女性版クールビズに関する3団体の再要望と環境省による再回答

紹介:化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/

掲載日:2013年6月13日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/iken/2013/130605_super_coolbiz_MoE_reply.html

反農薬東京グループ、香料自粛を求める会、及び当研究会は、2013年6月2日付で、環境省に対して 「スーパークールビズに関する要望と質問」 を提出し、それに対して環境省から2013年6月5日付で回答がありました。しかし、環境省のこの回答は不十分なので、2013年6月10日付で3団体は女性版クールビズに関する再要望を提出したところ、環境省かすぐに再回答がありましたので、3団体の再要望と環境省の再回答を紹介します。

 環境省はまだ、”現在、過敏症の症状と化学物質との因果関係は不明であり、調査、研究が行われている状況であるが、・・・”などと述べているが、患者にとっては、因果関係が証明されようとされまいと、香料に反応して苦しい症状がでるのが現実である。環境省は、アパレル産業や流通産業、化粧品産業などの振興のためのクールビジネスに金と人と時間を使うのではなく、このような患者が出ないようにするのが行政としえのの仕事ではないのか? おかみや産業にクールビズなどと言われなくても、女性は自分で考えるし、男性は背広・ネクタイ不要の通知ひとつで、涼しく過ごせる。


  2013年6月10日
3団体による女性版クールビズに関する再要望


環境省 国民生活対策室
室長補佐 佐藤 匡廣様
相澤 和春様
矢崎 孝治様
2013年6月10日
反農薬東京グループ(連絡先:代表 辻 万千子)
香料自粛を求める会
化学物質問題市民研究会


 このたびは、女性版スーパークールビズにおける香り付き商品の奨励に関し、 わたしたちの要望を受け止め、該当の部分を削除していただきありがとうござい ました。

 また、一部のマスメディアでは削除が報道されているようですが、貴省のホーム ページ上には修正した旨とその経緯が記載されておりません。

 そこで、以下の要望をいたしますので早急にご回答下さい。

  1. 今回の修正について、改めて報道発表およびホームページ上に修正した経緯等を記載してください。

  2. 貴省が、「女性のクールビズについて」を通知した行政部署や関連団体等に、修正内容とその経緯を知らせてください。

  3. 貴省が、クールビズ・プロモーション協議会と共催で、実施しておられる「スーパークールビズ2013 キックオフ・イベント」においても、当該記載がある文書の配布はやめるとともに、修正アナウンスを御願いします。

2013年6月11日
女性版クールビズに関する環境省の再回答


反農薬東京グループ 代表 辻様

 環境省国民生活対策室の矢アです。
 再度要望いただいた件について下記の通り回答いたします。

 先般ご要望いただいた記述の削除した経緯については、現在、過敏症の症状と化学物質との因果関係は不明であり、調査、研究が行われている状況であるが、「消費者庁事故情報データバンクシステム」における情報によれば、本件が高い関心事項であることを踏まえ、ホームページの修正を行うことにしました。

  1. 今回の修正について、改めて報道発表およびホームページ上に修正した経緯等を記載してください。

    →修正の経緯が上記の通りであることから、現状修正経緯を掲載する予定はありません。

  2. 貴省が、「女性のクールビズについて」を通知した行政部署や関連団体等に、修正内容とその経緯を知らせてください。

    →クールビズは一般的な呼びかけであることから行政部署や関連団体への通知はしておりません。

  3. 貴省が、クールビズ・プロモーション協議会と共催で、実施しておられる「スーパークールビズ2013 キックオフ・イベント」においても、当該記載がある文書の配布はやめるとともに、修正アナウンスを御願いします。

    →当該記載のある文書の配布はいたしません。ただし、経緯が上記の通りであることから、修正アナウンスを行う予定はありません。

メディア報道


化学物質問題市民研究会
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