EPAが農薬小売店にダイアジノンの販売停止期日が間近であることを喚起

情報源:EPA Press Advisory, September 30, 2004
EPA Reminds Pesticide Retailers Diazinon 'Stop-Sale' Date Approaching
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/b1ab9f485b098972852562e7004dc686/ed9771f02066e58d85256f1f005e8cff!OpenDocument

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会
掲載日:2004年11月25日


 EPA は小売店に対し、2004年12月31日が家庭における芝生用及び園芸用ダイアジノン(屋外使用)の販売停止期日であることを喚起する通知を発行した。本年末以降にアメリカで農業用以外の屋外使用ダイアジノンを販売することは違法となる。
 これは EPA とダイアジノン登録者との間で取り交わされた殺虫剤ダイアジノンの住宅地における全ての使用を段階的に停止し排除するという合意の一環である。家庭における芝生及び園芸用としてのダイアジノンの使用を止めることは、殺虫剤の特に子どもに対するリスクを減少するための1996年食品品質保護法(1996 Food Quality Protection Act)に基づく EPA の取り組みの一部分である。
 ダイアジノンの登録者はこれらの製品を市場から取り除き、販売されることがないようにするために”買戻し”計画を申し出ている。登録者は開封されていない、未使用の屋外住宅用製品を小売店または調剤店から買い取るであろう。小売店は2005年3月31日までに保有するダイアジノン製品を製造元に引き取らせるためにあらゆる努力をしなくてはならない。
 消費者は住宅用ダイアジノン製品を添付ラベルの指示と注意に従って使用してもよい。もし、消費者が使用を止めることを選択するなら、適切な廃棄に関する情報を得るために州または地方の危険廃棄物計画または地方の個体廃棄物収集サービスに是非連絡すべきである。消費者は殺虫剤を流しやトイレ、排水溝、または水中には決して投棄しないよう求められる。
 地方政府は、消費者がダイアジノン製品を家庭危険廃棄物収集所まで持っていくことを勧告するかもしれない。有機リン系殺虫剤ダイアジノンはアメリカでは屋内並びに芝生及び園芸用殺虫剤として最も広く使用されていたものの一つである。
 この製品の全ての屋内用途の登録は2002年12月31日に取り消され、販売は禁止された。ダイアジノンに関する詳しい情報は下記ウェブサイトで入手できる:
http://www.epa.gov/pesticides/op/diazinon.htm


化学物質問題市民研究会
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