaigai_08/08_01/080107_leukemia_nps.html これは、狭い国土に１７の原子力発電所を抱える日本にとっては重要な意味をもつ可能性のある情報だが、この情報が発表された2007年12月8日から現在までに、日本国内では次の２つのメディアが報道しただけである。（編集者注）
以下では、ドイツ連邦環境省のプレスリリースを要約して紹介する： ドイツ連邦環境省プレスリリース： 連邦環境省は原子力発電所の近所に住む子どものガン発生率に関する研究結果を再検討するように指示 発表日：2007年12月8日 2007年12月8日のドイツの新聞とテレビは一斉にトップで、５歳以下の子どもでは住む場所が原発に近ければ近いほど、ガン（含む、白血病）に罹る確率が高くなるという連邦放射線保護庁(BfS)が同日に発表した研究結果を報道した。 この研究は、全ドイツの子どものガンの記録簿によって、２３年間にわたるガンの発生と住居から原発までの距離（２５ｍの精度で決定）との相関を統計的に調べたもの。 この研究は有意の相関を結論するが、その方法が純粋に統計的なため、連邦環境省は放射線保護委員会（BfSとはまったく別の中立の機関）に研究結果の再検討を指示した。 関係情報源： ●ドイツ連邦放射線保護庁(BfS)によるプレスリリース（英語版） （08/02/12 追加） http://www.bfs.de/en/bfs/presse/pr07/pr0712 Press Release 012 as of 2007/12/10 Childhood cancer risk in the vicinity of nuclear power plants: President Ko"nig presents results http://www.bfs.de/en/bfs/presse/pr07/pr0714.html Press Release 014 as of 2007/12/19 BfS and GCCR jointly support results of the childhood cancer study http://www.bfs.de/en/kerntechnik/papiere/Expertengremium.html Statement by the external BfS panel of experts on the KiKK study ●ドイツ連邦放射線保護庁(BfS) http://www.bfs.de/en/kerntechnik/papiere/kikk.html プレスリリース、背景情報およびフルレポート（すべてドイツ語）がここからダウンロードできる。なお、英文資料を準備中。 ●ドイツ語報道 http://www.sueddeutsche.de/,tt3m1/wissen/artikel/504/147161/ http://www.spiegel.de/wissenschaft/mensch/0,1518,522113,00.html http://www.wdr5.de/sendungen/leonardo/1038187.phtml http://www.zeit.de/2007/51/AKW http://www.zeit.de/2007/51/AKW-Interview http://www.zeit.de/online/2007/50/krebsrisiko-akws-kinder-analyse ●英語報道 http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2994904,00.html http://www.reuters.com/article/scienceNews/idUSL0867723820071208 以上 編集者注 日本では時事通信（2007年12月10日）や東京新聞（2007年12月12日）で報道されるより前の2007年12月8日に、下記ブログで「ドイツの原発周辺で小児白血病の発症率が高いと報告された 」との記事が取り上げられた。 http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/53587703.html |