2011年3月10日
KEMI スウェーデン化学物質庁
有害物質のない日常環境のための行動計画
ナノ物質にも注力する

情報源:KWMI Swedish Chemicals Agency, March 10, 2011
Action plan for a toxin-free everyday environment
Chemical risks in everyday life must be reduced
http://www.kemi.se/templates/News____6537.aspx

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会
掲載日:2011年4月7日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/saicm/news/KEMI_110310_Action_plan.html


 2010年12月にスウェーデン政府は、スウェーデン化学物質庁(KemI)に、有害物質のない日常環境のための国家行動計画を策定することを委託した。同計画は2011年から2014年の間、適用される。

 現在、日用品中の化学物質リスクに多くの注意が払われるようになっている。KemI は数年間、この作業に関わっており、この取り組みを強化することができる。我々は、子どもたちは化学物質の影響に脆弱なので、子どもたちに焦点を合わせようとしていると、KemI 長官ニーナ・クロミニエルは述べている。

 重要な措置は、EUの立法を検証し、製品中の有害化学物質の存在を厳しく制限する方法で、それを強化するために活動することである。製品を製造し輸入する会社は、大々的に有害な化学物質を代替すべきであり、この取り組みで支援されるであろう。成形品の検査方法を強化する活動が拡大され、消費者への情報は、日常生活で情報に基づく選択ができるようにするために改善されるであろう。

 KemIが注力しようとしているのは、内分泌かく乱物質、組み合わせ影響(いわゆるカクテル効果)及びナノ物質に関連するリスクの領域である。

 その目標は、スウェーデンが、新たな禁止と制限の提案においてEU加盟国の中で主導的な国になることである。世界中で有害化学物質の使用を制限するための世界的な協力を強化することもまた求められるであろう。この行動計画は、他の政府機関、産業界、研究者、環境及び消費者団体との協力と対話をもたらすであろう。

 私は、今後数年間にわたり取り組むであろうパートナーシップが、日々の生活における化学物質リスクの削減をもたらすであろうことを確信すると、KemI 長官ニーナ・クロミニエルは述べている。

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訳注:関連情報



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